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ChatGPTについに広告導入!いつから表示?対象プランや表示形式を解説

この記事のポイント

  • ChatGPTの無料版(Free)とGoプランにおいて、米国のログイン済み成人ユーザーから広告表示のテストが開始される
  • 広告は回答の下部にラベル付きで表示され、会話内容が広告主に共有されることはない
  • Plus、Pro、Business、Enterpriseなどの上位プランには広告は表示されない
  • 健康、メンタルヘルス、政治などのセンシティブ/規制トピックの近くでは広告が表示対象外(eligibleにならない)よう配慮される
坂本 将磨

監修者プロフィール

坂本 将磨

XでフォローフォローするMicrosoftMVP

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。

「ChatGPTを使っていたら広告が出るようになる?」
OpenAIは、無料版および新プラン「ChatGPT Go」において、広告表示のテストを開始することを正式に発表しました。
「会話内容が広告主に読まれるのではないか」「作業の邪魔になるのではないか」と不安に感じる方方もいるのではないでしょうか。

本記事では、OpenAIの公式発表に基づき、広告が表示される時期や対象プラン、プライバシー保護の仕組み、そして広告を非表示にする方法について詳しく解説します。

ChatGPT広告はいつから表示?

ChatGPT広告


OpenAIは、AIへのアクセスをより多くの人に広げるための取り組みとして、ChatGPTへの広告導入を発表しました。

公式発表によると、「今後数週間以内に、米国においてテストを開始する予定」とされています。
現時点(2026年1月)では、広告はまだ外部向けには表示されておらず、対象者にはテスト開始時にプロダクト内で案内されるとされています。

米国のユーザーを皮切りにテストが始まり、今後の展開はテスト結果やフィードバックを踏まえて検討される見通しです。


ChatGPT広告の対象プラン

ChatGPT広告の対象プラン

今回の広告導入は、すべてのユーザーが対象ではありません。OpenAIは、プランによって広告の有無を明確に区分しています。

ChatGPT広告の対象プラン
ChatGPT広告の対象プラン (OpenAI 公式Xより)


以下の表に、プランごとの広告表示の有無をまとめました。

プラン 広告表示 備考
Free (無料版) あり 米国から順次テスト開始
ChatGPT Go あり 低価格プランのため対象
ChatGPT Plus なし 広告なしで利用可能
ChatGPT Pro なし 広告なしで利用可能
Business / Enterprise なし 業務利用のため対象外
Edu (教育機関向け) なし 教育利用のため対象外


このように、広告が表示されるのは「Free(無料版)」と、新しく登場した低価格プラン「Go」のユーザーのみです。

月額20ドルのPlusプランや、法人向けのプランを利用している場合、これまで通り広告なしのクリーンな環境で利用できます。


ChatGPT広告の表示形式・回答への影響

ChatGPT広告の表示形式・回答への影響
「チャットの最中にポップアップが出て邪魔されるのではないか?」という懸念に対し、OpenAIはユーザー体験(UX)を最優先する姿勢を示しています。

広告の表示形式

広告は、会話の流れを遮る形ではなく、現在の会話内容に関連するスポンサー商品/サービスがある場合ChatGPTの回答の下部に関連情報として表示されます。

また、それが広告であることがわかるよう、明確なラベル(Sponsoredなど)が付与されます。

ChatGPT 広告表示の例
メキシコ料理のレシピを聞いた後に、関連するホットソースの広告が表示されるイメージ(OpenAI公式ページより

回答の中身は歪められない(回答の独立性)

重要な点として、「広告主がChatGPTの回答内容にお金を払って影響を与えることはできない」という原則(Answer independence)が掲げられています。

例えば、「おすすめのパソコンは?」と聞いた時に、特定のメーカーがスポンサーだからといって、そのメーカーを無理やり推奨するような回答は生成されません。AIの回答はあくまで中立であり、広告はそれとは切り離された枠に表示されます。

非表示とフィードバック機能

広告には「なぜ表示されたのか」を理解できるような説明が付く想定で、透明性を高める方針が示されています。

また、表示された広告を閉じたり、理由を添えてフィードバックを送ったりできる仕組みも用意される予定です。


ChatGPT広告とプライバシー

ChatGPT広告とプライバシー
広告が表示されるとなると、「自分の会話データが分析され、広告主に売られるのではないか」というプライバシー面の不安が生じます。

これに対し、OpenAIは以下の厳格なルールを設けています。

1. 会話内容は共有されない

あなたがChatGPTと話した内容(プロンプトや回答)が、そのまま広告主に送信されることはありません。

広告主が見ることができるのは、ユーザーが実際に広告をクリックしてやり取りを開始した後、直接送ったメッセージのみです。

2. 機微なトピックでは表示されない

すべての会話に広告が出るわけではありません。

テストでは、健康、メンタルヘルス、政治などのセンシティブ/規制トピックの近くに広告が表示対象外(eligibleにならない)となるよう配慮されています。

3. データ管理とオプトアウト

ユーザーは自分のデータがどのように使われるかを管理できます。
広告のパーソナライズはユーザーが制御でき、オフにすることも可能です。また、広告表示のために使われた情報をいつでもクリアできる機能も提供されます。

4. 「広告のパーソナライズ」と「モデル学習」は別設定

混同されがちですが、広告の表示最適化(広告のパーソナライズ)と、OpenAIのモデル改善に会話が使われるかどうかは別の設定として扱われます。
モデル改善への利用は、設定のデータコントロール(「Improve the model for everyone」)でオン/オフできます。

不安がある場合は、広告関連の設定だけでなく、データコントロール(モデル改善への利用)の設定もあわせて確認しておくと安心です。


ChatGPT広告を消す方法

「どうしても広告を見たくない」という場合、回避する方法はあるのでしょうか。

OpenAIは「広告を表示せずに利用できる選択肢を常に提供する」としており、その主な手段は「上位の有料プランへのアップグレード」です。

  • ChatGPT Plus ($20/月): 広告なしに加え、Soraによる動画生成やGPT-5.2 Thinkingを含む高度な推論モデルなどの機能が利用可能。
  • ChatGPT Pro ($200/月): 研究者・開発者向けの無制限に近いプラン。
  • ChatGPT Business / Enterprise: チーム・企業向けのデータ保護強化プラン。


無料版やGoプランではパーソナライズをオフにすることはできますが、広告を完全に表示しない選択肢としては、広告なしの有料プラン(Plus以上)へのアップグレードが案内されています。

快適な作業環境を維持したい場合は、月額20ドルのPlusプランへの移行が最も確実な解決策となります。


ChatGPT広告のよくある質問(FAQ)

Q1. 日本ではいつから表示される?

現時点で公式に確定日が示されているのは、まず米国でのテスト開始です。

米国外への展開はテスト結果やフィードバックを踏まえて検討される見通しのため、開始時期は確定していません。

Q2. 未成年には本当に広告が出ない?

テスト期間中は、申告情報や推定にもとづき18歳未満と判断されるアカウントには広告を表示しない方針です。

ただし、これはテスト運用の前提として示されているため、今後の運用はアップデートにより変わる可能性があります。

Q3. Business / Enterprise / Eduでも広告は出る?

Business / Enterprise / Edu(教育機関向け)は広告表示の対象外とされています。

業務利用や教育利用で画面のノイズを避けたい場合は、これらのプランが選択肢になります。

Q4. 広告主に会話内容は渡る?

あなたがChatGPTと話した内容(プロンプトや回答)が広告主に共有されることはありません。

広告主が閲覧できるのは、広告をクリックして以降に、あなたが広告主へ直接送ったメッセージのみです。

Q5. 不快な広告が出たらどうすればいい?

広告は閉じたり、理由を添えてフィードバックを送れたりする仕組みが用意される予定です。

あわせて、広告のパーソナライズをオフにしたり、広告表示に使われた情報をクリアしたりすることで、体験を調整できます。


まとめ

ChatGPTへの広告導入は、AIをより多くの人に低コストで提供し続けるための大きな転換点です。

今回のニュースのポイント

  • 対象: Free版とGo版のユーザー(まずは米国から)
  • 場所: 回答の下部に控えめに表示される
  • 安心: 会話内容は売られず、回答の中身も偏らない
  • 回避策: Plusプラン以上なら広告は出ない


多くのユーザーにとって、無料または格安(Goプラン)で高度なAIを使い続けられるメリットは大きいはずです。
一方で、業務で集中したい方や、画面のノイズを極力減らしたい方は、これを機にPlusプランへのアップグレードを検討してみても良いでしょう。

【関連記事】
▶︎ChatGPT Goとは?無料版の10倍使える月額8ドルプランの全貌と広告の仕組み
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監修者
坂本 将磨

坂本 将磨

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。

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