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Copilot Power Pagesとは?その機能や使い方。料金体系を徹底解説!

この記事のポイント

  • Microsoft 365やDynamics 365を既に利用している企業なら、業務ポータル構築にはPower Pagesを第一候補にすべき
  • プログラミング不要でWebサイトを構築したいなら、Copilot in Power Pagesで自然言語指示だけで5分でサイトの基本構造が完成する
  • コンテンツ中心のブログやメディアサイトにはWordPressの方が適しており、Power Pagesは業務データ連携が必要なポータル向き
  • 月額$75(匿名500人)から始められ、30日間の無料トライアルで全機能を試せるため、まず無料トライアルで検証すべき
  • 2026年のAgent API対応でサイト訪問者にAIエージェントが直接サービス提供できるようになり、単なるWebサイトからインテリジェントポータルへ進化している
坂本 将磨

監修者プロフィール

坂本 将磨

XでフォローフォローするMicrosoftMVP

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。

Power Pagesは、Microsoftが提供するPower Platformの一部で、セキュアなビジネス向けWebサイトをローコード環境で構築するためのサービスです。
2026年に入り、GitHub Copilot CLIやClaude Code向けのプラグインがプレビュー公開され、AIによるサイト開発が新たな段階に入りました。

本記事では、Copilot in Power Pagesの主要機能、自然言語によるサイト作成手順、Microsoft 365 Copilotとの関係、料金プラン、そして2026年の最新アップデートまで解説します。
プログラミングの知識がない方でも、AIの力を借りてプロフェッショナルなWebサイトの構築が可能になります。

Copilot in Power Pagesとは(2026年最新ガイド)

Power Pages
Power Pagesの画面

Power Pagesは、Microsoftが提供するPower Platformの一部で、セキュアなビジネス向けWebサイトをローコード環境で迅速に開発・公開するためのサービスです。Copilot in Power Pagesは、このPower PagesにAIアシスタントCopilotが統合されたもので、自然言語での指示だけでサイトの作成、フォームの生成、テキストの挿入、デザインの調整が可能になります。

Microsoft Copilotシリーズは「副操縦士(コ・パイロット)」の意味を持つAIアシスタント群で、Microsoft 365 CopilotはWord・Excel・PowerPointでの業務を支援し、GitHub Copilotはコーディングを効率化し、Copilot StudioはノーコードでAIエージェントを構築するツールです。Power PagesのCopilotは、これらと同じMicrosoftのAI基盤の上で、Webサイト構築に特化した支援を提供します。

AI Agent Hub1

2026年に入り、Power Pagesは単なるローコードWebサイト構築ツールから、AIエージェントを埋め込める「インテリジェントWebプラットフォーム」へと進化しています。以下の表で、2026年時点のCopilot in Power Pagesの基本データを整理しました。

GitHub Copilot/Claude Code連携とAgent APIが変えるPower Pagesの2026年動向

項目 データ
提供元 Microsoft(Power Platformの一部)
サービス種別 ローコードWebサイト構築プラットフォーム
AI機能 Copilotによる自然言語サイト作成、フォーム生成、テキスト生成、AIフォーム入力支援
2026年新機能 Agent API、GitHub Copilot CLI/Claude Codeプラグイン(プレビュー)、セキュリティ・コンプライアンスエージェント
基盤技術 Microsoft Dataverse、Bootstrap 5、Cloud Flow統合
月額料金(サブスクリプション) 認証済みユーザー: $200/100人/サイト/月、匿名ユーザー: $75/500人/サイト/月
従量課金 認証済み: $4/ユーザー、匿名: $0.30/ユーザー


2025 Release Wave 2(2025年10月〜2026年3月)では、Power Pagesに複数の重要なアップデートが追加されました。最も注目すべきは、Power Platformブログで発表されたGitHub Copilot CLIおよびClaude Code向けのPower Pagesプラグイン(パブリックプレビュー)です。このプラグインはテーブルのアクセス許可、Webロール、サイト設定、認証、Web APIパターンを理解し、SPA(シングルページアプリケーション)サイトの構築に関する9つの会話型スキルを備えています。サイトの作成からデプロイ、Dataverseのデータモデル設定、ライブデータ接続、SEO・認証の追加、最終デプロイまでを対話的に実行できます。

Agent APIも新たに追加された重要な機能です。サイト作成者がカスタムチャットやその他のユーザーエクスペリエンスを構築し、Copilot Studioで作成したAIエージェントとシームレスに統合できるようになりました。これにより、Power PagesのWebサイトに高度な対話型AIを埋め込み、訪問者への自動応答や情報提供を実現できます。

さらに、管理者向けにはセキュリティ・コンプライアンスエージェントが導入され、フィッシングやDDoS攻撃などのセキュリティ脅威を監視・軽減する機能が強化されています。プロフェッショナル開発者向けには、Visual Studio Code for the Web拡張機能によるWebページ編集や、ソリューションを使用したPower Pages ALM管理が利用可能になっています。

主要機能と使い方の実践

Copilot in Power Pagesの最大の特徴は、プログラミング知識がなくても自然言語の指示だけでWebサイトを構築できる点です。サイトの種類、対象ユーザー、処理する情報を説明するだけで、Copilotがサイト名、サイトアドレス、ホームページレイアウト、関連テキストや画像を含むHTMLページを自動生成します。以下の表で、AI Copilot機能の全体像を整理しました。

自然言語によるサイト作成・フォーム生成・AIエージェント埋め込みの手順

機能 概要 2026年の注目ポイント
サイト作成 自然言語でサイトの種類・目的を指定し、レイアウト・ページ構成を自動生成 GitHub Copilot CLI/Claude Codeプラグインで開発者向け構築も対応
フォーム生成 フォームの種類を指定するとDataverseテーブルとフォームを自動作成 AIフォーム入力支援で訪問者の入力効率も向上
テキスト生成 サイトに挿入するテキストコンテンツをCopilotが提案・生成 多言語対応の強化
デザイン調整 Bootstrap 5ベースのレスポンシブデザインをCopilotで微調整 テンプレートハブの業界別テンプレート拡充
AIエージェント埋め込み Copilot Studioで構築したエージェントをサイトに統合 Agent APIで匿名ユーザーへのCopilot提供も可能に
セキュリティ管理 匿名アクセス制御、認証プロバイダー管理 セキュリティ・コンプライアンスエージェントによる脅威監視


テーブルの中でも特に2026年の変化が大きいのが、AIエージェント埋め込みとGitHub Copilot CLI連携の2点です。従来はCopilotがサイト作成者をサポートするツールでしたが、Agent APIの導入により、サイト訪問者に対してもAIエージェントが直接サービスを提供できるようになりました。以下で、実際のサイト作成手順を紹介します。

サイト作成の基本手順

Power Pagesにログインします。

Power pagesのサイトにログイン
Power Pagesのサイトにログイン

テンプレートを選択します。業界別のプリセットテンプレートが用意されており、FAQサイト、顧客ポータル、イベント管理サイトなど、目的に応じたテンプレートから開始できます。

Power pagesのテンプレート
Power Pagesのテンプレート

サイトの構造を決定します。ページ階層、ナビゲーション構造、コンテンツの配置をCopilotと対話しながら設定していきます。

サイトの構造を決定する
サイトの構造を決定する

これでサイト自体の初期構成は完了です。テンプレート選択からここまで5分程度で、ノーコードでWebサイトの基本構造が出来上がります。

サイト画像
サイト画像

サイトの全体像ができた後に、Copilotを使ってカスタマイズを進めます。テキストの挿入、フォームの追加、デザインの調整などをCopilotに自然言語で指示できます。

Copilotを利用した画像
Copilotを利用した画像

Copilot利用時の注意点

Copilotが使用できない場合
Copilotが使用できない場合

Power PagesのCopilot機能は、利用可能なリージョンが限定されている場合があります。また、テナント管理者の設定によってはCopilot機能が無効化されていることもあります。Copilotが表示されない場合は、テナント管理者にPower Platform管理センターでのCopilot設定の有効化と、リージョン設定の確認を依頼してください。2026年時点では対応リージョンが拡大されていますが、日本リージョンでの一部機能はプレビュー段階にとどまるものもあるため、事前確認が重要です。

他のサイト構築ツール比較と導入事例

企業のWebサイト構築には複数の選択肢があります。Power Pagesの最大の強みは、Microsoft Dataverseとの統合によるセキュアなデータ管理と、Power AutomateやCopilot StudioなどPower Platform全体との連携にあります。一方、コンテンツマーケティング中心のサイトや、デザイン自由度を重視するケースでは、他のツールが適している場合もあります。以下の表で主要4ツールを比較しました。

WordPress・Wix・Power Appsとの比較と選定基準

項目 Power Pages WordPress Wix Power Apps Portals(前身)
提供元 Microsoft WordPress.org / Automattic Wix.com Microsoft(Power Pagesに統合)
種別 ローコードWebプラットフォーム オープンソースCMS クラウドWebビルダー ローコードポータル
AI機能 Copilot(サイト生成・フォーム・テキスト)、Agent API プラグインによるAI機能追加 Wix ADI(AI Design Intelligence) Copilot(旧バージョン)
データベース Microsoft Dataverse(統合済み) MySQL(外部設定必要) Wix内蔵DB Dataverse
セキュリティ Azure AD認証、ロールベースアクセス制御 プラグイン依存 SSL、DDoS保護 Azure AD認証
Power Platform連携 完全統合(Power Automate、Copilot Studio等) なし なし 一部統合
月額最低料金 $75(匿名500人/サイト) 無料〜(ホスティング別途) $17〜 Power Pagesに統合
推奨用途 業務アプリポータル、顧客向けセキュアサイト ブログ・メディアサイト 小規模ビジネスサイト 現在はPower Pagesを使用


この比較から、Power Pagesが最も力を発揮するのは、既にMicrosoft 365やDynamics 365を利用している企業が、顧客向けポータルサイトや業務アプリケーションのフロントエンドを構築するケースです。Dataverseに格納された業務データを安全に外部公開でき、Power Automateによる自動化やAI Builderとの連携で、単なるWebサイトを超えたインテリジェントな業務ポータルを構築できます。

一方、ブログやメディアサイトのようなコンテンツ中心のサイトにはWordPressの方が適しており、デザイン性を重視する小規模ビジネスのコーポレートサイトにはWixが手軽です。選定の判断基準は、「Microsoft 365環境で業務データを扱うか」と「Power Platform全体の自動化機能が必要か」の2点に集約されます。

PagesTemplates
PagesTemplates

テンプレートハブには業界別の事前構築済みテンプレートが用意されており、FAQ、顧客ポータル、イベント管理などのテンプレートから素早くサイト構築を開始できます。2026年にはテンプレートの種類がさらに拡充されており、特定の業界ニーズに合わせたサイトの初期構成を大幅に短縮できます。

AI研修

料金プランと導入ガイド

Power Pagesの料金体系は、サブスクリプション(月額固定)と従量課金(Pay-As-You-Go)の2種類が用意されています。利用パターンに応じて最適なプランを選択できます。以下の表で2026年3月時点の料金を整理しました。

プラン 対象 料金 含まれる容量
認証済みユーザー(サブスクリプション) ログインが必要な業務ポータル $200/月(100ユーザー/サイト) DB 2GB、ファイル16GB、認証プロバイダー、CDN
匿名ユーザー(サブスクリプション) ログイン不要の公開サイト $75/月(500ユーザー/サイト) DB 0.5GB、ファイル4GB、CDN
認証済みユーザー(従量課金) 利用量が変動する場合 $4/ユーザー 使った分だけ課金
匿名ユーザー(従量課金) 利用量が変動する場合 $0.30/ユーザー 使った分だけ課金


サブスクリプションプランは、月間のアクセス数が安定している企業に適しています。複数のPower Pagesサイトにアクセスするユーザーがいる場合は、サイトごとに追加のユーザー容量が必要になる点に注意してください。一方、アクセス数が季節やキャンペーンで変動するサイトには、従量課金プランが柔軟性の面で有利です。Azureの料金体系と同様に、Power Platform全体のライセンスと組み合わせて最適なコスト構成を検討することを推奨します。

また、30日間の無料トライアルが提供されており、Copilot機能を含むPower Pagesの全機能を実際に試すことができます。

30日間の無料プラン
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段階的導入ステップとFAQ

Power Pagesの導入は段階的に進めることで、コストを抑えながら確実に成果を出せます。

  • ステップ1 無料トライアルで基本操作の習得(1〜2週間)
    30日間の無料トライアルで、Copilotによるサイト作成、フォーム生成、テキスト挿入の基本操作を体験します。テンプレートハブから業界に近いテンプレートを選び、自社の要件に合ったカスタマイズが可能かを検証する段階です。

  • ステップ2 パイロットサイトの構築と社内検証(1〜3か月)
    サブスクリプションプラン(認証済みユーザー$200/月)を契約し、社内向けの業務ポータルやFAQサイトをパイロット構築します。Dataverseとの連携、Power Automateによるワークフロー自動化、Copilot Studioエージェントの埋め込みを順次検証します。

  • ステップ3 本番サイト公開と運用最適化(3〜6か月)
    パイロットで検証したベストプラクティスをもとに、顧客向けポータルや外部公開サイトを本番リリースします。アクセス数のモニタリングに基づいてサブスクリプションと従量課金の最適な組み合わせを決定し、継続的な改善サイクルを回します。

以下は、Copilot in Power Pagesの導入を検討する企業から多く寄せられる質問です。

  • Q. Power PagesとPower Apps Portalsの違いは何ですか
    Power Apps PortalsはPower Pagesの前身です。2022年にPower Pagesとしてリブランドされ、Copilot統合、Bootstrap 5対応、テンプレートハブなどの大幅な機能強化が行われました。既存のPower Apps Portalsサイトは自動的にPower Pagesに移行されています。

  • Q. ChatGPTとCopilotのどちらでWebサイトを作るべきですか
    ChatGPTは汎用的なテキスト生成やコード生成に強みがありますが、Power PagesのCopilotはDataverse統合、認証管理、Power Platform連携など、ビジネスWebサイト構築に特化した機能を持っています。Microsoft 365環境で業務データを扱うサイトであればPower Pagesが適しており、単純なHTML/CSSのコード生成であればChatGPTも有効です。

  • Q. ノーコードツールとしてのPower Pagesの位置づけは
    Power Pagesは「ローコード」に分類されます。基本的なサイト構築はCopilotを使えばノーコードで可能ですが、高度なカスタマイズにはLiquidテンプレート言語やJavaScriptの知識が必要になる場合があります。2026年のGitHub Copilot CLIプラグインにより、開発者はよりスムーズにコードレベルのカスタマイズを行えるようになっています。

  • Q. Copilot in WindowsGeminiでも同じことができますか
    Copilot in WindowsやGoogle Geminiは汎用AIアシスタントであり、Power Pagesのような構造化されたWebサイト構築機能は持っていません。Power PagesのCopilotは、Dataverseのテーブル構造を理解し、認証やロールベースのアクセス制御まで自動設定できる点で、Microsoftの技術スタックに深く統合された専門ツールです。

  • Q. Power Pagesで作成したサイトのAzure上でのホスティングはどうなっていますか
    Power PagesのサイトはMicrosoft Azureインフラストラクチャ上で自動的にホスティングされます。CDN(コンテンツ配信ネットワーク)も組み込みで提供されるため、ユーザーが別途ホスティング環境を用意する必要はありません。データはDataverseに格納され、Azure ADによる認証とロールベースのアクセス制御で保護されます。

Power Pagesの構築力をAIエージェントと組み合わせるなら

Power Pagesで業務ポータルを構築できるようになった先にあるのは、そのポータルの裏側で動くAIエージェントによる業務自動化です。Agent APIでサイトにAIを埋め込むだけでなく、ポータルの背後にある申請・承認・データ連携プロセス全体をAIが自律実行する段階に来ています。

AI Agent Hubは、Power PagesやCopilot Studioと同じPower Platform環境で動作し、業務プロセスの判断・実行をAIエージェントが担うプラットフォームです。ポータル構築とバックエンドの業務自動化を同じMicrosoft基盤で一貫して進められます。

AI総合研究所の専任チームが、設計から運用まで伴走支援します。まずは無料の資料で、自社の業務にどう活用できるかご確認ください。

WebポータルからAI業務自動化へ

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Power Platformで業務全体をAI化

Power Pagesで構築した業務ポータルの背後にあるプロセスを、AIエージェントで自動化。申請・承認・データ連携までTeams上で完結できます。

まとめ

本記事では、Copilot in Power Pagesの機能、使い方、料金体系、そして2026年の最新アップデートを解説しました。Power Pagesは、Microsoft 365やDynamics 365を利用する企業が、セキュアな業務ポータルや顧客向けWebサイトをローコードで構築するための最適なプラットフォームです。

2026年にはGitHub Copilot CLI/Claude Code連携プラグインやAgent APIの追加により、AIによるサイト開発が新たな段階に入りました。30日間の無料トライアルでCopilot機能を体験し、自社の業務要件に合うかを検証するところから始めることを推奨します。

監修者
坂本 将磨

坂本 将磨

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。

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