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Claude Scienceとは?性能や料金、使い方を解説

この記事のポイント

  • 「新モデル」ではなく既存Claudeを研究者ワークフローに統合した「ワークベンチ」型製品(Claude Codeの科学版)
  • 60以上の科学DB(UniProt・PDB・ChEMBL等)と3層エージェント・NVIDIA BioNeMoで生命科学分野に事前特化
  • Pro/Max/Team/Enterpriseでベータ提供、学術・非営利向けTeam割引と最大50プロジェクト×$30,000のAI for Scienceプログラムを併用
  • Allen Institute論文レビュー高速化・UCSF脳腫瘍分析10分の1・Manifold Bio創薬候補選定など発表当日から実案件
  • OpenAIは企業ゲート型、Googleは独自基盤モデル寄せ、Anthropicはサブスク経由の広い開放路線という3社3路線の構図
坂本 将磨

監修者プロフィール

坂本 将磨

XでフォローフォローするMicrosoftMVP

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。

Claude Science(クロード・サイエンス)は、Anthropicが2026年6月30日に発表した、研究者向けのAIワークベンチです。

新しいモデルではなく、各プランに含まれる既存のClaudeモデルをそのまま実行しながら、60以上の科学データベースと3層エージェント構成で生命科学の研究ワークフローに事前接続している点が最大の特徴です。
OpenAIが特化モデル「GPT-Rosalind」+研究向けワークスペース「Prism」、Google DeepMindが独自基盤モデル「AlphaFold/Gemini for Science」で研究市場に踏み込むなかで、Anthropicは「Claude Codeが辿った道の科学版」というポジションを取りに来ました。

本記事では、Claude Scienceの機能アーキテクチャ・動作環境・料金プラン・AI for Scienceプログラム・発表時点で公開された活用事例・OpenAI/Google/Microsoftとの違い・導入判断軸を、2026年7月時点の最新情報で体系的に解説します。

目次

Claude Scienceとは?

Claude Scienceの構成——3層エージェントと60+の科学データベース

60以上の科学データベースを事前接続

コーディネーター/専門/レビューの3層エージェント構造

NVIDIA BioNeMo経由でEvo 2・Boltz-2・OpenFold3に接続

監査可能な成果物——コード・環境・履歴が全て残る

Claude Scienceの動作環境と可視化——ラボの計算資源で完結する設計

macOS/Linuxのローカル・SSH/HPC・オンデマンドGPUに対応

3Dタンパク質・genome tracks・化学構造のネイティブレンダリング

Claude Scienceの提供プランとAI for Scienceプログラム

対応プラン——Pro/Max/Team/Enterpriseでベータ提供

学術機関・非営利研究組織向けの割引Teamプラン

AI for Scienceプログラム——最大50プロジェクトに$30,000クレジット

Claude Scienceの活用事例——発表時点で公開された4件

Allen Institute——多エージェント論文レビューで年単位の作業を短縮

UCSF Brain Tumor Center——脳腫瘍分析を10分の1に短縮

Manifold Bio——組織特異的な標的候補選定

Anthropic自社——希少疾患・軽視疾患の治療薬プログラム

他社製品との比較

OpenAI Prism/GPT-Rosalind——特化モデル+企業ゲート戦略

Google DeepMind Gemini for Science + AlphaFold/AlphaGenome——独自基盤モデル戦略

Microsoft Discovery——Azure+Copilotのエンタープライズ運用層

3社4製品の戦略差——新モデルで戦うか、統合層で戦うか

Claude Scienceの導入判断で見るべき論点

個人研究者は月額$20のProから検証できる

研究室・研究組織はTeamまたは学術Teamプランが軸

データ主権・HPCインフラを持つ組織はローカル運用の設計が効く

Claude Scienceで検証したAIエージェント設計を業務システム側に持ち込むなら

まとめ

Claude Scienceとは?

Claude Scienceとは Anthropicが2026年6月30日に発表した研究者向けAIワークベンチ
Claude Science(クロード・サイエンス)は、Anthropic2026年6月30日に発表した、研究者向けのAIワークベンチです。

Claude Scienceが他のAI製品と一線を画すのは、「新しいAIモデルではない」という点です。各プランに含まれる既存のClaudeモデルをそのまま実行しつつ、60以上の科学データベースと専門エージェント群を事前接続し、研究者が使う環境(macOSローカル・LinuxのHPCログインノード・SSH経由リモート)で動くように整えた「ワークベンチ層」に投資した設計です。Anthropic自身も「より高性能な新モデルではない」と明言しています。


位置づけとしては、ソフトウェア開発におけるClaude Codeと同じ方向の製品です。Claude Codeがターミナル・エディタ・Git・ビルドツールを束ねて「開発者の操作層」を狙ったように、Claude Scienceは論文検索・ゲノム/プロテオーム/化学のデータベース・BioNeMoなどのライフサイエンス基盤モデル・計算リソースを束ねて「研究者の操作層」を狙う製品です。

監修者
坂本 将磨

坂本 将磨

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。

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