この記事のポイント
ChatGPT Goは月額8ドル(Web版)で、無料版の10倍のメッセージ送信・画像生成が可能
codexやタスク機能、レガシーモデルへのアクセスなどは非対応
利用モデルは「GPT-5.2 Instant」が中心で、thinkingにはアクセスできるが、上限や扱いはPlus/Proとは異なる。
コンテキストウィンドウは無料版の2倍(32K)に拡張され、Plusプランと同等
有料プランだが広告が表示される仕様(米国でテスト開始)により低価格を実現している

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。
「無料版では制限ですぐに止まってしまうが、月額20ドルのPlusプランはハードルが高い」
そんなユーザー待望の低価格プラン「ChatGPT Go」が、本日より日本を含むすべての地域で提供開始されました。
ChatGPT Goは月額8ドル(約1,200円)で、無料版の「10倍」のメッセージ送信や画像生成が可能になる高コスパプランです。
本記事では、Goプランの具体的なスペック、広告が表示される仕様、そしてPlusプランで使える「Thinkingモデル」や「Codex」との違いについて徹底解説します。
ChatGPT Goとは?

ChatGPT Goは、OpenAIが提供を開始した新しい低価格サブスクリプションプランです。
2025年8月にインドで先行導入されたこのプランは、瞬く間に同社で最も成長の速いプランの一つとなり、170か国以上での展開を経て、本日ついに日本を含むグローバル全域で利用可能となりました。
ChatGPT Goでできること・Plus/Proとの違い

ChatGPT Goの最大の売りは、明確な「量」の拡大です。一方で、利用できるモデルの「質」や「種類」には、Plusプランとの明確な差が設けられています。
以下に、主要な4つのプラン(Free / Go / Plus / Pro)の違いを整理しましたので、ご自身の用途と比較してみてください。
| 機能・特徴 | Free | Go | Plus | Pro |
|---|---|---|---|---|
| 利用可能モデル | GPT-5.2 Instant | GPT-5.2 Instant | - GPT-5.2 Instant - GPT-5.2 Thinking |
- GPT-5.2 Instant - GPT-5.2 Thinking - GPT-5.2 Pro(無制限*) |
| メッセージ/画像生成 | △ (制限あり) | 10倍 | ◎ (さらに多い) | ◎ (無制限) |
| 広告表示 | あり | あり | なし | なし |
| コンテキストウィンドウ | 16K | 32K | 32K | 128K |
| 過去のチャット記憶 | △ | ○ | ◎ | ◎ |
| Web検索 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 音声モード | △ | ◎ | ◎ | ◎ (無制限) |
| 動画対応音声 | × | ○ | ○ | ○ |
| データ分析 | △ | ○ | ○ | ○ |
| タスク機能 | × | × | ○ | ○ |
| インタラクティブ表 | × | × | ○ | ○ |
| 社内ツール接続 | × | × | ○ | ○ |
| Sora 1 (動画) | × | × | △ | ◎ |
| Sora 2 (動画) | ○ | ○ | ○ | ◎ |
| Canvas | ○ | ○ | ○ | ○ |
| Deep Research | △ | △ | ○ | ○ |
| Codexエージェント | × | × | ○ | ◎ |
| macOSコード編集 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| GPTの作成・共有 | × | ○ | ○ | ○ |
| プロジェクト | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 記録モード | × | × | ○ | ○ |
| 新機能の試用 | × | × | ○ | ○ |
この詳細表から分かる通り、ChatGPT Goは「基本機能の利用上限の拡大」と「コンテキストウィンドウ(32K)への拡張」を実現しています。
一方で、Codex(コーディング)、タスク機能、インタラクティブなグラフ作成といった「生産性・専門性」に関わる機能は、明確にPlus以上のプランに区分されています。
【関連記事】
ChatGPTの料金プラン一覧を比較!無料・有料版の違い・支払い方法を解説
無料版と比較したメリット

ChatGPT Goを利用する主なメリットは、「利用上限の拡大」です。
無料版に比べて以下の点が強化されます。
- メッセージ・画像生成・ファイルアップロードが「10倍」
- コンテキストウィンドウが32Kへ拡張
- 動画対応音声モードの解禁
- GPTの作成・共有が可能に
- データ分析とメモリ機能の強化
1.メッセージ・画像生成・ファイルアップロードが「10倍」
無料プランと比較して、10倍の利用枠(「GPT-5.2 Instant)が提供されます。
制限を気にせずチャットを続けたり、資料を分析したりすることが可能です。
2.コンテキストウィンドウが32Kへ拡張
AIが参照できる情報量(コンテキストウィンドウ)が、無料版の16Kから32Kへと倍増します。
これはPlusプランと同等のスペックであり、長い会話履歴や長文資料を途中で省略されにくくなります。
3.動画対応音声モードの解禁
無料版では利用できない「動画対応の音声モード」がGoプランでは利用可能です。カメラを通じてリアルタイムに視覚情報を共有しながら会話ができます。
4.GPTの作成・共有が可能に
無料版では「GPTの作成・共有」は利用できませんが、Goでは独自のGPTを作成して共有することができます。
よく使う業務フローや社内のFAQを一つのGPTにまとめておき、日常のタスクをGoだけで回す、といった使い方がしやすくなります。
5.データ分析とメモリ機能の強化
Freeでは制限付きだった高度なデータ分析機能や、会話内容を記憶するメモリ機能が、Goではより広い枠で利用できます。
ファイルをアップロードしての分析や、会話をまたいだ「覚えておいて」が効きやすくなり、日常業務に合わせたパーソナライズ度合いが高まります。
このように、Goプランは「日常使いのAI」として非常に優秀です。
「あと少し使いたいのに制限がかかった」「会話の途中で参照が途切れてしまう」といった無料版特有のストレスは、Goプランに切り替えるだけで大きく緩和されるでしょう。
Plusプランと比較したデメリット・注意点

一方で、Plus以上のプランに含まれる「専門機能」は、Goプランでは利用できません。
-
Codex / タスク機能などは非対応
表にある通り、コーディング特化の「Codex」やタスク管理機能は利用できません。(Sora 2は利用可能です)
-
Deep Researchは上限あり
深い調査を行うDeep Research機能は利用できますが、Plusのようにフル機能ではなく「上限あり」の提供となります。
-
レガシーモデルは利用不可
GPT-4oなどの旧モデルを選択することはできません。 常に最新のInstantモデルが自動的に適用されます。
-
新機能へのアクセス権なし
ベータ版機能や新機能をいち早く試す権利(新機能を試せる機会)はGoプランには含まれません。
つまり、プログラミング支援、複雑な論理的思考、あるいはビジネスでの高度なワークフロー構築をAIに求める場合は、GoプランではなくPlusプランを選ぶ必要があります。
ChatGPT Goの料金体系
ChatGPT Goの値段は、契約するプラットフォーム(Webブラウザ経由か、スマホアプリ経由か)によって異なります。
以下の表に、それぞれの契約方法による料金の違いをまとめました。
| 契約方法 | 月額料金 | 年間コストの目安 |
|---|---|---|
| PC/スマホのWebブラウザ | $8 (約1,200~1300円) | 約14,400円 |
| iOS / Androidアプリ | 1,500円 | 18,000円 |
コストを抑えたい場合は、Webブラウザから公式サイトにアクセスしてクレジットカード等で契約することを推奨します。
Web版で契約したアカウントでも、アプリ版でログインすれば問題なくGoプランを利用可能です。
請求通貨・領収書について
Goを含むサブスク料金は、原則としてWeb購入はUSD建てで請求されます(現地通貨での請求は一部の国に限られます)。
一方、アプリ購入は各ストアの請求体系に従い、円建てで課金されます。
領収書・請求書の確認は、Web購入の場合はChatGPTのサブスクリプション管理画面、アプリ購入の場合はApp Store / Google Playの購入履歴から行います。
すでにPlusプランを利用中でダウングレードしたい場合
現在「ChatGPT Plus(月額$20)」を利用しているユーザーも、より安価な「Goプラン(月額$8)」へ切り替える(ダウングレードする)ことが可能です。
「Plusほどの機能は使いこなせていない」「コストを抑えたい」という場合は、以下の手順で変更できます。
切り替えの手順
-
ChatGPTにログインし、プロフィールアイコンから「プランをアップグレードする」をクリック

-
「Goに切り替える」を選択

まずはGoプランに変更予約をしておき、更新日までPlusの機能を使い倒してから移行するのがおすすめです。
ChatGPT Goの回数制限について

OpenAIはChatGPT Goプランの具体的な回数(上限数)を固定値としては公開していません(“Freeより多い/10倍”といった表現が中心です)。
ただし、FreeとPlusは公式に“具体例”として回数が明示されているため、目安として整理しておくと理解が早いです。
| プラン | 公式に明示されている例(テキストの上限) | 補足 |
|---|---|---|
| Free | GPT-5.2は「5時間あたり最大10メッセージ」 | 上限到達後は軽量モデル(mini)に切り替わることがあります。 |
| Go | 「Freeより多い/Freeの10倍」などの表記(固定値は非公開) | モデルや機能ごとに上限が別管理されるため、使い方で体感が変わります。 |
| Plus | GPT-5.2は「3時間あたり最大160メッセージ」 | 一時的に上限が引き上げられる場合があります。 |
Freeが「5時間あたり最大10メッセージ」と明示されており、公式説明ではGoが「Freeより多い」「Freeのおよそ10倍」とされていることから、理屈の上では「5時間あたり最大100メッセージ前後」が1つの目安になります。
【関連記事】
ChatGPT(チャットGPT)の回数制限とは?無料版・有料版の上限と対処法を解説
上限に達するとどうなる?
上限到達時の挙動は、機能やタイミングで変わりますが、一般に次のような動きです。
- 上位モデルの上限に達すると、軽量モデル(mini)にフォールバックすることがあります。
- 画像生成・ファイルアップロード・音声などは“別枠”の上限として管理されることがあり、テキストだけ見ていると「意外と早い/意外と余る」が起きます。
- 制限は一定時間(例:数時間)で順次リセットされます。
ChatGPT Goで「Thinking(推論)」は使える?

OpenAIの料金ページの比較表では、「GPT-5.2 Thinking」の行はFree/Goが「いいえ」、Plusが「拡張」、Proが「無制限」と表示されています。
一方で、英語版ヘルプのWhat is ChatGPT Go?では「ChatGPT Go includes access to reasoning models (“thinking”). To use reasoning, select Thinking from the plus '+' menu.」と案内されており、「Thinkingが使えるのか?」という点でページ間に見かけ上のズレがあります。
これらを踏まえると、次のように整理すると理解しやすくなります。
Free / Go
- 必要に応じて内部的にreasoningモード(thinking mini)を使う場合がある。
- Goではメッセージ入力欄の「+」メニューから「Thinking」を選択し、推論モードを呼び出すことも可能
ただし、前述の通り料金ページ上の「GPT-5.2 Thinking」行はFree/Goともに「いいえ」となっており、Plus/Proのように「GPT-5.2 Thinking」専用モデルとして高い上限が付く扱いではありません。
Plus以上(Plus / Pro / Businessなど)
- モデルピッカーから「GPT-5.2 Thinking」を明示的に選択可能
- 週あたり最大3,000メッセージといった専用の利用枠が設定(自動切り替え分はこの枠にカウントされません)。
つまり、「専用モデルとしてのGPT-5.2 Thinkingをしっかり使いたいかどうか」が、GoとPlus以上を分けるポイントです。
「Thinkingボタンでときどき深く考えさせられれば十分」ならGoでも足りますが、「長文の推論や高度な分析を安定して大量に回したい」場合はPlus/Proが前提になります。
ChatGPT Goの広告表示について
ChatGPT Goの大きな特徴として、有料プランでありながら広告が表示される点が挙げられます。
OpenAIは、FreeおよびGoプランのユーザーを対象に、米国から広告のテスト導入を開始します。
In the coming weeks, we plan to start testing ads in ChatGPT free and Go tiers.
— OpenAI (@OpenAI) January 16, 2026
We’re sharing our principles early on how we’ll approach ads–guided by putting user trust and transparency first as we work to make AI accessible to everyone.
What matters most:
- Responses in… pic.twitter.com/3UQJsdriYR
広告の表示形式
広告は、会話の流れを阻害しないよう配慮されています。
ポップアップなどで作業を中断させるのではなく、ユーザーの質問に対する回答の下部に、関連性の高い情報としてラベル付きで表示される形式です。
例:レシピについて質問した際、回答の下に関連する食品ブランドのリンクが表示される等

広告表示のイメージ(OpenAI公式資料より)
プライバシーとデータ保護
OpenAIは、広告導入にあたり厳格なプライバシー原則を掲げています。
- 会話内容は共有されない: ユーザーの会話データが広告主に共有されることはありません。
- データ販売の禁止: ユーザーデータが広告主に販売されることはありません。
- オプトアウト: 広告のパーソナライズ設定はユーザー側で管理・無効化が可能です。
- 制限事項: 健康、メンタルヘルス、政治などの機微なトピックでは広告は表示されません。
この広告モデルの導入によって、ChatGPT Goは高い性能を維持しながら低価格での提供を実現しています。
もし「広告は絶対に見たくない」という場合は、広告非表示が確約されているPlus、Pro、Business、Enterpriseプランを選択する必要があります。
【関連記事】
ChatGPTについに広告導入!いつから表示?対象プランや表示形式を解説
よくある質問(FAQ)
Goの「10倍」って、何が10倍?
主にテキストメッセージ・画像生成・ファイルアップロードなどの利用枠が、無料版より大きく増えるという意味です。機能ごとに上限が別管理されるため、使い方で体感は変わります。
GoでSoraは使えますか?
料金ページの比較表では、Sora 1はGo非対応で、Sora 2はGoで利用可能となっています。
GoでCodexは使えますか?
GoはCodexエージェント非対応です。コーディング特化機能を重視する場合はPlus以上が候補になります。
Goは法人利用にも向きますか?
個人〜小規模チームの「日常業務の補助」には十分有効ですが、管理機能やセキュリティ、社内ツール連携を前提にする場合はBusiness/Enterpriseが前提になります。
まとめ
ChatGPT Goは、最新のAIモデルを手頃な価格で、かつ大量に利用したいユーザーにとって最適なプランです。
ChatGPT Goが適しているユーザー
- 無料版の「10倍」の容量を使い、制限を気にせずチャットを楽しみたい方
- 普段は「GPT-5.2 Instant」で十分で、必要なときだけ推論を深められればよい方
- 画面内に広告が表示されることを許容できる方
ChatGPT Plusが適しているユーザー
- 「GPT-5.2 Thinking」や「Codex」を使い、深い推論やコーディングを行いたい方
- タスク機能やインタラクティブ表など、生産性機能を重視したい方
- 広告非表示で集中して作業を行いたい方
ご自身の利用頻度や目的に合わせ、最適なプランを選択してください。
まずはWeb版から低価格なGoプランを試し、「もっと深い思考が必要だ」と感じた場合にPlusプランへ移行するという段階的な使い方も可能です。ぜひご自身のスタイルに合ったAI活用を始めてみてください。









