この記事のポイント
KiroはAWSが開発するAgentic IDEで、2025年11月GA。v0.10でDesign-Firstワークフローやカスタムサブエージェントを搭載
仕様駆動開発(Spec-Driven Development)により、要件定義から設計、タスク管理、Property-Based Testingまでを一貫して実行
Kiro CLIでターミナルからもエージェント機能を利用可能。Claude Sonnet 4.6やDeepSeek等のオープンウェイトモデルにも対応
統一クレジットプール制(Free 50/Pro 1,000/Pro+ 2,000/Power 10,000クレジット)で提供。エンタープライズやGovCloudにも対応

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。
Kiroとは、AWSが開発するAgentic IDE(エージェント型統合開発環境)です。2025年11月のGA(一般提供)以降、v0.10ではDesign-Firstワークフローやカスタムサブエージェント、オープンウェイトモデル対応など進化を続けています。
仕様駆動開発やフック、Kiro CLIなどの独自機能により、プロトタイプから本番品質のアプリケーション構築までを一貫して支援します。
AI総合研究所では、企業のAI導入支援を行っています。
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目次
Kiroは“仕様”を中心に据えることで、この問題を構造的に解決する
スペックとフックを使った開発:Kiroによる仕様駆動ワークフロー
【AWS】Kiroとは?

Kiroとは、Amazon Web Services(AWS)の内部チームが開発する「Agentic IDE(エージェント型統合開発環境)」であり、プロンプトベースの試作開発から本番品質のアプリケーション構築までを一貫して支援する、次世代の開発ツールです。 2025年7月のプレビュー公開後、25万人以上の開発者が利用し、2025年11月にGA(一般提供)を開始しました。2026年2月時点の最新バージョンはv0.10で、Design-Firstワークフローやカスタムサブエージェントなどの新機能を搭載しています。Amazon社内でも標準IDEとして採用されています。

kiroイメージ
ChatGPTなどの生成AIの登場により、開発者は「何を作りたいか」を自然言語で伝えるだけで、アプリケーションやコードのプロトタイプを作成できるようになりました。この“気分で作る”ような体験は Vibe Coding とも呼ばれ、一見すると魔法のような利便性をもたらしています。
しかし、実際の開発現場ではこうした試作コードを本番運用に耐えるプロダクトに昇華させるための構造や管理の仕組みが求められます。AIが生成したコードに対し、「なぜこの構造なのか」「要件を満たしているか」「誰がどこで判断したのか」が不明なままでは、保守・連携・品質担保が困難になります。
Kiroはこの問題に正面から取り組むために誕生しました。この新しいIDEは、AIエージェントとともに開発を進める中で、実運用に対応した”仕様中心”の開発体験を実現します。なお、AI駆動のコード生成ツール全般については「コード生成AIとは?日本語・無料で使えるおすすめサービスを徹底比較!」も参考にしてください。
Kiroが解決する課題:なぜ仕様が必要なのか

AIとプロンプトだけで動くアプリは作れる──しかし、それをプロダクションに持ち込むには“仕様”が欠かせません。
生成AIの登場により、開発者はプロンプトを打つだけで、UIやAPI、業務ロジックを含むアプリケーションを瞬時に生成できるようになりました。 しかし、企業やチームで本番システムとして運用するには、以下のような構造的課題が浮き彫りになります。
従来のVibe Codingにおける限界
| 課題 | 内容 |
|---|---|
| 判断の前提が残らない | 「この機能はなぜこの構成なのか?」という問いに答える情報が存在しない |
| 要件が曖昧なまま進行 | 受け入れ条件が定義されず、完成品が期待に沿っているかを検証できない |
| 実装とドキュメントの乖離 | コードはあるが、設計書や要件定義が存在しない、または古いまま |
| チームでの保守が困難 | 開発の意図が属人化し、他メンバーが手を加えることが難しくなる |
たとえば、生成AIで「商品にレビュー機能を追加して」と指示すれば、それらしいUIとAPIは出力されるかもしれません。しかしその仕様は誰も把握しておらず、異常系やアクセス制御の検討もなく、テストも不完全なままリリースされるリスクがあります。
Kiroは“仕様”を中心に据えることで、この問題を構造的に解決する
Kiroが提供する「Specification-Driven Development(仕様駆動開発)」は、開発の出発点を“プロンプト”から“構造化された仕様”へと引き上げる仕組みです。
- ユーザーがプロンプトで「◯◯機能を追加したい」と入力
→ Kiroがそれをユーザーストーリーと受け入れ条件に自動変換(EARS形式など) - 仕様が確定したら、そこからコード・API・UIを生成
- 各成果物は“この仕様に基づいて作られた”というトレース可能な履歴を持つ
このアプローチにより、Kiroは以下を実現します:
- なぜその設計が選ばれたのかを説明可能
- 要件とコードの乖離を防ぎ、保守性を高める
- チームメンバーが仕様を共有・再利用しやすくなる
つまり、Kiroは「プロンプトから作ったアプリが、どのような要求・判断・意図に基づいているのか?」という問いに明確に答えられる環境を提供します。
Kiroの主な機能

Kiroは、以下のような特徴的な機能を備えています。
- Specification-Driven Development(仕様駆動開発)
自然言語のプロンプトから、要件定義・設計・タスク構造を自動生成。EARS記法などに基づくユーザーストーリーも展開可能。
- hook(フック)による自動チェックと支援
コード保存や生成時に、テスト更新・README修正・セキュリティスキャンなどをエージェントがバックグラウンドで実行。
- Kiro CLI(ターミナル版)
macOS / Linuxで利用可能なCLIツール。ターミナルからエージェント機能を直接呼び出せるため、SSH先のサーバーやCI/CDパイプラインとの統合に適しています。
- Design-First / Bugfixワークフロー
v0.10で追加された新しいSpecワークフロー。Design-Firstはアーキテクチャ設計から仕様を導出し、Bugfixは問題の根本原因分析から回帰防止までを誘導します。
- カスタムサブエージェントとエージェントスキル
専門タスク用のサブエージェントを定義し、複数エージェントの協調作業が可能。オープン標準に準拠したポータブルなスキル定義にも対応しています。
- VS Codeベースの開発環境
Code OSSをベースに構築されており、既存の拡張機能やUIに親和性が高く、学習コストを抑えて導入可能。
このように、Kiroは単なるAIコーディング支援ツールではなく、生成AIを”プロダクション開発の現場”へつなぐための信頼性の高い基盤を提供するIDEです。
ここからは、主要な機能をみていきましょう。
スペックとフックを使った開発:Kiroによる仕様駆動ワークフロー

Kiroの仕様駆動アプローチを支えている中核機能が、「spec(スペック)」と「hook(フック)」です。
この2つの仕組みによって、プロンプトベースの開発体験が本番環境に対応した構造的な開発プロセスへと進化します。
spec(スペック)とは?
Kiroにおけるspec(スペック)とは、自然言語で入力された曖昧なプロンプトを、開発者とAIが共有できる“構造化された仕様ドキュメント”に変換したものです。
それは単なるメモや指示ではなく、以下のような役割を果たします:
- 要件を明文化し、受け入れ条件を定義する(ユーザーストーリー+EARS記法)
- API、データベース、UIなどの技術設計の出発点になる
- タスクやテストの自動生成にリンクされ、開発・保守・レビューの“判断軸”になる
このようにspecは、要件定義・設計・実装・品質保証を一気通貫でつなぐ“仕様のハブ”として機能します。
以下では、実際のユースケース(レビュー機能の追加)を例に、具体的なワークフローを解説します。
1. 単一プロンプトから要件へ
まず、開発者がKiroに対して「商品にレビュー機能を追加したい」と自然言語で指示を出します。
するとKiroはその内容を分解し、以下のようなユーザーストーリーを自動生成します:
- レビューの表示
- レビューの投稿
- 評価(例:★の数)の追加
- フィルタリング(例:低評価のみ表示)など
これらはEARS記法(Easy Approach to Requirements Syntax)に従って構造化されており、各ユースケースに受け入れ条件(Acceptance Criteria)が明示されます。
これにより、プロンプトが曖昧な思いつきで終わるのではなく、「何を満たせば“完成”といえるのか」が明確になります。
2. 要件に基づく技術設計の自動生成
次に、Kiroは確定した要件(spec)に基づき、以下のような技術設計の成果物を自動生成します:
- TypeScriptインターフェース(例:Reviewオブジェクト)
- APIエンドポイント仕様(GET, POST, DELETE など)
- データベーススキーマ
- データフロー図やMermaid記法の構造図
設計とコードが分断されることなく、エージェントが必要な設計情報を開発の流れの中で提示してくれるため、レビューや後工程でも整合性を保ちやすくなります。
3. タスクとサブタスクの構造化・進行管理
設計が定まると、Kiroは自動的にタスクとサブタスクを生成し、それぞれを依存関係に基づいて順序付けます。
さらに各タスクには以下のような詳細も含まれます:
- 単体テストの記述
- 統合テスト(商品とレビューの相互作用)
- モバイル対応やレスポンシブ設計
- アクセシビリティ対応(例:スクリーンリーダー対応)
- ローディング状態のUI実装
開発者は、インターフェース上で1つずつタスクをトリガーして進行状況を確認でき、エージェントによる実行履歴・コード差分も含めて監査可能です。
このように、Kiroは「思いつきのプロンプト → 明示的な要件 → 設計 → タスク管理」までを1つの仕様の流れとして結びつけることができるAI IDEです。
フックでリリース前に問題を発見:Kiroによる自動チェックと品質担保

Kiroのもう一つの中核機能が「hook(フック)」です。これは、開発中の作業に自動で割り込んでくれる“見落とし防止エージェント”として機能します。
フックとは?
フック(hook)とは、Kiroが提供する自動化機能で、特定のイベント(保存・作成・削除・コミットなど)に応じてAIエージェントが裏側で必要な処理を実行する仕組みです。
以下に、代表的なフックのトリガーと処理内容を示します。
| トリガー | 自動実行される処理 |
|---|---|
| Reactコンポーネントの保存時 | 対応するテストファイルを自動で生成・更新 |
| APIエンドポイントの変更時 | READMEなどのドキュメントに自動反映 |
| コミット前の段階 | 資格情報やシークレットの漏洩チェック(セキュリティスキャン)を実行 |
| コンポーネント追加時 | 単一責任原則(SRP)に反していないかを自動判定し、修正を提案 |
特にこの「単一責任原則」の検証は、品質を一定に保つうえで極めて重要です。Kiroは、ユーザーが書いたプロンプトをもとに自動で構造的なガイドラインを生成し、該当フォルダを監視してルールに沿っているかをチェックします。
このフックはGitのコミットプロセスと統合されており、チーム内で同じ品質基準とルールを共有することが可能です。つまり、経験豊富なレビュワーが常に横にいてアドバイスしてくれるような開発体験が得られるのです。
その他の充実した機能:Kiroが備えるAI開発の基盤
Kiroは、Specification(仕様)とHook(自動チェック)という中核機能に加え、現代的なAI開発に不可欠なツール群を包括的に備えた開発基盤でもあります。以下では、Kiroが提供するその他の注目すべき機能を紹介します。
Model Context Protocol(MCP)対応
Kiroは、AIエージェントがプロジェクト全体の文脈を理解できるようにするために、Model Context Protocol(MCP)をサポートしています。
これにより、外部のモデルやツールと連携しながら、仕様・設計・実装といった文脈情報を一貫して渡すことができ、より精度の高いAI補助が実現します。
関連記事:Model Context Protocol (MCP) とは?仕組みやRAGとの違いを解説
ステアリングルールとコンテキストプロバイダー
- Steering Rules(ステアリングルール)
プロジェクト全体に対して「どのような原則・規約でコードを生成すべきか」を定義することができ、開発方針や命名規則、使用ライブラリなどの整合性を維持できます。
- Context Providers(コンテキストプロバイダー)
ファイルパス、URL、ドキュメントなどを開発中のタスクに紐づけることで、AIが常に正しい背景情報をもとに動作できるようになります。
VS Code互換:拡張性と導入のしやすさ
KiroはCode OSS(Visual Studio Codeのオープンソース版)をベースに構築されており、以下のようなメリットがあります。
- 既存のOpen VSXプラグインがそのまま利用可能
- 開発者が慣れ親しんだVS CodeのUI・ショートカットを踏襲
- ローカルでも動作し、クラウド依存がないためセキュリティ制約のある企業でも導入しやすい
Property-Based Testing(PBT)
2025年11月のGA時に導入された品質保証機能です。仕様(spec)から属性を自動抽出し、数百〜数千のランダムシナリオで網羅的にテストを実行します。従来の手動テスト作成では見落としがちなエッジケースを効率的に検出できます。
チェックポイントとロールバック
エージェントの実行履歴にチェックポイントを設け、意図しない変更が発生した場合に以前の状態にロールバックできます。大規模なリファクタリングや実験的なコード変更を安全に試行できるため、「AIに任せたら壊れた」というリスクを低減します。
Powers機能
AWS IAM Policy Autopilotなど、特定のドメインに特化した専門機能をプラグイン的に利用できます。Powers機能はKiro独自の拡張メカニズムで、AWSサービスとの深い統合を実現しています。
Web検索ツール
チャット内でWeb検索やURL取得が可能です。外部ドキュメントや最新のAPI仕様を参照しながら開発を進められるため、AIの知識カットオフに制限されません。
対応AIモデル
Kiroでは、以下のAIモデルを選択して利用できます。
- Claude Sonnet 4.6(2026年2月対応)
Anthropic社の最新モデル。高精度な推論とコード生成に強みがあります。
- Claude Haiku / Opus
軽量タスクから高精度タスクまで、用途に応じて選択可能です。
- オープンウェイトモデル(DeepSeek 3.2 / MiniMax M2.1 / Qwen3 Coder Next)
2026年2月に追加されたオープンウェイトモデル群。クレジット消費率が低く、コスト効率の良い開発に適しています。
このように、Kiroは単なるAI支援の開発補助ツールにとどまらず、AIを前提とした新しい開発様式を実現する統合プラットフォームとなっています。
Kiroの使い方

Kiroは、AWSが開発するAgentic IDEであり、公式サイト(kiro.dev)からすぐにダウンロードして利用を開始できます。2025年11月のGA以降、ウェイトリストは撤廃されており、誰でもすぐにアカウントを作成して利用可能です。

Kiroの公式サイト
利用手順
- 公式サイトにアクセス
→ https://kiro.dev - サインイン(以下のいずれかでログイン)
- Google アカウント
- GitHub アカウント
- AWS Builder ID
- 外部IDプロバイダー(Okta、Microsoft Entra IDなど)
- IDEのインストール
Mac、Windows、Linux 向けのバイナリが用意されており、ローカルにインストールして利用可能です。 - プロジェクトの開始
VS Codeとほぼ同様のUIで起動。新規プロンプトを送信すると、specの生成からタスク化までが始まります。
対応プラットフォーム
| OS | IDE | CLI |
|---|---|---|
| macOS | ◯(Apple Silicon対応済) | ◯ |
| Windows | ◯(x64) | △(今後対応予定) |
| Linux | ◯(Ubuntu系推奨) | ◯ |
IDE版に加え、ターミナルから利用できるKiro CLI(v1.26.0)もmacOS / Linuxで提供されています。CLIではファイル参照、モデル選択、ツールインサイトなどの機能が利用可能です。
Kiroの料金体系

Kiroの料金体系は、2025年9月に従来のVibe/Specリクエスト分離方式から統一クレジットプール制に刷新されました。以下では、2026年2月時点の最新プランを解説します。
Kiroの料金プラン(2026年2月時点)
新規ユーザーには、初回登録時に**500ボーナスクレジット(30日間有効)**が付与されます。
| プラン名 | 月額 | クレジット/月 | 超過料金 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| Free | $0 | 50 | なし(利用停止) | 基本機能を試したい方向け |
| Pro | $19/月(年払い) | 1,000 | $0.04/クレジット | 個人開発者向け |
| Pro+ | $39/月(年払い) | 2,000 | $0.04/クレジット | 中〜大規模プロジェクト向け |
| Power | $199/月(年払い) | 10,000 | $0.04/クレジット | ヘビーユーザー・大規模チーム向け |
ここで注目すべきは、従来のVibeリクエスト/Specリクエストの区分が廃止され、すべての操作が統一クレジットで計測される点です。これにより、「Vibeの枠が余っているのにSpecが足りない」といった非効率が解消されました。
クレジットの仕組み
1クレジットは、ユーザーのプロンプトに対するAIの1単位の作業量に相当します。シンプルな質問は1クレジット未満、複雑なSpecタスクは複数クレジットを消費します。最小消費単位は0.01クレジットで、小数第2位まで計測されます。

また、使用するAIモデルによってクレジットの消費率が異なります。以下の表で、モデルごとの消費率の違いを整理しました。
| モデル | クレジット乗数 | 特徴 |
|---|---|---|
| Auto(推奨) | 1.0x | タスクに応じて最適モデルを自動選択。最もコスト効率が良い |
| Claude Sonnet 4.6 | 1.3x | 高精度な推論が必要な場面向け |
| DeepSeek 3.2 | 0.25x | コスト重視のオープンウェイトモデル |
| MiniMax M2.1 | 0.15x | 軽量タスク向け |
| Qwen3 Coder Next | 0.05x | 最も低コストなオープンウェイトモデル |
つまり、コストを抑えたい場合はAutoモードやオープンウェイトモデルを活用し、精度を優先したい場面ではClaude Sonnet 4.6を選択する、といった使い分けが可能です。
エンタープライズプラン
組織単位で利用する場合は、エンタープライズプランが用意されています。
- 組織単位の一元課金とユーザーごとのプラン割り当て
- SAML / SCIM SSO(AWS IAM Identity Center経由)
- 管理ダッシュボードによる利用状況の可視化
さらに、2026年2月にはAWS GovCloud(US-East / US-West)にも対応し、政府機関や規制の厳しい業界でも利用可能になりました。
なお、シリーズBまでのスタートアップには、AWS Startups経由で1年分のKiro Pro+が無料で提供されるプログラムもあります。
Kiroの活用事例
- kiroの発表
Introducing Kiro, an all-new agentic IDE that has a chance to transform how developers build software.
— Andy Jassy (@ajassy) July 14, 2025
Let me highlight three key innovations that make Kiro special:
1 - Kiro introduces spec-driven development, helping developers express their intent clearly through natural… pic.twitter.com/ECT4F179aN
- 対話形式での仕様書作成 質と速度の両立が可能
・Kiroは対話形式で詳細な仕様書を作れるが、実装速度が遅い
— 鹿野 壮 Takeshi Kano (@tonkotsuboy_com) July 16, 2025
・Claude Codeは爆速開発ができるが、正確な指示出しが難しい
2つの組み合わせで、質と速度の両取りができて最高だった🚀Kiroの実装計画をClaude Codeに読み込ませたら、タスクを理解して最後まで実装してくれた🍜https://t.co/s9oPMp6bv6 pic.twitter.com/E6A4f5mHMw
- kiroで要件定義し、Claude Codeで実装する
kiroで仕様書作成→claude codeで @.kiro/ 以下を全て読み、ultrathinkしてtasksの作業を進めてください
— せせり|個人web開発者 (@sesere115) July 17, 2025
のフローでゴリッと作れる
作業が終わったらkiroに戻って「update tasks」をして作業状況を確認させて、またclaude codeに同じ作業をさせる感じです
Kiroと他のAI IDEとの比較

以下に、Kiroと主要なAI開発支援ツール(Cursor、GitHub Copilot、Claude Code、Windsurf)との機能・思想の違いを比較します。
| 製品名 | 提供元 | 形態 | 個人Pro価格 | 核心思想 | 仕様駆動 |
|---|---|---|---|---|---|
| Kiro | AWS | IDE(Code OSS) | $19/月 | 仕様駆動開発(Spec-Driven) | ◯ 完全対応 |
| Cursor | Anysphere | IDE(Code OSS) | $20/月 | AIファーストエディタ | ✕ |
| GitHub Copilot | GitHub(Microsoft) | プラグイン / IDE | $10/月 | コード補完 + エージェント | ✕ |
| Claude Code | Anthropic | CLI / ターミナル | $20/月 | ターミナルAIエージェント | ✕ |
| Windsurf | Codeium | IDE(Code OSS) | $10〜15/月 | エージェントネイティブ | ✕ |
この表から分かるように、仕様駆動開発を完全にサポートしているのはKiroだけです。他のツールはコード補完やリファクタリング支援が中心であり、「要件定義 → 設計 → 実装 → テスト」という工程全体を構造化するアプローチはKiro独自のものです。
Kiroの強み
- 仕様(spec)を軸に、設計・実装・タスク・テストが連動する唯一のIDE
- EARS記法によるユーザーストーリー生成とProperty-Based Testingによる品質保証
- フック(hook)による保存時テスト・セキュリティスキャンなどの自動化
- すべての工程がトレーサブルに管理され、レビューや保守に強い
- Kiro CLIによるターミナルでのエージェント利用
- AWSエコシステム(Amazon Q Developer、IAM Policy Autopilotなど)との深い統合
一方で、Kiroにはモデル選択の自由度がCursorほど高くない点や、CLIのWindows対応がまだ完了していない点などの制約もあります。自分の開発スタイルやチームの要件に応じて、最適なツールを選択することが重要です。
このように、Kiroは「AIにコードを書かせる」ツールというより、「AIと一緒にソフトウェアを設計・構築していくための環境」です。
AI導入でお悩みの方へ
まとめ
Kiroは、AWSが開発し、2025年11月にGA(一般提供)を開始した次世代のAgentic IDEです。従来のAIコーディングツールが「補完」にとどまっていたのに対し、Kiroは”仕様(spec)”を軸にすべての開発工程を構造化する設計ファーストの開発体験を提供します。
- プロンプト → 要件定義 → 設計 → タスク管理 → Property-Based Testing → 品質担保
- hookが自動でドキュメント更新やセキュリティチェックを実行
- Kiro CLIでターミナルからもエージェント機能を利用可能
- Claude Sonnet 4.6やオープンウェイトモデルなど、複数のAIモデルを選択可能
- 統一クレジットプール制で、Free(50クレジット)からPower(10,000クレジット)まで柔軟にスケール
2026年2月のv0.10では、Design-Firstワークフロー、カスタムサブエージェント、GovCloud対応など、エンタープライズ向けの機能も充実しています。Amazon社内でも標準IDEとして採用されており、実際の大規模開発で検証された信頼性を持つ点もKiroの大きな強みです。
AI総合研究所は企業のAI導入支援を行っています。お気軽にご相談ください。










