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Claude Haiku 4.5とは?性能、料金、使い方を徹底解説!

この記事のポイント

  • Claude Haiku 4.5は、Anthropicが開発した、速度・コスト・知能のバランスに優れた最新小型AIモデル
  • 旧世代の高性能モデルClaude Sonnet 4と同等の性能を、3分の1のコスト、2倍以上の速度で実現
  • コーディング能力を測るSWE-benchではSonnet 4を上回るスコアを記録するなど、高い知能を持つ
  • API料金は入力$1/1Mトークン、出力$5/1Mトークンと非常に経済的
  • 自動評価ではAnthropicのモデルの中で最も安全性が高いと評価されており、幅広い用途に活用可能
坂本 将磨

監修者プロフィール

坂本 将磨

XでフォローフォローするMicrosoftMVP

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。


「AIは便利だけど、応答が遅かったり、APIコストが高かったりするのがネック…」そんな悩みを抱える開発者やビジネスユーザーに朗報です。Anthropic社から、驚異的な速度とコスト効率を誇る最新小型AIモデル「Claude Haiku 4.5」が登場しました。
このモデルは、単に速くて安いだけではありません。旧世代の高性能モデルに匹敵、あるいはそれを超える知能を備え、AI活用の常識を覆す可能性を秘めています。
本記事では、この「Claude Haiku 4.5」について、その全貌を徹底的に解説します。
驚くべき性能、料金体系、使い方、そして他のClaudeモデルとの連携による新たな可能性まで、詳しくご紹介します。

Claude Haiku 4.5とは何か?

Claude Haiku 4.5は、Anthropicが2025年10月16日に発表した、最新の小型AIモデルです。このモデルは、特にリアルタイム性が求められるタスクにおいて、高い知能と驚異的な速度・コスト効率を両立するよう設計されています。

5ヶ月前の最先端モデルであったClaude Sonnet 4と同等の性能を、より低コストかつ高速に提供することを目指しており、AIの利用シーンをさらに拡大する可能性を秘めています。


Claude Haiku 4.5が持つ主要な性能と進化点

Claude Haiku 4.5は、小型モデルでありながら、多くのベンチマークで旧世代の高性能モデルを凌駕する結果を示しています。

Claude Haiku 4.5と主要モデルのベンチマーク性能比較
Claude Haiku 4.5と主要モデルのベンチマーク性能比較。多くの項目で旧モデルのClaude Sonnet 4を上回るスコアを記録している。 (参考:Anthropic

Haiku 4.5が実現する驚異的な速度とコスト効率

Haiku 4.5の最大の特長は、その圧倒的な効率性です。

旧世代の高性能モデルであったClaude Sonnet 4と比較して、3分の1のコストで、2倍以上の速度を実現しています。
これにより、チャットアシスタント、顧客サービスエージェント、ペアプログラミングといった、リアルタイムで低遅延な応答が不可欠なアプリケーションの体験が大幅に向上します。

Haiku 4.5が示すフロンティアモデルに匹敵する性能

Haiku 4.5は、単に速くて安いだけではありません。ソフトウェア開発の能力を測る「SWE-bench Verified」ベンチマークにおいて、73.3%という高いスコアを記録し、旧世代の高性能モデルであったSonnet 4(72.7%)を明確に上回りました。

SWE-bench Verifiedにおける各モデルの性能比較
SWE-bench Verifiedにおける各モデルの性能比較。Haiku 4.5はSonnet 4を上回る性能を示している。 (参考:Anthropic


さらに、AIがPC上のタスクを実行する能力を測る「OSWorld」ベンチマークにおいても、Sonnet 4の42.2%を大きく上回る**50.7%**を達成するなど、特定のタスクではより高い能力を発揮します。

Haiku 4.5が可能にする新たなモデル連携

Haiku 4.5の登場により、複数のモデルを組み合わせた新しい使い方が可能になります。

例えば、最上位モデルであるSonnet 4.5が複雑な問題を分析して複数のステップに分解し、そのサブタスクを複数のHaiku 4.5に割り当てて並列処理させるといった高度な連携が考えられます。これにより、大規模で複雑なタスクをより効率的に処理できます。


Claude Haiku 4.5の使い方

Claude Haiku 4.5は、一般ユーザーから開発者まで、それぞれの用途に応じて利用可能です。

一般ユーザー向けの提供形態

一般ユーザーは、Claude Codeや各種アプリを通じて、誰でもClaude Haiku 4.5を利用できます。その効率性の高さにより、利用上限内でもプレミアムモデルの性能を維持しつつ、より多くのタスクをこなすことが可能です。

開発者向けの利用プラットフォーム

開発者は、Anthropicが提供するClaude APIに加え、主要なクラウドプラットフォームでもHaiku 4.5を利用できます。

  • Claude API (モデル名: claude-haiku-4-5)
  • Amazon Bedrock
  • Google Cloud’s Vertex AI

Claude Haiku 4.5の料金

Claude Haiku 4.5の料金は、非常に経済的な価格設定となっています。

API料金

モデル名 (API) 入力 (100万トークンあたり) 出力 (100万トークンあたり)
claude-haiku-4-5 $1 $5

Claude Haiku 4.5の安全性評価

Anthropicは、Claude Haiku 4.5に対して詳細な安全性とアラインメント(人間の意図との整合性)の評価を実施しました。

評価の結果、Haiku 4.5は問題となる挙動の発生率が低く、前モデルのHaiku 3.5よりも大幅にアラインメントが向上していることが確認されました。

自動化されたアラインメント評価においては、上位モデルであるClaude Sonnet 4.5やClaude Opus 4.1よりも問題行動の発生率が統計的に有意に低いという結果も出ています。これにより、Haiku 4.5は**「この指標によれば、Anthropicのモデルの中で最も安全なモデル」**であると報告されています。

また、化学・生物・放射性物質・核兵器(CBRN)の製造に関するリスクが限定的であると判断されたため、より制限の厳しいSonnet 4.5(ASL-3)とは異なり、AI Safety Level 2 (ASL-2)基準の下でリリースされています。

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まとめ

2025年10月16日に発表されたClaude Haiku 4.5は、AIの利用における「速度」「コスト」「知能」のバランスを大きく変えるモデルです。

  • 驚異的なコスト効率: Claude Sonnet 4と同等の性能を、3分の1のコストで実現。
  • 圧倒的な処理速度: Sonnet 4の2倍以上の速度で、リアルタイムタスクの応答性を向上。
  • 高い安全性: 自動評価において、Anthropicのモデルの中で最も安全性が高いと評価されている (ASL-2)。
  • 幅広い利用シーン: 低遅延が求められるチャットボットから、複数のエージェントを連携させる複雑なタスクまで、多様な用途に対応。

Claude Haiku 4.5は、これまで性能とコストのトレードオフによって実現が難しかったアイデアを形にするための、強力な選択肢となるでしょう。

監修者
坂本 将磨

坂本 将磨

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。

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