この記事のポイント
ChatGPTでビックリマン風画像を生成する具体的なステップ
効果的なプロンプトの例文と作成のコツ
生成画像を本物そっくりのシールにする方法 (スマホ完結!)
SNSでの面白い活用事例
著作権・肖像権など、安全に楽しむための重要ポイント

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。
子どもの頃に集めたビックリマンシール。あの独特なキラキラしたデザインを、今話題のChatGPTで再現できたら面白いと思いませんか?
実は、特別なスキルがなくても、あなたの写真やイラストから、驚くほど簡単に「ビックリマンチョコ風」のオリジナルキャラクター画像を生成できるんです。
本記事では、AI初心者の方でもすぐに試せるよう、ChatGPTの画像生成機能を使ったビックリマン風画像の作り方を、ステップバイステップで詳しく解説します。
具体的なプロンプト(AIへの指示文)の例から、生成した画像を本物そっくりのシールに加工して印刷する手順、SNSでの面白い活用アイデア、そして失敗しないために必ず知っておきたい著作権や肖像権などの注意点まで、網羅的にご紹介します。
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この記事を読めば、あなたのお気に入りの写真や自作イラストが、ChatGPTの手によって懐かしくも新しい、魅力的なキラキラシール風キャラクターに生まれ変わるでしょう。
目次
ChatGPTでビックリマンチョコ風シールを作る方法【初心者OK】
もっと極める!高品質なビックリマン風画像を生成するプロンプト
Step2: 無料アプリ「Canva」でシール風デザインを作成
なぜChatGPTでビックリマン風画像が作れるの?
まずは、「なぜChatGPTでこんなことができるの?」という疑問にお答えします。
ChatGPTに搭載されている画像生成機能の基本的な仕組みと、その驚くべき能力、そしてビックリマン風画像作成におけるメリットを見ていきましょう。
ChatGPTの画像生成機能の概要
ChatGPTといえば、人間と自然な対話ができるAIとして有名ですが、実は高度な画像生成機能も搭載されています。これは、ユーザーが入力したテキスト(プロンプト)に基づいて、全く新しい画像を創り出す技術です。
例えば、「青い目の猫が宇宙遊泳しているイラスト」のように指示するだけで、その通りの画像を生成してくれます。
この機能により、絵を描くスキルがない人でも、頭の中のイメージを簡単にビジュアル化できるようになりました。ビックリマン風画像の生成も、この応用の一つと言えます。
「ChatGPT」を使えば、誰でも手軽に画像作成に挑戦できるのです。
「〇〇風」を理解するAIの能力とビックリマン風画像の特徴
ChatGPTの画像生成機能が優れている点の一つは、単に指示されたオブジェクトを描くだけでなく、「〇〇風」といった抽象的なスタイルや画風を理解し、再現できる能力にあります。
AIは、インターネット上に存在する膨大な画像とその説明文(テキスト)の関係性を学習することで、特定のスタイルが持つ特徴を捉えています。
「ビックリマン風」の場合、AIは以下のようなデザイン的特徴を学習・再現しようとします。
- キラキラ・ホログラム調の背景: 光が反射するような派手な背景。
- デフォルメされたキャラクター: 2〜3頭身程度の、ややコミカルな体型。
- 太い輪郭線: キャラクターを際立たせる力強い線。
- 独特のポージング: 天使や悪魔、ロボットなどをモチーフにした特徴的なポーズ。
- 装飾的なフレームや名前バナー: シール感を演出する枠や、キャラクター名を入れる帯。
これらの要素をAIが理解しているため、「ビックリマン風にして」と指示するだけで、それらしい雰囲気の画像を生成してくれるのです。
ビックリマンチョコとは?今なお愛されるシール文化
1980年代から続くロングセラーお菓子「ビックリマンチョコ」は、ウエハースにおまけとして付属する“キラキラシール”が大人気となり、今なお根強いファンを持ち続けています。特に「悪魔VS天使シリーズ」などの独特なキャラクター世界観と、豪華なホログラム仕様のシールデザインは、多くの人の記憶に残っています。
2025年はビックリマンシリーズが40周年を迎え、以下のような記念商品も登場しています:
- ビックリマン伝説チョコ<悪魔VS天使 40thスペシャルエディション>(2025年3月発売)
- ヘッドだらけのビックリマンチョコ(2025年4月発売)
- ミャクミャクマンチョコ(大阪・関西万博公式キャラとのコラボ)
このように、今も進化し続けるビックリマンチョコの世界を、ChatGPTと画像生成機能を使って再現する方法をご紹介します。
現在、万博限定「ビックリマンチョコ」も
万博限定「ビックリマンチョコ」シール
大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」と「ビックリマン」のコラボレーションが実現!
ビックリマンイラストレーターが全て描き下ろしたミャクミャクとのコラボキャラクターが登場する景品シールが封入されております。(全10種)
ChatGPTでビックリマンチョコ風シールを作る方法【初心者OK】
特別なスキルは本当に不要です!
ここでは、元になる画像を用意し、ChatGPTにアップロードして簡単な日本語で指示を出すだけで、ビックリマン風のキャラクター画像を生成する基本的な手順をステップバイステップで解説します。
手順① 画像を用意してアップロード
まず、ビックリマン風に変換したい元となる画像を用意しましょう。以下のような画像が使えます。
- 自分の顔写真: オリジナルのキャラクターを作るのに最適です。
- ペットの写真: 愛犬や愛猫を可愛い(またはカッコいい)キャラクターに変身させられます。
- 自作のイラスト: 自分の描いたキャラクターをビックリマン風にアレンジできます。
- フリー素材の画像: 人物や動物のフリー素材を使うことも可能です(ただし、利用規約には注意が必要です)。
画像が決まったら、ChatGPTのアプリ版またはWeb版を開き、チャット入力欄の近くにある「画像をアップロード」ボタンを使って、用意した画像をアップロードします。
手順② 簡単な日本語プロンプトで「ビックリマン風」に変換
画像をアップロードし、ChatGPTが画像を認識したら、いよいよ変身させるための指示(プロンプト)を入力します。
ここでも難しい言葉は必要ありません。非常にシンプルな日本語で大丈夫です。
「この画像をビックリマン風にしてください。」といったシンプルなプロンプトでも、ビックリマン風の特徴を捉えて画像を生成してくれます。
実際の生成画像
すると以下のようにビックリマン風の画像が生成されます。
生成された画像
もう少し具体的に指示したい場合、「悪魔っぽい女の子にして」というと以下のように生成されました。
悪魔っぽい感じの女の子
まずは気軽に試してみることが大切です。生成された画像がイメージと違っても、プロンプトを修正して再生成できます。
もっと極める!高品質なビックリマン風画像を生成するプロンプト
基本的な作り方が分かったら、次は一歩進んで、より自分のイメージに近く、クオリティの高いビックリマン風画像を生成するためのプロンプト(指示文)作成のコツを深掘りしましょう。
生成の精度を高めるテクニックをご紹介します。
【コピペOK】タイプ別ビックリマン風プロンプト例文集
ここでは、キャラクターのタイプ別に、より詳細なビックリマン風画像を生成するためのプロンプト例文をいくつか紹介します。これらの例をそのまま使ったり、アレンジしたりして、オリジナルのキャラクター作りに役立ててください。
タイプ | プロンプト例文 (詳細指定の例) | ポイント |
---|---|---|
天使風 | 「この人物をビックリマン天使風キャラクターに。白い大きな羽、金の神聖な鎧、光り輝く剣を持たせて。背景は虹色のキラキラエフェクトで。」 | 神聖さ、光、白・金を強調 |
悪魔風 | 「このペットをビックリマン悪魔風キャラに。鋭い赤い角、黒い禍々しい鎧、手には炎の玉。背景は燃え盛る炎と暗黒の渦で、ダークな雰囲気で。」 | 禍々しさ、闇、赤・黒、炎を強調 |
ロボ系 | 「このイラストをビックリマンロボット風キャラクターに。メタリックな質感のボディ、背中にジェットウィング、目は赤く発光。背景は宇宙空間と電子回路風の幾何学模様で。」 | 金属感、未来感、機械的要素を強調 |
ギャグ系 | 「この写真をビックリマンギャグ風キャラに。変なポーズで満面の笑み、頭にプロペラ。背景は派手な集中線と星が飛び散る感じで。キャラクター名を入れる黄色いバナーも付けて。」 | 面白さ、コミカルさ、派手な演出を強調 |
レア度指定 | 「このキャラクターをビックリマン風にして。ウルトラレア仕様で、背景は豪華な金色のホログラム、全身からオーラが出ている感じで。」 | レア感、豪華さ、特別なエフェクトを強調 |
プロンプト作成のヒント:
- 基本的な指示: まず「ビックリマン風にして」と伝える。
- 要素を分解: キャラクターの特徴(服装、持ち物、表情)、背景、色、質感、エフェクトなどを具体的に指定する。
- キーワード: 「キラキラ」「ホログラム」「デフォルメ」「レトロ」「派手」など、ビックリマン風を連想させる言葉を入れる。
生成クオリティを上げるプロンプトの要素
より高品質で狙い通りの画像を生成するためには、プロンプトに含める要素を意識すると効果的です。以下に、特に重要となる要素を挙げます。
-
キャラクターの詳細指定:
- 服装・鎧: 「金の鎧」「黒いマント」「セーラー服」など具体的に。
- 髪型・色: 「銀髪のロングヘア」「ツンツン頭」など。
- 表情・ポーズ: 「笑顔でピースサイン」「険しい表情で剣を構える」など。
- 持ち物・武器: 「杖」「剣」「盾」「メカニカルな銃」など。
-
背景の指定:
- 例:「光」「炎」「キラキラ」
- その他:「宇宙空間」「雷鳴轟く空」「デジタルグリッド」「和風の模様」など、キャラクターの世界観に合わせる。
-
質感・エフェクトの指定:
- 例:「キラキラ」「レトロ」「派手」
- その他:「ホログラム」「メタリック」「宝石のような輝き」「オーラ」「煙」「電撃」など、視覚的な魅力を高める要素。
-
演出の指定:
- 例:「名前バナー」「レア」「ウルトラレア」
- その他:「〇〇VS△△のような対決構図」「シークレット風のシルエット」「お守りシール風」など、遊び心を加える。
-
画角や構図の指定 (任意):
- 「全身像」「バストアップ」「斜めからのアングル」など、こだわりたい場合に指定。
これらの要素を組み合わせることで、AIに対してより明確な指示を与えることができ、生成される画像のクオリティや具体性が向上します。
思い通りの画像が出ない時の調整テクニック
プロンプトを工夫しても、必ずしも一発で完璧な画像が生成されるとは限りません。そんな時は、以下の調整テクニックを試してみてください。
-
プロンプトの表現を変える:
- 類語を使う: 「キラキラ」を「輝く」「光り輝く」「スパークリング」などに変えてみる。
- より具体的に記述する: 「鎧」を「金色の装飾が施された騎士の鎧」のように詳細にする。
- 指示の順番を変える: 重要なキーワードを文頭に持ってくるなど。
-
重要なキーワードを強調する:
- 括弧「 () 」や引用符「""」などでキーワードを囲む。
- 繰り返して指示する(ただし、冗長にならないように注意)。
-
複数回生成して良いものを選ぶ (ガチャ感覚):
じプロンプトでも、生成するたびに少しずつ異なる画像が出力されることが多いです。何度か試して、最もイメージに近いものを選びましょう。いわゆる「ガチャ」感覚で楽しむのも一つです。
-
元画像との相性を見直す:
特定の元画像が、AIにとって認識しにくい、あるいは指示したスタイルと組み合わせにくい場合があります。別の画像で試してみるのも有効です。
-
ChatGPTの画像生成機能の癖を理解する:
AIにも得意・不得意があります。例えば、複雑な手の形状や、複数のキャラクターが絡み合う構図などは苦手な場合があります。プロンプトを簡略化したり、指示内容を変えたりすることで改善することもあります。
同根気強く試行錯誤することが、理想の画像を生成する近道です。
ChatGPT画像を本物風に加工するには?シール化の手順
せっかく苦労して生成したお気に入りのビックリマン風画像、データとして持っているだけではもったいないですよね!
ここでは、スマートフォンアプリとコンビニのプリントサービスを使って、まるで本物のようなキラキラシールに仕上げる方法を詳しく解説します。
Step1: シール化に適した画像生成
シールとして印刷・加工することを見据えて、ChatGPTで画像を生成する際に少し意識しておくと良いポイントがあります。
- アスペクト比は「正方形 (1:1)」で生成: ビックリマンシールは基本的に正方形です。生成時にアスペクト比を1:1に指定しておくことで、後のレイアウト作業が格段に楽になります。多くの画像生成AIでは、プロンプトで「正方形で」「1:1の比率で」のように指示できます。
- 背景処理:
- キラキラ背景をプロンプトで指定: 「背景はキラキラで」「ホログラム風の背景で」とプロンプトで指示し、生成段階でシールらしい背景にしておくのが最も簡単です。
- 背景透過で生成 (上級者向け): もしAIが背景透過画像の生成に対応していれば、キャラクター部分だけを生成し、後からCanvaなどで好きなキラキラ背景素材と合成するという方法もあります。
悪魔っぽい感じでの生成
Step2: 無料アプリ「Canva」でシール風デザインを作成
画像の準備ができたら、次は無料のデザインアプリ「Canva」を使って、シール印刷用のレイアウトを作成します。
CanvaはスマホアプリもPCブラウザ版もあり、直感的な操作で簡単にデザインできます。
手順② シール台紙に1枚レイアウトするだけ(スマホ完結)
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Canvaを開き、新しいデザインを作成:
- 「カスタムサイズ」を選択し、幅「100mm」、高さ「148mm」と入力します。これは一般的なハガキサイズで、コンビニプリントで扱いやすいサイズです。
- 背景は「白」のままにしておきましょう。
-
生成した画像を配置:
- 「アップロード」機能で、先ほどChatGPTで生成した正方形のビックリマン風画像をCanvaにアップロードします。
- アップロードした画像を、作成したハガキサイズの白い背景の中央に配置します。ドラッグ&ドロップで簡単に位置やサイズを調整できます。
-
フレームやタイトル文字を追加 (オプション):
- Canvaの「素材」タブで、「フレーム」「金色 フレーム」「レトロ バナー」などで検索すると、ビックリマン風のデザインに合う素材が見つかることがあります。これらを画像に追加して、よりシールらしい見た目にします。
- 「テキスト」タブでキャラクター名などを入力し、フォントや色を調整して配置します。ビックリマン風のフォントを探して使うと、さらに雰囲気がアップします(フォントの利用規約には注意してください)。
-
デザインを保存:
- 完成したら、デザインを画像ファイル(JPGまたはPNG推奨)として保存します。
手順③ コンビニで印刷→ シール台紙に貼るだけ
Canvaで作成したハガキサイズの画像データを、いよいよコンビニでシールとして印刷します。主要なコンビニ(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど)では、マルチコピー機を使ってスマホから簡単に写真やドキュメントをプリントできるサービスを提供しており、その多くが「シール紙」への印刷に対応しています。
-
プリント用アプリの準備:
- 各コンビニチェーンが提供している専用のプリントアプリ(例: セブンイレブンの「かんたんnetprint」、ローソン・ファミリーマート等の「PrintSmash」や「ネットワークプリント」など)をスマホにインストールします。
- 複数のコンビニに対応した「コンビニフォト」のようなアプリもあります。
コンビニフォト
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画像をアプリに登録:
- アプリの指示に従い、先ほどCanvaで作成・保存したハガキサイズの画像データをアプリにアップロード(登録)します。
- アプリの指示に従い、先ほどCanvaで作成・保存したハガキサイズの画像データをアプリにアップロード(登録)します。
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コンビニのマルチコピー機で操作:
- コンビニに行き、マルチコピー機のメニューから「写真プリント」や「ネットワークプリント」などを選択します。
- アプリで取得した予約番号を入力するか、Wi-Fi接続などでスマホからデータを送信します。
-
用紙を選択して印刷:
- 重要: 用紙選択画面で、必ず「シール紙」または「シール用紙」を選びます。(選択肢にない店舗もあります)
- 印刷部数などを設定し、料金を投入してプリントを開始します。
これで、ハガキサイズの台紙にビックリマン風画像が印刷された、あなただけのオリジナルシールの完成です!あとはハサミやカッターで画像の部分を切り抜けば、本物のシールのように使えます。
みんなの活用術!SNSでのビックリマン風画像 活用アイデア&事例
ChatGPTで作成したオリジナルのビックリマン風画像、せっかくなら色々な方法で楽しみたいですよね。
ここでは、SNSでの活用アイデアや、実際に投稿されている面白い事例をご紹介します。あなたの創造力を刺激するヒントが見つかるかもしれません。
アイデア次第で面白さUP!活用シーン集
ビックリマン風画像は、そのユニークな見た目から様々なシーンで活用できます。以下にいくつかのアイデアを挙げます。
- SNSプロフィール画像:
X(旧Twitter)やInstagramなどのアイコンやヘッダーに設定すれば、個性を際立たせることができます。
- 家族・友人・ペットのキャラクター化:
身近な人や大切なペットをビックリマン風のキャラクターにしてプレゼントすれば、きっと喜ばれるでしょう。「自分の子どもやペットの写真を“神化”」という楽しみ方もあります。
- オンラインイベントでの活用:
オンライン飲み会やウェビナーなどで、自己紹介代わりに表示したり、参加者同士で作り合ったりするのも面白い試みです。
- チームやグループの記念品:
スポーツチームや会社の部署メンバー、サークル仲間などを「天使と悪魔にアレンジ」したり、「卒業アルバム風に全員ビックリマン化」したりして、記念シールを作成するのも一体感が高まります。
- ブログや資料のアイキャッチ:
作成した画像をブログ記事やプレゼンテーション資料の挿絵として使えば、読者の目を引くことができます(ただし、利用規約や著作権には注意が必要です)。
- プレゼント用のシール:
「プレゼント用にシール化して配布している事例」もあるように、ちょっとした贈り物として自作シールを配るのも素敵です。
AIビックリマン風 事例紹介
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSでは、「#AIビックリマン風」「#ChatGPT画像生成」「#ビックリマン風」といったハッシュタグで検索すると、ユーザーがChatGPTなどのAIを使って作成した様々なビックリマン風画像を見ることができます。
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驚きのクオリティ:
有名人をモデルにした(であろう)非常に精巧なものから、独創的なオリジナルキャラクターまで、多種多様な作品が投稿されています。プロンプトの工夫や、生成後の加工によって、目を見張るようなクオリティの画像も少なくありません。
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ユニークなアイデア:
ペットを伝説の聖騎士風にしたり、自分のアバターを悪魔軍団の一員にしたり、食べ物を擬人化してビックリマン風にしたりと、自由な発想に基づいた面白い作品がたくさん見つかります。
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コミュニティ形成: 同じハッシュタグで投稿された作品に「いいね!」やコメントを送り合ったり、プロンプトの情報を交換したりと、ユーザー同士の交流も生まれています。
これらの事例を参考に、あなたもオリジナルのビックリマン風画像を作成し、SNSでシェアしてみてはいかがでしょうか。ただし、次のセクションで解説する注意点は必ず守るようにしましょう。
ChatGPTで作成したビックリマン風画像に関する注意点
ChatGPTでビックリマン風画像を生成して楽しむことは素晴らしい体験ですが、その一方で、著作権や肖像権といった権利の問題には十分に注意を払う必要があります。
トラブルを未然に防ぎ、安全に楽しむために、必ず知っておきたい重要なポイントを分かりやすく解説します。
1.「ビックリマンチョコ風」はあくまで“パロディ”
まず、大前提として理解しておくべきことは、「ビックリマン」およびその関連キャラクター、ロゴデザインなどは、株式会社ロッテの著作権および登録商標であるという点です。
いわゆる「パロディ」や「オマージュ」として、あくまで個人が私的に楽しむ範囲であれば、問題視される可能性は低いと考えられます。
しかし、その境界線は曖昧であり、注意が必要です。以下のOK/NG例を参考に、判断しましょう。
✅ OKな可能性が高い例 (個人利用の範囲内):
- ChatGPTなどで完全にオリジナルのキャラクターを「ビックリマン風」のタッチで生成し、SNSに投稿する。
- 自分の写真や自作イラストを元に「ビックリマン風」に加工し、自分自身や親しい友人・家族の間で楽しむためにシールを作成・共有する(販売や不特定多数への配布はしない)。
❌ NGとなる可能性が高い例:
- 生成した画像を「ビックリマンチョコ 最新作」などと偽って公開する。
- 本物のビックリマンキャラクターをAIに読み込ませて、酷似した画像を生成・公開する。
- シールにロッテの公式ロゴや、本物そっくりのキャラクター名・シリーズ名を使用する。
- 生成したビックリマン風画像を無断で販売したり、営利目的で配布したりする(二次創作のガイドライン等を確認しない限り避けるべき)。
詳細は、文化庁のウェブサイトや、ロッテ公式サイトの権利に関する記述を確認することが推奨されます。
参考情報: 文化庁 著作権制度に関する情報、株式会社ロッテ 公式サイト (関連情報を探す)
2. キャラクター画像・肖像の扱いにも注意
ビックリマン風画像の元として、自分以外の人物の写真や、既存のキャラクター画像を使用する場合には、肖像権やパブリシティ権といった権利にも配慮が必要です。
肖像権とは?:
人が、自身の容姿を無断で撮影されたり、公表されたりしない権利です。
* 友人・知人の写真を使う場合: 必ず本人の許諾を得てから使用しましょう。無断でビックリマン風に加工してSNSなどに公開すると、プライバシーの侵害や肖像権侵害にあたる可能性があります。
* 自分の写真を使う場合: 基本的に問題ありませんが、公開範囲には注意しましょう。
パブリシティ権とは?:
有名人(芸能人、スポーツ選手など)や著名なキャラクターなどが持つ、顧客誘引力(名前や肖像が持つ経済的価値)を排他的に利用する権利です。
* 芸能人や有名キャラクターの写真・イラストを使う場合: たとえAIで加工したとしても、元画像が誰か(何か)を特定できる場合、パブリシティ権の侵害にあたる可能性が高いです。
商用利用はもちろん、個人利用であっても避けるべきです。
フリー素材の利用:
フリー素材サイトの写真やイラストを使用する場合でも、必ず利用規約(ライセンス)を確認してください。「加工自由」「商用利用可」など、条件は素材ごとに異なります。モデルリリース(被写体の許諾)が取得されているかも確認点です。
他者の権利を尊重する意識を持つことが、トラブルなく楽しむための基本です。
もっと楽しむための関連ツール&公式情報
ChatGPT以外にも、ビックリマン風画像の作成を補助したり、ビックリマンの世界そのものをさらに深く楽しんだりするためのツールや公式サイトがあります。
【ロッテ公式】創造ビックリマン
ロッテ公式サイト内には、「創造ビックリマン」という、ユーザーがパーツを組み合わせてオリジナルのビックリマン風キャラクターを作成できるサービスがあります。AI生成とは異なり、用意されたパーツを組み合わせる形式ですが、公式が提供する安心感の中で手軽にキャラクター作りを楽しめます。作ったキャラクターをSNSでシェアすることも可能です。
ビックリマン風ロゴジェネレーター
Web上には、ビックリマンシールのタイトル部分のような、特徴的なロゴデザインを簡単に生成できる「ビックリマン風ロゴジェネレーター」が存在します(例:Web Save Editorなど)。
ChatGPTで生成したキャラクター画像と、これらのジェネレーターで作成したロゴを組み合わせることで、より本格的なシール風デザインに仕上げることができます。
ただし、これらの非公式ツールの利用にあたっても、利用規約や著作権には注意が必要です。
ビックリマン風以外の「面白い◯◯風」画像生成
また、ビックリマンチョコ風だけでなく、以下のような他のスタイルでも画像生成が可能です。
- ジブリ風
- ディズニー風
- アニメ風
- マンガ風
- アメコミ風
- 擬人化
など詳しくは関連記事をご覧ください。
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まとめ|誰でも簡単!AIで懐かしの“ビックリマンチョコ風”を再現しよう
この記事では、ChatGPTの画像生成機能を使って、懐かしの「ビックリマンチョコ風」のオリジナル画像を誰でも簡単に作成する方法を、具体的な手順から応用テクニック、リアルなシールにする方法、そして最も重要な著作権などの注意点まで、網羅的に解説しました。
本記事のポイント:
- ChatGPTを使えば、特別なスキル不要でビックリマン風画像が作れる。
- 簡単な日本語プロンプトで、写真やイラストを元に生成可能。
- プロンプトを工夫すれば、天使風、悪魔風、ロボ系など多様なスタイルに。
- Canvaとコンビニプリントで、本物そっくりのシール化も実現。
- SNSでの活用は楽しいが、著作権・肖像権・利用規約の遵守が必須。
AI技術は、私たちの創造性を刺激し、かつて夢中になったカルチャーを新しい形で楽しむ可能性を広げてくれます。ぜひ、この記事を参考に、あなただけのオリジナルキャラクターを生み出し、懐かしさとAIの進化が融合した新しいクリエイティブ体験をお楽しみください。
ただし、繰り返しになりますが、他者の権利への配慮を忘れず、ルールを守って安全に楽しむことが何よりも大切です。その上で、作成した画像をSNSでシェアしたり、友人へのちょっとしたプレゼントにしたりするのも、きっと素敵な体験になるはずです。