この記事のポイント
Gemini 2.0 Flash は、Googleの最新AIモデル「Gemini 2.0」シリーズの中で、速度とコスト効率に特化したモデル。
大量の情報を高速処理できるだけでなく、テキスト、画像、音声、動画など、様々な形式のデータを扱えるマルチモーダル対応。
100万トークンという広大なコンテキストウィンドウを持ち、文脈を理解した自然な応答が可能。
より軽量で低レイテンシな「Gemini 2.0 Flash-Lite」、思考プロセスを可視化できる「Gemini 2.0 Flash thinking」といった派生モデルも存在。
Google AI Studio を通じて、API経由で利用可能。

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。
AIの進化は目覚ましいですが、「処理速度が遅い」「導入コストが高い」といった課題も存在します。特に、ビジネスの現場では、リアルタイム性や費用対効果が重視されます。
そんな課題を解決するのが、Googleの「Gemini 2.0 Flash」です。しかし、その具体的な機能や活用方法は、まだ十分に知られていません。
本記事では、「Gemini 2.0 Flash」について、基礎から応用までをわかりやすく解説します。
Gemini 2.0 Flashの概要、モデル一覧、料金体系、そして具体的な使い方まで、幅広く網羅的に説明します。
目次
Gemini 2.0 Flashとは
Gemini 2.0 Flash は、Googleの最先端AIモデル「Gemini 2.0」ファミリーの一員です。その最大の特徴は、圧倒的な処理速度と高いコストパフォーマンスを両立している点にあります。
「大量のデータを瞬時に分析したい」「リアルタイムで翻訳を行いたい」といった、スピードが求められる場面で、Gemini 2.0 Flash はその真価を発揮します。
しかし、Gemini 2.0 Flash の魅力は、単に「速い」だけではありません。
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マルチモーダル対応
テキストだけでなく、画像、音声、動画など、様々な種類のデータを入力・出力できます。
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100万トークンのコンテキストウィンドウ
一度に大量の情報を処理できるため、長い文章や複雑な会話の文脈も正確に理解し、より人間らしい自然な応答を生成できます。
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Google AI Studioとの連携
Google AI Studio を通じて、API経由で簡単に利用できます。
これらの特徴から、Gemini 2.0 Flashはビジネスの生産性向上や、新たな価値創造に貢献できる、非常に強力なAIモデルと言えるでしょう。
Gemini 2.0 Flashのモデル一覧
Gemini 2.0 Flash には、利用シーンや目的に合わせて、いくつかのモデルが用意されています。
ここでは、代表的な以下の3つのモデルについて解説します。
- Gemini 2.0 Flash
- Gemini 2.0 Flash-Lite
- Gemini 2.0 Flash thinking
Gemini 2.0 Flash
Gemini 2.0 Flash は、Gemini 2.0ファミリーの基盤となるモデルです。最大の特徴は、処理速度、精度、そしてコストのバランスが非常に優れている点です。
テキスト、画像、音声、動画といった多様なデータ形式の入力に対応しており、100万トークンという広大なコンテキスト長を持つため、複雑な文脈も正確に理解できます。
Google AI Studio の各種ツール(検索、コード実行など)をネイティブに利用できるのも大きな強みです。
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| 処理速度 | 非常に高速 |
| 対応データ形式 | テキスト、画像、音声、動画 (入力), テキスト、画像(近日公開予定)、音声出力(近日公開予定) |
| コンテキスト長 | 100万トークン |
| 知識のカットオフ | 2024年8月 |
Gemini 2.0 Flash-Lite
Gemini 2.0 Flash-Lite は、Gemini 2.0 Flash をさらに軽量化したモデルです。「Lite」という名前の通り、リソース消費を抑えつつ、Gemini 2.0 Flash と同等の高速処理を実現しています。
特に、費用対効果を重視する場合や、低レイテンシ(応答時間の短さ)が求められるアプリケーションに最適です。
ただし、Gemini 2.0 Flash-Lite では、関数呼び出し、コード実行、検索、ネイティブツールの使用など、一部の機能がサポートされていません。
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| 処理速度 | 非常に高速 |
| 対応データ形式 | テキスト、画像、音声、動画 (入力), テキスト (出力) |
| コンテキスト長 | 100万トークン |
| 知識のカットオフ | 2024年8月 |
Gemini 2.0 Flash thinking
Gemini 2.0 Flash thinking は、Gemini 2.0 Flash の高速処理はそのままに、AIの「思考プロセス」を可視化する、というユニークな機能を追加したモデルです。
AIがどのように考えて結論に至ったのか、その思考過程を人間が確認できるため、AIの判断理由を理解しやすくなり、AIに対する信頼性も高まります。
OpenAIの「o1」モデルと比較すると、Gemini 2.0 Flash thinking は思考プロセスがより詳細に表示され、応答速度も速いというメリットがあります。
さらに、Googleアプリ(YouTube, Google マップ, Google 検索など)との連携機能を備えた「Gemini 2.0 Flash Thinking with apps」も存在します。
Gemini 2.0 Flashの料金
Gemini Flashは、Gemini公式サイト・Google AI Studioから無料で利用可能です。
Gemini APIの料金
Gemini APIは、無料枠と従量課金制の2つの料金階層に基づいています。
レートの上限は、これらの階層間で異なり、モデルによっても異なります。
料金体系は以下の通りです。
モデル別料金 (100万トークンあたり)
| モデル | 入力 (テキスト/画像/動画) | 入力 (音声) | 出力 (テキスト) |
|---|---|---|---|
| Gemini 2.0 Flash | $0.40 | $0.70 | $0.40 |
| (キャッシュ利用時) | テキスト/画像/動画: $0.025, 音声: $0.175 | ||
| Gemini 2.0 Flash-Lite | $0.075 | $0.075 | $0.30 |
コンテキストキャッシング適用時の料金 (100万トークンあたり)
| モデル | 入力 (テキスト/画像/動画) | 入力 (音声) |
|---|---|---|
| Gemini 2.0 Flash | $0.025 | $0.175 |
補足
- 上記料金は、2025年2月時点のものです。
- 2025年2月20日以降、音声入力の料金は、他のモダリティ(テキスト、画像、動画)と同じ料金になります。
詳細な料金体系およびレート制限については、Googleの公式ドキュメントをご覧ください。
Gemini 2.0 Flashの使い方
Gemini 2.0 Flashの利用方法は、主に以下の2つの方法に分けられます。
- GeminiのWebサイト
- Google AI Studio
Gemini Webサイトでの使い方
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Geminiの公式サイトにアクセスし、ログインします。
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左上のモデル名をクリックすると、お好きなモデルに切り替えできます。

Google AI Studioでの使い方
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Google AI Studioにアクセスし、Googleアカウントでログインします。
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画像矢印のモデル選択タブをクリックします。

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モデル一覧が表示されるので、利用したいモデルを選択すれば完了です。

APIキーの発行方法
- 左側メニューにある、「Get API Key」を選択します。

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次のようなページに遷移するので、「APIキーを作成」を選択します。

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すると、APIキーが発行されます。

ChatGPT活用でお困りの方へ
まとめ
本記事では、GoogleのAIモデル「Gemini 2.0 Flash」について解説しました。Gemini 2.0 Flash は、高速処理、マルチモーダル対応、広大なコンテキストウィンドウが特徴で、ビジネスの様々な場面で活用できます。
基本モデルに加え、軽量版の Flash-Lite、思考プロセス可視化機能を持つ Flash thinking も存在。Google AI Studio (API 経由) または Gemini Web サイト (有料版の Gemini Advanced) から利用可能です。
無料で利用できるため、ぜひこの機会にGemini 2.0 Flash の性能を試してみてはいかがでしょうか。GoogleのAIの可能性を体感してみてください。











