AI総合研究所

SHARE

X(twiiter)にポストFacebookに投稿はてなブックマークに登録URLをコピー

ChatGPTとCopilotの違いとは?機能・料金・使い分けを徹底比較

この記事のポイント

  • ChatGPTは汎用的なテキスト生成・対話・コード生成に強み。CopilotはMicrosoft 365統合による業務効率化に強み
  • ChatGPTは無料版あり、Plus $20/月、Pro $200/月。CopilotはFree版あり、Pro $10/月、M365版 $30/ユーザー/月
  • 両者ともGPT-5系モデルをバックエンドに使用。CopilotはMicrosoft Graph経由で社内データにアクセス可能
  • 汎用的なAI活用ならChatGPT、Microsoft環境での業務効率化ならCopilotが適切
  • 2026年はClaudeやGeminiも含めた複数AIの使い分けが現実的
坂本 将磨

監修者プロフィール

坂本 将磨

XでフォローフォローするMicrosoftMVP

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。


ChatGPTとMicrosoft Copilotは、どちらもAIアシスタントとして広く使われていますが、その設計思想と強みは異なります。ChatGPTは汎用的なテキスト生成と対話に強く、CopilotはMicrosoft 365との統合に特化しています。


本記事では、ChatGPTとCopilotの機能比較、料金体系、得意な活用シーン、そして用途に応じた使い分けの判断基準までを2026年時点の最新情報で解説します。


「ChatGPTとCopilot、どちらを使うべきか」を判断するための参考にしてください。

ChatGPTとCopilotの違い

ChatGPTとMicrosoft Copilotは、どちらもOpenAIのGPT-5系モデルをバックエンドに使用したAIアシスタントですが、設計思想と得意分野が明確に異なります。

以下の表で、主な違いを整理しました。

項目 ChatGPT Microsoft Copilot
開発元 OpenAI Microsoft(OpenAIモデルを使用)
バックエンドモデル GPT-5 / GPT-5.2 / GPT-5 mini GPT-5系(Microsoft Graph連携)
主な用途 汎用的な対話・テキスト生成・コード生成 Microsoft 365での業務効率化
検索連携 ChatGPT検索(Web検索統合) Bing検索
オフィスツール連携 なし(API経由での統合は可能) Word / Excel / PowerPoint / Outlook / Teams
社内データアクセス RAG等で構築可能 Microsoft Graph経由で標準搭載
カスタマイズ GPTs / API / プラグイン Copilot Studio
エージェント機能 ChatGPTエージェント Copilot Agent


端的に言えば、ChatGPTは「何でもできる汎用AIアシスタント」、Copilotは「Microsoft環境に最適化された業務特化AIアシスタント」です。

2026年の新機能比較

2026年に入り、両サービスともAIエージェント機能を中心に大幅な進化を遂げています。

機能 ChatGPT(2026年) Copilot(2026年)
エージェント ChatGPTエージェント(Web検索・ファイル操作・API連携を自律実行) Copilot Agent(Excel・PowerPoint内で自律的にタスク実行)
記憶・パーソナライズ Memory機能(ユーザーの好みや過去の会話を記憶) Work IQ(組織全体のナレッジを横断的に活用)
音声対話 Advanced Voice Mode Copilot Voice
検索 ChatGPT検索(リアルタイムWeb検索統合) Bing検索 + Microsoft Graph(社内データ検索)


特に注目すべきは、CopilotのWork IQです。個人の利用履歴だけでなく、組織全体のメール・ファイル・Teams会話を横断的に参照できるため、「先月の〇〇プロジェクトの進捗をまとめて」といった社内文脈に依存する質問への対応力はChatGPTを大きく上回ります。


ChatGPTとCopilotの料金比較

2026年3月時点の料金体系を以下の表で比較しました。

プラン ChatGPT Copilot
無料版 あり(GPT-5 mini) あり(Copilot Free)
個人向け有料 Plus $20/月 / Pro $200/月 Pro $10/月
ビジネス向け Team $25/ユーザー/月 / Enterprise Microsoft 365 Copilot $30/ユーザー/月
API 従量課金(GPT-5 mini: $0.25/100万トークン〜) Azure OpenAI Service(従量課金)


個人利用であればCopilot Pro($10/月)はChatGPT Plus($20/月)の半額で、GPT-5系モデルを利用できるコストパフォーマンスの高い選択肢です。一方、ChatGPT Plusはより高度なカスタマイズ(GPTs、Web検索、画像生成)が可能です。

ビジネス利用ではMicrosoft 365 Copilot($30/ユーザー/月)がWord・Excel・Teams統合の面で圧倒的に有利ですが、Microsoft 365ライセンスが前提となります。


ChatGPTが向いている場面

汎用的なテキスト生成

記事の下書き、メールの文面作成、レポートの要約など、特定のプラットフォームに依存しないテキスト生成タスクではChatGPTが柔軟に対応できます。

コード生成・開発支援

ChatGPTはPython、JavaScript、TypeScriptをはじめとする多数のプログラミング言語に対応しており、コードの生成・デバッグ・リファクタリングに幅広く活用されています。

カスタムAIの構築

GPTs(ノーコードでカスタムAIを作成する機能)やOpenAI APIを使えば、自社サービスにChatGPTの能力を組み込んだカスタムアプリケーションを構築できます。

データ分析

CSVやExcelファイルをアップロードして分析・グラフ化するデータ分析機能を備えています。プログラミング知識がなくても、自然言語の指示でデータ分析を実行できる点が強みです。


Copilotが向いている場面

Microsoft 365での業務効率化

copilot for microsoft365
参考:Microsoft

CopilotはWord・Excel・PowerPoint・Outlook・Teamsに深く統合されており、以下のような業務を直接支援します。

  • Word 文書の下書き生成、要約、リライト
  • Excel データ分析、数式の提案、グラフ作成
  • PowerPoint プレゼンテーションの自動生成
  • Outlook メール返信の下書き、優先度設定
  • Teams 会議の自動要約、アクションアイテム抽出

社内データを活用した回答

Microsoft 365 CopilotはMicrosoft Graph経由で、ユーザーのメール、ファイル、カレンダー、Teamsのチャット履歴などの組織データにアクセスし、パーソナライズされた回答を生成します。「先週の〇〇さんとのメールをまとめて」といった社内文脈に沿った質問に答えられる点は、ChatGPTにはない大きな強みです。

最新情報のリアルタイム検索

CopilotはBing検索と連携しており、Web上の最新情報に基づいた回答を生成できます。情報源のURLも提示されるため、ファクトチェックが容易です。


ChatGPTとCopilotの使い分け判断基準

判断軸 ChatGPTが適している Copilotが適している
利用環境 ブラウザ / モバイル / API Microsoft 365環境
主な用途 汎用テキスト生成・コード・分析 Word/Excel/Teams統合の業務効率化
カスタマイズ GPTs / API / プラグイン Copilot Studio / M365統合
コスト Plus $20/月 Pro $10/月 / M365 $30/月
社内データ活用 RAG構築が必要 Microsoft Graph経由で標準搭載
検索連携 ChatGPT検索 Bing検索


実務では、ChatGPTとCopilotを併用しているユーザーも多いです。汎用的な文章作成やブレインストーミングにはChatGPT、Teamsの会議要約やOutlookのメール対応にはCopilot——といった使い分けが効果的です。

さらに、Claude(長文処理・コード分析に強い)やGemini(Google連携・Deep Researchに強い)も含めた複数AIの使い分けが、2026年の現実的なアプローチになっています。

エンタープライズでの部門別使い分け

大企業では、ChatGPTとCopilotを併用し、部門の業務特性に応じて割り当てるケースが増えています。

  • 管理部門(総務・人事・経理)
    メール対応、会議要約、レポート生成といったMicrosoft 365に紐づく業務が中心 → Copilotが最適

  • R&D・エンジニアリング部門
    コード生成、技術調査、プロトタイピングなどプラットフォームに依存しない創造的な業務 → ChatGPT(またはClaude)が最適

  • 営業・マーケティング部門
    提案書作成にはCopilot(Word/PowerPoint連携)、広告コピーやSNS投稿案にはChatGPT、と業務単位で使い分けるのが効果的

セキュリティとデータ保護の違い

企業導入で重要なのは、入力したデータの取り扱いです。

項目 ChatGPT Copilot
データの学習利用 Enterprise/Team版はデフォルトで学習に使用しない Microsoft 365テナント内でデータを保持。学習には使用しない
暗号化 通信時・保存時ともに暗号化 Microsoft 365のセキュリティ基盤に準拠。暗号化ファイルも読み取り可能
コンプライアンス SOC 2 Type II認証 Microsoft 365のコンプライアンス認証を継承(ISO 27001 / SOC 2等)


Microsoft 365をすでに導入している企業にとっては、Copilotは既存のセキュリティポリシーをそのまま適用できる点が大きなメリットです。ChatGPT Enterpriseは個別にセキュリティ設定を整備する必要があります。

AI駆動開発


バックオフィス業務をAIで自動化 AI Agent Hub

AI Agent Hub

Microsoft Teams上でAIエージェントが業務を代行

経費精算・請求書処理をAIが自動実行。インボイス制度・電帳法にも対応し、金融機関レベルのセキュリティで安心導入。

まとめ

ChatGPTとCopilotの最大の違いは、ChatGPTが「汎用的なAIアシスタント」、Copilotが「Microsoft 365に最適化された業務特化AIアシスタント」という設計思想の違いにあります。

どちらも同じGPT-5系モデルをバックエンドに使用しているため、テキスト生成の基本性能に大きな差はありません。違いが出るのは「どのプラットフォームと統合されているか」と「社内データへのアクセス方法」です。

Microsoft 365を社内標準で使っている組織ならCopilot、それ以外の環境や汎用的なAI活用ならChatGPTが第一候補です。まずは無料版で両方を試し、自分の業務スタイルに合う方を選んでみてください。

AI総合研究所では最新AIの企業導入、開発、研修を支援しています。AI導入の企業の担当者様はお気軽にご相談ください。

監修者
坂本 将磨

坂本 将磨

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。

関連記事

AI導入の最初の窓口

お悩み・課題に合わせて活用方法をご案内いたします
お気軽にお問合せください

AI総合研究所 Bottom banner

ご相談
お問い合わせは
こちら!