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AIでMVP開発を成功させるには?進め方から費用、失敗しないポイントまで解説

この記事のポイント

  • AIにおけるMVP(実用最小限の製品)の目的は、仮説検証に加え、AIを改善する「学習サイクル」を構築し回し始めること
  • 技術検証が目的のPoCに対し、MVPは市場で価値を提供できるかを顧客と検証するステップ
  • 成功の鍵は「完璧な精度より改善の仕組み」「データ収集機能の重視」「Wizard of Oz型MVPの活用」
  • 課題定義→データ戦略→モデル戦略→UI/UX設計→フィードバック実装→評価計画の6ステップで進める
  • まずは既存AI APIを活用し、小さく早く市場に出して、データと共にAIを成長させることが推奨される
坂本 将磨

監修者プロフィール

坂本 将磨

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Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。


「AI導入のPoCは終わったけど、どうやって最初の製品を市場に出せば良いの?」「AIプロジェクトのMVP開発は、普通のアプリ開発と何が違うの?」
多くのプロジェクトが直面するこの課題。AIにおけるMVP(実用最小限の製品)開発は、従来のソフトウェア開発とは異なる、特有の難しさと成功法則が存在します。
本記事では、このAIプロジェクトを成功に導くためのMVP開発について、その全貌を徹底的に解説します。
基本概念から具体的な作り方、費用感、そして多くのプロジェクトが陥る失敗を避けるための重要なポイントまで、事例を交えながら網羅的にご紹介します。

AIプロジェクトにおけるMVP開発とは?PoCとの違いを整理

AIプロジェクトを成功に導く「MVP(Minimum Viable Product)」ですが、その目的は従来のソフトウェア開発とは少し異なります。

従来のMVPの目的が「最小限の機能で、顧客の課題を解決できるか」という仮説検証であるのに対し、AIにおけるMVPは、それに加えて「ユーザーからのフィードバック(データ)を得て、AIモデルを継続的に改善する『学習サイクル』を構築し、回し始めること」が最大の目的となります。

AIはデータによって賢くなるため、リリースした瞬間が完成ではなく、むしろ成長のスタート地点です。本セクションでは、この「学習サイクル」という観点から、PoC(概念実証)との違いを明確に整理します。

MVP開発とAIにおけるMVP

「PoC」と「MVP」:目的と成果物の違い

PoC」と「MVP」:目的と成果物の違い

AI PoCとAI MVPは、どちらもAIプロジェクトの初期段階で行われますが、その目的は明確に異なります。

項目 AI PoC (概念実証) AI MVP (実用最小限の製品)
目的 技術的に実現可能かを内部で検証する 市場で価値を提供できるかを外部(顧客)と検証する
検証対象 AIモデルの精度、技術的な課題 顧客の課題解決、ビジネスモデル、UX
成果物 検証レポート、プロトタイプ 実際に顧客が利用できる製品・サービス
次のステップ MVP開発に進むかの判断 製品の改善、機能追加(グロース)

PoCが「このAIは作れるか?」を問うのに対し、MVPは「このAI製品は、顧客に価値を届け、ビジネスとして成長できるか?」を問うステップです。

【関連記事】
▶︎AI PoCとは?進め方や費用、失敗しないためのポイントを事例と共に解説

AI Agent Hub1


AI MVP開発のプロセス|アイデアを価値ある製品に変える6ステップ

AIを活用したMVPの開発は、単に機能を作るだけではありません。ユーザーからのフィードバックを通じてAIを賢くしていく「仕組み」を設計することが重要です。ここでは、アイデアを形にし、成長させるための具体的な6つのステップを解説します。

AI MVP開発のイテレーションサイクル

ステップ1:課題定義と「最小限」のスコープ設定

まず、「誰の、どのような課題を解決するのか」を明確にします。その上で、その課題を解決するためにAIが提供すべき中核的な価値は何かを見極め、機能を最小限に絞り込みます。

あれもこれもと欲張らず、「この機能がなければ価値が成立しない」という一点に集中することが重要です。

ステップ2:データ戦略の策定(収集と活用の計画)

AIの成長にはデータが不可欠です。MVPを運用する中で、「どのようなデータを」「どのように収集し」「どうAIの改善に活かすか」というデータ戦略を策定します。

ユーザーの利用ログ、評価フィードバック、修正データなど、収集すべきデータを定義し、そのための仕組みをMVPに組み込む計画を立てます。

ステップ3:モデル戦略の決定(自作か既存モデル活用か)

MVPで用いるAIモデルをどう準備するかを決定します。多くの場合、開発スピードを優先し、まずは既存のAI APIを活用してMVPを構築するのが賢明ですが、どちらを選択すべきか、以下の観点で検討しましょう。

観点 既存AI APIの活用 自社開発
開発スピード 速い 遅い
初期コスト 低い 高い
精度要件 汎用的(特殊な要件には不向き) 特定の要件に特化可能
データの機密性 外部APIにデータを渡す必要あり 自社内で完結可能
カスタマイズ性 低い 高い

まずは既存APIで素早く価値検証を行い、市場の需要が確認できた後、競争優位性を築くために自社開発へ移行する、というステップを踏むのが一般的なアプローチです。

ステップ4:UI/UXの設計とバックエンド開発

ユーザーが直感的に操作でき、AIの価値をスムーズに体験できるUI/UXを設計します。同時に、ユーザーからの入力を受け取り、AIモデルと連携し、結果を返すバックエンドのシステムを開発します。

ここでは、複雑な作り込みよりも、安定して動作することを優先します。

ステップ5:フィードバック収集の仕組みを実装

AIの精度を向上させるためには、ユーザーからのフィードバックが生命線です。

AIの出力結果に対して、ユーザーが「この結果は良かった/悪かった」「こう修正してほしい」といったフィードバックを簡単に送れる仕組みを、製品のUI内に必ず実装します。

ステップ6:評価と改善サイクルの計画

MVPをリリースした後、どのような指標で成功を測定し、どのくらいの頻度で改善サイクルを回すかを計画します。

ユーザーの利用率や満足度といったビジネス指標と、AIの精度といった技術指標の両面から評価基準を設定し、収集したフィードバックを元に次の開発計画を立てます。

以上が、AIを活用したMVP開発の基本的なプロセスです。重要なのは、これらを一度きりの直線的なタスクとして捉えるのではなく、特にステップ5と6を起点とした「仮説検証と改善のサイクル」を回し始めることだと理解することです。

このプロセスは開発の「手順」を示したものですが、成功のためには、この手順を実行する上での「考え方」や「心構え」も同様に重要となります。次のセクションでは、このプロセスを成功に導くために特に重要な3つのポイントを掘り下げて解説します。


AI時代のMVP開発|成功のための3つの新常識

AIを活用したMVP開発には、従来のソフトウェア開発とは異なる、特有の成功法則が存在します。ここでは、AIプロジェクトを成功に導くために、開発前に必ず押さえておくべき3つの重要なポイントを解説します。

AI時代のMVP開発|成功のための3つの新常識

ポイント1:「完璧な精度」より「改善の仕組み」を優先する

AI MVPの段階で、100%に近い完璧な精度を目指す必要はありません。むしろ、精度が不完全であることを前提とし、「ユーザーのフィードバックを得て、AIが賢くなっていく仕組み」を構築することに注力すべきです。

不完全なAIでも、ユーザーが「育ててあげたい」と思えるような体験を提供できれば、MVPは成功です。

ポイント2:データが王様。「データ収集機能」こそが最重要機能

AI製品における最大の競争優位性は、独自のデータです。したがって、AI MVPにおける最も重要な機能は、AIによる予測や生成そのものではなく、「質の高いフィードバックデータを効率的に収集する機能」と言えます。

ユーザーが自然とフィードバックを提供したくなるようなUI/UXを設計することが、将来の大きな資産に繋がります。

ポイント3:「Wizard of Oz(オズの魔法使い)型MVP」も選択肢に入れる

AIモデルの開発に時間がかかる場合、「裏側では人間が手動で操作しているが、ユーザーからはAIが自動で処理しているように見える」MVP(通称:Wizard of Oz MVP)も非常に有効な手法です。

これにより、AIモデルが完成する前に、そのサービスに本当に需要があるのかを低コストで検証できます。需要が確認できてから、裏側の手動部分をAIに置き換えていけば良いのです。


AI MVP開発の費用と期間の目安

AIを活用したMVPの開発には、どのくらいの費用と期間を見込んでおけば良いのでしょうか。プロジェクトの要件によって大きく変動しますが、一般的な費用感と期間の目安を解説します。

MVP開発の費用相場

MVPのタイプ 費用目安 期間目安 主な内容
API連携型 300〜800万円 2〜4ヶ月 既存のAI APIを組み合わせ、UI/UXを構築するシンプルなMVP
独自データ活用型 800〜2,000万円 4〜6ヶ月 独自のデータを収集・活用し、既存AIをファインチューニングするMVP
高度な独自モデル型 2,000万円〜 6ヶ月〜 独自のアルゴリズムやAIモデルを研究開発レベルから構築するMVP

費用を左右する主な要因

MVP開発の費用は、主に「AIモデルの複雑さ」と「データの準備状況」に大きく影響されます。既存APIの活用ならコストを抑えられますが、独自モデルの開発や、データの収集・整備から始める場合は、費用と期間が増大する傾向にあります。


AI MVP開発でよくある失敗と対策

多くのAIプロジェクトがMVP開発の段階でつまずきます。ここでは、AI製品開発の初期段階で陥りがちな3つの典型的な失敗パターンと、それを回避するための具体的な対策を解説します。

AI MVP開発でよくある失敗と対策

失敗1:過度なAI精度追求の罠

AIの精度向上にこだわりすぎるあまり、リリースが大幅に遅れ、市場の機会を逃してしまうケースです。MVPの段階では、完璧な精度よりも、いち早く市場に出してユーザーから学ぶことが重要です。精度はリリース後に改善していく、という割り切りが必要です。

失敗2:フィードバックなきAIの「自己満足」

開発チームだけで「良いAIができた」と満足し、ユーザーからのフィードバックを収集・活用する仕組みがないケースです。ユーザーに使ってもらえなければ、AIはそれ以上賢くなりません。MVPには、ユーザーとの対話チャネルを必ず組み込みましょう。

失敗3:PoCからのスムーズな移行失敗

PoCで使った検証用のコードや環境を、そのままMVP開発に流用しようとして、開発が難航するケースです。PoCはあくまで「使い捨て」のプロトタイプと割り切り、MVPは将来の拡張性を見据えた、クリーンな設計で開発を始めるべきです。


AIプロダクトのMVP事例

理論だけでなく、実際のサービスがどのようにMVPとしてスタートしたかを知ることは非常に有益です。ここでは、AIを活用したMVPの考え方を理解する助けとなる具体的な事例をいくつか紹介します。

【小売業界】JetB x OWNDAYS

メガネ販売店のOWNDAYSが、増加するインバウンド需要に対応するため、AIアバターによる自動接客SaaSを導入した実証実験の事例です。

  • 課題: 訪日外国人顧客の増加に伴う、多言語対応の必要性と店舗スタッフの接客負荷の増大。

  • 目的: AIアバター自動接客SaaS『うちのAI Avatar』を活用し、外国人顧客への対応を自動化することで、顧客体験の向上と店舗スタッフの工数削減を実現できるかを検証する。

  • 検証内容:
    1. スモールスタート: まず2店舗にAIアバターを試験導入し、外国人顧客からの質問への対応や有用性を検証。
    2. 段階的拡大: 検証と分析を重ねながら、半年間で実施店舗を段階的に拡大・変更。

  • 成果: 半年間の実証実験を通じて、外国人顧客への対応が円滑化されることを確認。AIアバターの会話履歴をスタッフが確認することで引き継ぎもスムーズになり、顧客体験の向上と現場の工数削減に有効であるという成果を得られた。

  • 次のステップ: 実証実験の成功を受け、全国49店舗のインバウンド強化店舗へ本格的に展開することを決定。



この事例は、PoCを「スモールスタート」から始め、成果を確かめながら段階的に規模を拡大していく**という、リスクを抑えながら新しい技術を導入する堅実なアプローチが特徴です。

また、当初の目的であった「顧客対応の自動化」だけでなく、AIの会話履歴を活用することで「スタッフ間の引き継ぎをスムーズにする」という、副次的な業務効率化にも繋がっている点が、実用性の高さを物語っています。

(出典: AIアバター自動接客SaaS『うちのAI Avatar』がOWNDAYSの全国のインバウンド強化店舗に試験導入【JetB株式会社】)

【IT/金融業界】SOMPOシステムズ x 日本IBM

SOMPOグループのIT戦略を担うSOMPOシステムズが、増大するプロジェクト管理の効率化と高度化を目指し、日本IBMのAIソリューションを導入した実証実験の事例です。

  • 課題: プロジェクト数が増大する中、手作業によるレポート作成の負荷が高く、報告内容も主観的になりがちだった。また、プロジェクト管理者や経営層が客観的なデータに基づいた迅速な状況把握や意思決定を行うことが困難だった。

  • 目的: 日本IBMの「プロジェクト管理のためのAI」を活用し、レポート作成を自動化することで業務を効率化するとともに、プロジェクト状況を客観的なデータで可視化し、リスクの予兆把握や適切な意思決定を支援できるかを検証する。

  • 検証内容: 2024年1月から実証実験を開始。各プロジェクトの進捗報告書や管理表といった既存の文書をAIが自動で読み込み、データ集計から多角的な分析レポートを生成する機能の有効性を評価。

  • 成果: プロジェクト管理におけるレポート作成業務の大幅な効率化と、客観的なデータに基づく状況の可視化に成功。現場の負担軽減と、管理者・経営層の迅速な意思決定に繋がる有効性を確認した。

  • 次のステップ: 実証実験の成果を受け、**2024年10月より本番プロジェクトへの適用を開始。**今後は全プロジェクトへ展開し、蓄積されたデータを活用したリスク予測など、さらなる高度化を目指す。



この事例は、単なる業務効率化に留まらず、「現場」「プロジェクト管理部」「経営層」という異なる立場の課題を、AIによるデータの一元化・可視化によって一気通貫で解決しようとしている**点が特徴です。

また、過去のデータ資産を活用して未来のプロジェクトのリスクを予測するなど、属人化しがちなプロジェクト管理をデータドリブンなアプローチへと変革しようとする、先進的な取り組みと言えるでしょう。

(出典: SOMPOシステムズ、日本IBMの「プロジェクト管理のためのAI」を活用した「レポート自動生成」機能を、本番プロジェクトへ適用開始)

【IT業界】LINEヤフー

LINEヤフーが、生成AIとRAG技術を駆使して開発した社内向け業務効率化ツール「SeekAI」を、テスト導入を経て全従業員へ本格導入した事例です。

  • 課題: 社内に点在する膨大な規程、マニュアル、ナレッジ等の文書から必要な情報を探し出すのに時間がかかり、従業員の生産性を阻害していた。また、部門ごとに情報がサイロ化し、横断的な検索が困難だった。

  • 目的: RAG技術を活用したAIツールを開発・導入し、従業員が社内情報へアクセスする際の手間と時間を削減することで、全社的な業務効率を向上させることの実現可能性を検証する。

  • 検証内容: 先行してエンジニア部門や広告事業のカスタマーサポート部門などでテスト導入を実施。技術スタックの検索や、顧客対応に関するQ&Aといった特定のユースケースで、AIの回答精度と業務削減効果を測定した。

  • 成果: テスト導入において、広告事業のカスタマーサポート業務で約98%という高い正答率を達成。 エンジニアの工数削減にも有効であることが確認され、全社展開に足る成果と実用性が示された。

  • 次のステップ: テスト導入の成功を受け、全従業員を対象に「SeekAI」を本格導入。 各部門が独自のデータベースを登録できる機能を追加し、年間70~80万時間の業務時間削減という具体的な目標を掲げ、さらなる活用を推進する。



この事例は、特定の部門で具体的な成果指標(正答率98%)を示して有効性を証明し、それを基に全社展開へとスケールさせた、非常に模範的なアプローチが特徴です。

また、単にAIツールを提供するだけでなく、各部門が簡単にデータを登録できる「独自フレームワーク」を整備することで、現場の従業員が主体的にAIを活用できる環境を構築している点も、全社的な導入を成功させる上で重要なポイントと言えるでしょう。

(出典: LINEヤフー、RAG技術を活用した独自業務効率化ツール「SeekAI」を全従業員に本格導入)


AIのMVP開発に関するよくある質問(FAQ)

AIを活用したMVP開発に関して、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。プロジェクトを始める前の疑問解消にお役立てください。

Q1. どのようなチーム体制が必要ですか?

最小構成としては、プロジェクト全体を率いるプロダクトマネージャー、UI/UXを設計・開発するエンジニア、そしてAIモデルとデータを扱うAIエンジニア/データサイエンティストの3者がいると理想的です。初期段階では、一人が複数役割を兼任することも少なくありません。

Q2. AIモデルは自社開発すべきですか?既存のAPIを使うべきですか?

ほとんどの場合、まずは既存のAI API(OpenAIなど)を使うことを強く推奨します。開発スピードが格段に速く、低コストでMVPを市場に投入できるためです。

ただし、以下のようなケースでは、初期段階から自社開発を検討する価値があります。

  • 独自の業界特化データを大量に保有しており、それが競争優位性の源泉となる場合。
  • 既存のAPIでは対応できない、非常に特殊な処理や精度がビジネスの中核となる場合。
  • データの機密性が極めて高く、外部のAPIにデータを送信することが許容されない場合。

Q3. MVPの成功はどのように測定すれば良いですか?

ユーザーが継続的に利用してくれるか(リテンション率)」と「質の高いフィードバックデータが収集できているか」の2つの指標が重要です。AIの精度そのものよりも、ユーザーに愛され、AIを成長させるためのサイクルが回っているかを測定しましょう。

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まとめ:AI時代のMVP開発は「学習サイクル」から始まる

本記事では、AIを活用したMVPの基本概念から作り方、成功のポイントまでを網羅的に解説しました。最後に、AI MVP開発を成功させるための要点を改めて振り返ります。

  • AIにおけるMVPの最大の目的は、AIを改善するための「学習サイクル」を構築し、回し始めること。
  • 完璧な精度は不要。それよりも、ユーザーからのフィードバックを収集する仕組みが最重要。
  • まずは既存のAI APIを活用し、小さく早く市場に出して、データと共にAIを成長させることが成功の鍵。

AI時代のMVP開発は、製品を「作る」こと以上に「育てる」ことの第一歩です。この記事を参考に、データと学習のサイクルを回す、価値あるMVP開発を始めてください。

監修者
坂本 将磨

坂本 将磨

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。

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