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【Nano Banana】GeminiでAIフィギュア化画像を作る方法!やり方・プロンプトを解説【無料】

この記事のポイント

  • Googleの画像生成AI「Gemini(Nano Banana)」を使い、写真やイラストから高品質なフィギュア風画像を生成できる
  • Google AI Studioに画像をアップロードし、簡単なプロンプト(指示文)を入力するだけで作成可能
  • スケール感、素材、ポーズ、背景、台座、パッケージなどを指定するプロンプトで品質が向上
  • 人物だけでなく、ペット、車、食べ物など多様なテーマでフィギュア化やジオラマ風の生成を楽しめる
  • 既存キャラクターなど第三者の著作権・肖像権を侵害しないよう、入力画像や公開には注意が必要
坂本 将磨

監修者プロフィール

坂本 将磨

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Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入DX推進を支援。


「自分の写真やイラストが、本物のフィギュアみたいになったら…」SNSで話題の「AIフィギュア化」に、あなたも挑戦してみませんか?
特にGoogleの最新画像生成AI「Gemini」を使えば、専門知識がなくても、まるで製品のようなリアルなフィギュア風画像を誰でも簡単に作成できます。しかし、どうすれば高品質な画像が作れるのか、そのコツや注意点を知りたい方も多いでしょう。

本記事では、このGeminiを使った「AIフィギュア化」について、その基本から応用までを徹底的に解説します。
Google AI Studioでの具体的な使い方、クオリティを劇的に向上させるプロンプト術、人物・ペット・モノなどテーマ別の実践例、そして最も重要な著作権の注意点まで、詳しくご紹介します。

11月18日発表された最新モデル「Gemini 3」については以下の記事で詳しく解説しています。
▶︎Gemini 3とは?使い方や料金、Antigravityなど新機能を解説!

話題の「AIで画像をフィギュア化」とは?

「AIフィギュア化」とは、AI技術を利用して、元の画像の被写体をプラスチックやPVC素材などで作られたフィギュアのような質感に変換し、画像として生成する技術です。

このブームを牽引しているのが、Googleの画像生成AI「Gemini」です。その高い性能の背景には、いくつかの特徴があります。

AIフィギュア化の裏側にある『Nano Banana』とは?

まずは、「なぜテキストだけでこれほどリアルなフィギュアが作れるのか?」という疑問にお答えします。その秘密は、Googleの最新AI『Nano Banana』の圧倒的な性能にあります。

『Nano Banana』(Gemini 2.5 Flash Image) の概要

『Nano Banana』は、単なるテキストからの画像生成(Text-to-Image)を主目的としたAIではありません。その本質は、既存の画像を人間のように深く「理解」し、自然言語の指示だけで極めて高度な編集・加工を行うことに特化した、次世代のマルチモーダルAIモデルです。

従来の画像生成AIが苦手としてきた大きな課題の一つに、「被写体の一貫性維持」がありました。例えば、ある人物の画像の服装だけを変えようとしても、顔や髪型まで別人になってしまうケースが頻発していました。

しかし、『Nano Banana』はこの課題を大きく前進させました。元の画像に含まれる人物の顔の造形、髪型、体型といったアイデンティティを高い精度で維持したまま、「服装をジャケットに変える」「ポーズを腕組みにする」「背景を近未来都市にする」といった、根本的な変更を加えることが可能です。

この「AIフィギュア化」は、まさにその能力を最大限に活用した応用例です。AIは元の写真の人物を「一個の連続した存在」として認識し、その質感や存在形式だけを「プラスチック製のフィギュア」へと、まるでデジタル原型師のように再構築しているのです。


『Google AI Studio (Nano Banana)』でAIフィギュアを作る方法

「AIフィギュア化」は、一部のスマートフォンアプリやChatGPTでも試すことが可能ですが、本記事で紹介するような高品質な画像編集を行うには、Googleの最新モデルを無料で利用できる『Google AI Studio』が最もおすすめです。

本記事では、無料で利用で利用できる『Google AI Studio』を使った方法を中心に解説します。

1.【アイデア出し】何をフィギュアにするか決める

まずは、あなたがフィギュアにしたい「元ネタ」となる写真を用意しましょう。スマホに入っているお気に入りの一枚でOKです。どんな写真でも、素敵なフィギュア風画像に生まれ変わります。

  • 人物: 自分のプロフィール写真(全身が写っているものがおすすめ)
  • ペット: 飼っている犬や猫の写真
  • お気に入りのアイテム: 愛車、スニーカー、楽器など
  • 美味しそうな食べ物: ケーキ、ハンバーガー、ラーメンなど


もちろん、写真を使わずに言葉だけでゼロから作ることもできますが、この記事ではお手持ちの写真をアップロードして変換する方法を中心に解説していきます。

2.【プロンプト入力】基本のテンプレートでフィギュア化を実行

今回は、以下の全身写真を利用してみます(画像はWhiskで作成)。

素材写真

この画像を『Google AI Studio』にアップロードし、以下の基本となるプロンプト(テンプレート)を入力します。

Create a 1/7 scale commercialized figurine of the characters in the picture, in a realistic style, in a real environment. The figurine is placed on a computer desk. The figurine has a round transparent acrylic base, with no text on the base. The content on the computer screen is a 3D modeling process of this figurine. Next to the computer screen is a toy packaging box, designed in a style reminiscent of high-quality collectible figures, printed with original artwork. The packaging features two-dimensional flat illustrations.

画像をアップロード


すると、元の写真の人物が、指示通り精巧なフィギュアとして生成されました。
_生成された画像_

フィギュア本体のリアルな質感はもちろん、プロンプトの指示を忠実に再現した、イラスト風のアートワークが特徴的なパッケージも、一つの完成されたスタイルとして非常に魅力的です。

フィギュア化された画像_

【スマートフォン編】スマホでの生成手順

PCだけでなく、スマートフォンでも同様に高品質な画像を生成できます。特別なアプリのインストールは不要です。

  1. スマートフォンのWebブラウザ(SafariやChromeなど)で『Google AI Studio』の公式サイトにアクセスし、Googleアカウントでログインします。

  2. トップページから、「Try Nano Banana」を選択します。
    try nano banana

  3. プロンプト入力欄にあるアイコンをタップして、スマートフォン内のフォトライブラリからフィギュアにしたい画像をアップロードします。
    そして、PC版と同様に、基本となるプロンプト(テンプレート)をコピー&ペーストで入力します。
    画像アップロードとプロンプトの入力

  4. 生成ボタンをタップし、画像が完成するのを待ちます。完成した画像は、長押しして保存するか、ダウンロードボタンから保存できます。
    生成された画像_1


操作画面はスマートフォンに最適化されていますが、基本的な手順はPC版と全く同じです。


5つのテーマで挑戦!AIフィギュア化を試してみた

基本がわかったところで、より具体的な「人物」「ペット」「モノ」「食べ物」の4つのテーマで、お手持ちの写真をフィギュア画像に変換する過程をレポートします。

【モノ編】愛車が精巧なミニチュアモデルに!

  1. 続いて、現代的な高級スポーツカーの全身写真を使います。
    高級スポーツカーの全身写真の画像t

  2. AIは「figurine」という単語を柔軟に解釈し、車に対しては「ミニチュアモデル」として出力してくれました。パッケージも、車製品らしいクールなデザインに自動で調整されています。
    ハンバーガーとポテトが写った皿全体の画像

【食べ物編】シズル感のある一皿が食品サンプルに!

  1. ハンバーガーとポテトが乗ったお皿全体の写真を使います。
    ハンバーガーとぽての画像

  2. これもまた、全く同じ、基本のプロンプトを入力します。
    食品サンプル風になったハンバーガー
    食品サンプル風になったハンバーガーの画像


食べ物に対しては、「食品サンプル」として解釈してくれました。PCデスクという無機質な背景と、美味しそうな食品サンプルの対比が、非常にユニークなアート作品を生み出しています。

【風景編】静寂の庭が、手のひらサイズの情景モデルに!

  1. 今度は、「風景」に挑戦します。テーマは、静寂な日本の禅寺の石庭(枯山水)です。
    日本の禅寺の石庭の写真

  2. これまでと同じ基本プロンプトを入力すると、AIは入力された画像を「風景写真」と理解し、それをフィギュアや模型の世界で最も相応しい形式、つまり「箱庭のような情景モデル」として見事に表現してくれました。
    ここに、石庭のジオラマ模型風の画像


砂紋(さもん)の繊細な模様や、苔むした岩の質感までリアルに再現されており、AIの高度な解釈能力が光ります。パッケージも、まるで「盆栽キット」や「情景モデルキット」のような、テーマに完璧に合ったデザインに自動で調整されています。

【ペット編】愛するペットが特別な一体に!

  1. 次に、キャットタワーの上で丸まって眠っている猫の写真を使ってみます。
    キャットタワーの上で丸まって眠っている猫の全身写真の画像

  2. この作例で注目すべきは、AIが「猫」という被写体だけでなく、その猫が乗っている「キャットタワー」まで含めて、一つの情景として解釈してくれた点です。
    キャットタワーごとフィギュア化された猫の画像


単なる猫のフィギュアではなく、キャットタワーの一部を台座としたまるで「ジオラマ」のような、物語性のある作品が生成されています。

元の写真が持つ穏やかな雰囲気はそのままに、猫とキャットタワーの関係性までを一つの立体物として見事に「翻訳」した、AIの高度な解釈能力が光る作例です。

【こだわり編】パッケージを指定して”製品感”を演出する

フィギュアの魅力を引き立てるパッケージまで生成できるのがGeminiの面白い点です。実際の玩具で使われるパッケージ形式を知り、プロンプトで指定することで、より"製品らしさ"を演出できます。

パッケージのデザインまとめ

まずは、代表的なパッケージ形式とその特徴を一覧でご紹介します。この表で全体像を把握し、続く詳細な比較をご覧ください。

パッケージ形式 特徴 AIプロンプトでの指定例
ウィンドウボックス 箱の一部が透明で中身が見える形式。最も一般的。 in a window box packaging
カード付きブリスター 透明プラスチックを台紙に固定する形式。アクションフィギュアに多い。 in a blister card package
チューブ型 円筒形の透明な容器。カプセルトイなどに近いイメージ。 in a clear tube package
ブラインドボックス 中身が見えない箱。何が出るか分からないコレクタブルフィギュアで使われる。 in a sealed blind box

パッケージごとの生成例とプロンプト

以下に、基本プロンプトのパッケージ部分を差し替えた、7パターンのプロンプト全文を記載します。

パッケージの生成イメージの参考にしてみてください。


ウィンドウボックス (Window Box)

フィギュアパッケージとして最も一般的な形式です。箱の一部が透明な窓になっており、フィギュア本体のデザインをしっかりと見せつつ、箱全体のアートワークも楽しむことができます。

ウィンドウボックス
ウィンドウボックスに入ったフィギュアの生成例

プロンプト
Create a 1/7 scale commercialized figurine of the characters in the picture, in a realistic style, in a real environment. The figurine is placed on a computer desk. The figurine has a round transparent acrylic base, with no text on the base. The content on the computer screen is a 3D modeling process of this figurine. Next to the computer screen is its high-quality window box package, printed with original artwork.


カード付きブリスター (Blister Card)

厚紙の台紙(カード)に、フィギュアの形に合わせた透明なプラスチックカバーを接着した形式です。往年のアクションフィギュアで多用され、レトロな雰囲気を演出するのに最適です。

カード付きブリスター
カード付きブリスターに入ったアクションフィギュアの生成例

プロンプト
Create a 1/7 scale commercialized figurine of the characters in the picture, in a realistic style, in a real environment. The figurine is placed on a computer desk. The figurine has a round transparent acrylic base, with no text on the base. The content on the computer screen is a 3D modeling process of this figurine. Next to the computer screen is its retro-style blister card package.


チューブ型 (Clear Tube Package)

円筒形の透明なプラスチック容器で、カプセルトイやミニフィギュアの陳列によく使われます。省スペースでコレクションしやすく、中身をクリアに見せられるのが特徴です。

プロンプト
Create a 1/7 scale commercialized figurine of the characters in the picture, in a realistic style, packaged inside a clear tube with a colorful cap. The entire package is placed on a computer desk in a real environment. The content on the computer screen behind it shows the 3D modeling process of this figurine.

生成例:
チューブ型パッケージに入ったミニフィギュアの生成例


ブラインドボックス (Blind Box)

中身が分からないように密封された「お楽しみ箱」です。何が出るか分からないワクワク感が魅力で、コレクタブルフィギュアの定番形式です。プロンプトでは、フィギュア本体と並べて飾る情景を生成します。

ブラインドボックスの生成例

プロンプト
Create a 1/7 scale commercialized figurine of the characters in the picture, in a realistic style, placed on a computer desk in a real environment. The figurine has a round transparent acrylic base with no text. Next to the figurine is its sealed blind box, covered in colorful graphics. The computer screen behind them shows the 3D modeling process.


高品質なAIフィギュアを生成するプロンプト術

生成される画像の質は、プロンプトの内容によって大きく変わります。以下は、より高品質な画像を生成するためのコツです。

  • 具体的な指示を与える
    「1/7 scale」(7分の1スケール)や「made of PVC(PVC素材製)」など、具体的な数字や素材感を指定することで、AIの解釈精度が向上します。

  • 背景や台座まで細かく指定する
    「on a computer desk」や「a round transparent acrylic base」のように、フィギュア本体以外の周辺要素を細かく定義することで、画像のリアリティが格段に向上します。

  • 参照するスタイルを明確にする
    「in the style of Japanese PVC figures」のように、どのようなスタイルを参考にしてほしいかを伝えることで、より理想に近い画像が得られやすくなります。

  • 複数のプロンプトを試す
    同じ画像でも、プロンプト内の単語を少し変えるだけで、雰囲気の異なる多様な作品が生成されます。様々なパターンを試すことをお勧めします。


基本がわかったところで、お手持ちの写真をよりイメージに近いフィギュア画像に変換するための、具体的なキーワードを目的別に整理しました。

基本のプロンプトテンプレートを、これらのキーワードで自由にカスタマイズしてみてください。

フィギュア本体のスタイルを指定する

まずは、フィギュアそのものの見た目を調整するためのキーワードです。スケール感や素材、ポーズなどを指定することで、オリジナリティが生まれます。

キーワードの種類 プロンプト例
スケール・種類 - 1/8スケールのフィギュア (a 1/8 scale figure)
- デフォルメされたちび風フィギュア (a deformed chibi-style figure)
- リアルなアクションフィギュア (a realistic action figure)
- 粘土で作られたフィギュア (a clay-made figure)
素材・質感 - 光沢のあるPVC製 (made of glossy PVC)
- マットな質感のフィギュア (a matte-textured figure)
- メタリック塗装されたパーツ付き (with metallic-painted parts)
- 透明なレジン製フィギュア (a clear resin figure)
ポーズ・表情 - 躍動的なアクションポーズ (in a dynamic action pose)
- 穏やかに微笑む表情 (with a gentle smiling expression)
- 威厳のある立ち姿 (standing in a dignified pose)
- 可愛いウィンクの表情 (a cute winking expression)

背景や演出で世界観を創り出す

次に、フィギュアを置く環境や付属品を調整して、より「作品」らしく仕上げるためのキーワードを紹介します。

キーワードの種類 プロンプト例
設置場所・背景 - ガラスのショーケースに置かれた (placed in a glass showcase)
- 柔らかな光が当たる木製のテーブルの上 (on a wooden table with soft lighting)
- 近未来的な街並みの背景 (with a futuristic cityscape background)
- シンプルな白背景 (against a simple white background)
台座のデザイン - 岩のようなジオラマ台座 (on a rock-like diorama base)
- シンプルな黒い円形台座 (a simple black circular base)
- ロゴ入りの透明アクリル台座 (a transparent acrylic base with a logo)
- 魔法陣のエフェクト付き台座 (a base with magic circle effects)
パッケージ - 日本のアニメ風パッケージ箱 (a Japanese anime-style packaging box)
- レトロなおもちゃ風のブリスターパック (a retro toy-style blister pack)
- 豪華なコレクターズエディションの箱 (a luxury collector's edition box)
- パッケージ箱なし (no packaging box)

【上級編】プロンプト設計の思考法

ここまでは、具体的なプロンプトの「キーワード」に焦点を当ててきました。しかし、AIの性能を真に引き出すためには、キーワードを並べるだけでなく、その背景にある「プロンプトの設計思想」を理解することが不可欠です。

この章では、より一歩踏み込み、Geminiの特性を最大限に活かすための、高度なプロンプト設計の思考法を解説します。

1. 「目的」から逆算するプロンプト設計フレームワーク

優れたプロンプトは、いきなり書き始めるのではなく、まず目的を明確に定義することから生まれます。以下の3つの要素を事前に整理することで、指示の精度が格段に向上します。

要素 内容 具体例
目的 (Objective) 最終的にどのような画像を得たいのか。その画像の用途は何か。 SNSのプロフィール画像として、少しデフォルメされた可愛いフィギュアが欲しい。
被写体 (Subject) 何をフィギュア化するのか。元の素材(画像)は何か。 自分で撮影した愛犬(トイプードル)の写真。
制約条件 (Constraints) 画像に含めたい「必須要素」と、含めたくない「除外要素」。 ・台座はシンプルな円形にする
・背景は無地の白
・パッケージは不要

<r>このフレームワークに沿って思考を整理することで、プロンプトに含めるべき情報と、除外すべき情報が明確になり、AIへの指示が具体的かつ的確になります。

2. 「やってほしくないこと」を伝えるネガティブプロンプトの重要性

高品質な画像を生成するためには、「〜してください」という肯定的な指示だけでなく、「〜はしないでください」という否定的な指示(ネガティブプロンプト)が極めて重要です。

意図しない要素(例: 不自然な文字、実在するロゴ、背景のぼかし)の生成を防ぎ、アウトプットの質を安定させることができます。


Stable DiffusionのようなAIでは専用の入力欄が用意されていますが、Geminiでは「文章の中で否定形を使って明確に指示する」のが最も効果的です。

【Geminiにおけるネガティブプロンプトの記述例】

  • on a simple circular base, with no text on the base.
    (シンプルな円形の台座の上に、台座には文字を入れずに。)

  • The background should be a simple white, avoiding any blurry effects.
    (背景はシンプルな白にして、ぼかし効果は避けてください。)

  • Please make sure the final image does not include any copyrighted logos or characters.
    (最終的な画像に、著作権で保護されたロゴやキャラクターが含まれないようにしてください。)

【応用編】作ったAIフィギュアを“動かす/3D化する”

Geminiで生成したお気に入りのフィギュア画像を、さらに動かしたり、3Dデータにしたりする応用的な楽しみ方もあります。一枚の画像から広がる、次のクリエイションに挑戦してみましょう。

Veo / Runway / Pika Labs で動画化

同じくGoogleの動画生成AI「Veo3」や、「Runway」「Pika Labs」といった動画生成AIツールを使えば、作成したフィギュア画像を元に、数秒のショートアニメーションを簡単に作成できます。

「ゆっくり右に回転する」「手を振る」といった簡単な指示(プロンプト)を与えるだけで、フィギュアに命を吹き込み、SNSなどで共有するのに最適なコンテンツが生まれます。

Meshy / Hunyuan3D で3Dモデル化

「Meshy」や「Hunyuan3D」などのAIツールは、一枚の画像から3Dモデルを生成する驚きの機能を持っています。

ここで生成した3Dモデルは、3Dプリンターで実際に出力して物理的なフィギュアとして手に取ったり、AR(拡張現実)技術を使って自分の部屋に配置して鑑賞したりといった、デジタルと現実を繋ぐ未来的な活用が可能です。

フィギュア化ががうまくいかない場合の対処法

指示通りに生成されない場合、いくつかの原因が考えられます。主な対処法を以下にまとめました。

エラー内容 原因 解決策
イメージと違うポーズになる 指示が曖昧 プロンプト内で「腕を組んでいるポーズ」など、ポーズをより具体的に記述する
パッケージが生成されない プロンプトの要素不足 パッケージに関する記述(packaging boxなど)を確実に含める
処理が途中で止まる サーバーの負荷 時間帯をずらして再試行する(深夜〜早朝が比較的安定している傾向)

AIフィギュア画像を作る際の著作権について

AIによる創作活動において、著作権への配慮は不可欠です。安心して利用するために、以下の点を必ず確認してください。

画像生成(生成AI)の著作権で考えるべきこと

現在の日本の法律では、AI生成物の著作権帰属について、明確な判例が蓄積されているわけではありません。

文化庁の見解によれば、AIはあくまで道具であり、人間が創作的意図をもってプロンプト等に工夫を凝らし、そこに創作的寄与が認められる場合、その人間(ユーザー)が著作者となり得るとされています。

しかし、最も注意すべきは、生成の元となる入力画像の権利です。

既存キャラクターの画像を利用するリスク

アニメやゲームのキャラクター、タレントの写真など、第三者が著作権・肖像権を持つ画像を無断で入力データとして使用し、生成した画像をSNS等で公開する行為は、著作権侵害等に該当する可能性が極めて高いです。
私的利用の範囲を逸脱した利用は避けるべきです。必ず、自身で撮影・作成した写真やイラストなど、権利上問題のない画像を使いましょう。

生成画像に既存のロゴなどが偶然含まれてしまった場合の注意点

AIが学習データの影響で、意図せず実在する企業のロゴやデザインに酷似したものを生成することがあります。こうした画像を公開した場合、商標権の侵害と見なされるリスクがあるため、生成物は公開前に慎重に確認する必要があります。

【関連記事】
▶︎AIで生成した作品の著作権はどうなる?注意点や実際の事例を徹底解説


AIフィギュア化の商用利用について

結論から言うと、広告利用を含む商用利用でNano Bananaを使う場合は、Google Workspace with Gemini または Vertex AI を利用する必要があります
これはGoogle公式ノートで明示されており、体験用のAI Studioは推奨されていません。規約上禁止ではないものの、入出力データが品質改善に利用されるため、商用には不向きです。

AI Studioを商用で使う前に必ず知っておきたいこと

AI Studioは「まず試す」には最適ですが、商用制作では前提条件が異なります。

  • 禁止は明記されていないが、推奨されていない
  • 無料枠では入出力が品質改善に利用されるため、機密や未公開案件には不向き
  • 商用公開や広告利用を前提とする場合は、Workspace with Gemini または Vertex AI が安全

どの経路を選ぶべきか(用途別の目安)

商用可否やデータの扱いは利用経路によって異なります。

利用経路 商用利用の目安 データ取扱いの目安
Google AI Studio(無料枠) 体験・検証向け。商用品質には非推奨 入出力が品質改善に利用される可能性あり
Gemini API(Developer API) 有料(課金あり)なら商用利用可。小〜中規模案件に適合 有料利用では入出力が改善利用されない運用
Vertex AI(Google Cloud) エンタープライズや監査要件ありの案件に推奨 GCP契約・DPA準拠。リージョン/セキュリティ制御あり

サードパーティアプリ経由で使う場合の注意点

Geminiを利用したサードパーティアプリ(例:画像生成アプリや業務支援ツール)を使う場合は、Googleの規約とアプリ側の規約の両方が適用されます

  • Google規約が優先
    → Googleが禁止している用途(例:AI Studioで広告素材を商用利用するなど)は、アプリが「OK」と書いていてもNG。

  • アプリ規約は追加条件
    → アプリ独自の利用制限(例:生成物の商用禁止、二次配布禁止など)があれば、それにも従う必要がある。


つまり、最低限はGoogle規約を守ることが必須であり、その上でアプリの規約も順守する必要があるという二重構造になります。

【参考】Google API関連の利用規約

詳細は必ず一次情報を確認しましょう。

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まとめ

本記事では、Googleの最新AI『Nano Banana』を使い、オリジナルの「AIフィギュア」画像を誰でも簡単に作成する方法を、具体的なプロンプトから応用例まで網羅的に解説しました。

この記事で最もお伝えしたかったのは、たった一つの強力な基本プロンプトが、入力する画像のテーマ(人物、ペット、車、風景など)をAIが自ら解釈し、それぞれに最も相応しい立体物(フィギュア、ジオラマ、ミニチュアモデルなど)へと創造的に「翻訳」してくれる、その驚きと面白さです。

専門知識はもう必要ありません。この記事で紹介したプロンプトをテンプレートとして、あなただけの創作活動をぜひ始めてみてください。

ただし、繰り返しになりますが、AIによる創作活動を楽しむ上で、他者の権利への配慮を忘れず、ルールを守って安全に利用することが何よりも大切です。

その上で、あなただけの素晴らしい作品作りをお楽しみください!

監修者
坂本 将磨

坂本 将磨

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入DX推進を支援。

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