この記事のポイント
この記事はChatGPTの領収書および請求書の発行手順について解説しています。
ChatGPTを利用する上で、請求書や領収書の管理は重要な事項の一つです。
記事では、無料版と有料版のChatGPTの主な違いについても触れています。
安全な支払いに関する情報や、トラブル発生時の対応策についても説明しています。

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。
ChatGPT Plusやビジネスプランを利用していて、請求書や領収書の発行方法がわからず困っていませんか?
請求書の発行が遅れて経理処理に支障を来たすことや、領収書がないために経費精算が出来ないといった事はビジネスにおいて大きな問題です。
本記事では、こうしたChatGPT Plusユーザーの抱える課題を解決するために、請求書と領収書の発行手順を詳しく解説します。
また、安全な支払いに関するヒントや、トラブル発生時の対処法も併せて紹介することで、ChatGPT Plusをより安心して利用できるようサポートします。ぜひ最後までご覧ください。
2025年12月12日に発表された最新モデル、「GPT-5.2(ChatGPT 5.2)」については、以下の記事で詳しく解説しています。
▶︎GPT-5.2(ChatGPT 5.2)とは?その性能や使い方、料金体系を徹底解説!
目次
ChatGPTの領収書・請求書発行方法
ChatGPTを業務利用している企業や個人事業主にとって、経費処理や会計監査に必要な「領収書・請求書」を適切に取得できるかどうかは非常に重要です。
特に ChatGPT Plus・ChatGPT Team・ChatGPT Enterprise などの有料プランを利用している場合、請求書を発行して保存しておくことで、確定申告や経理処理がスムーズになります。また、個人で利用している場合でも、クレジットカード明細だけでは不十分なケースがあり、正式な領収書を入手しておくと安心です。
しかし、「どこからダウンロードすればいいのか」「発行手続きは難しくないか」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
実際には、ChatGPTの管理画面から簡単な操作で請求書や領収書を取得することが可能です。
この記事では、 わずか4ステップで領収書・請求書を発行する方法 をわかりやすく解説します。
実際の手順
-
ChatGPTのChatGPTにログインして、左下の「設定(Setting)」をクリックします。

設定ボタン
-
「アカウント(account)」をクリックします。

アカウント
すると、次の画面に遷移します。


遷移先画面
- 発行したい領収書・請求書の、「インボイスの履歴」欄直下の日付横のマークをクリックします。宛名を変えたい場合は、請求先情報を変更してください。

発行したい領収書・請求書の日付選択画面
- 必要に応じて、領収書や請求書の詳細を確認し、PDF形式でダウンロードします。

ダウンロードした請求書画像
- このようにがダウンロードできていれば完了です。

ダウンロードした領収書画像
万が一、書類に誤りがある場合や特別な要件がある場合、OpenAIのカスタマーサポートチームに連絡することにより、迅速な対応が期待できます。
ChatGPTの領収書発行時の注意点
ChatGPTの請求書発行は簡単に行えますが、いくつかの注意点があります。
支払いは基本的にクレジットのみ(ブラウザ版)
ChatGPT Plusの支払いは、現在クレジットカードを通じてのみ可能です。(ブラウザ版)
入力されたクレジットカード情報通じて定期的に課金が行われる仕組みとなっています。安全性の観点からも、OpenAIはセキュリティ対策を徹底しており、ユーザーの決済情報は厳重に保護されます。
領収書はドル表記のみ(ブラウザ版)
ChatGPTの領収書は円表記での発行は対応しておらず、すべての請求は米ドルで表記されます。このため、為替レートにより請求額が変動することを念頭に入れておく必要があります。
しかし、アプリ経由での利用の場合はAppleおよびGoogleから領収書が発行されるため、円表示で発行されます。
円表示での請求書を希望する場合は、スマホアプリ経由で有料版へ登録することをお勧めします。
ChatGPTの料金プラン
ChatGPTは、ユーザーのニーズに合わせた柔軟な料金プランを提供しています。基本的には無料プランと有料プランがあり、個人向け・ビジネス向けに分かれています。それぞれのプランによって利用できる機能やサービスに違いがあります。
以下は主要なプランの一覧です。
| プラン名 | 月額料金 | 主な対象 |
|---|---|---|
| 無料版 | $0 | 初心者、学生、カジュアル利用者 |
| Plusプラン | $20 | 個人、フリーランス |
| Proプラン | $200 | 専門職、研究者、開発者 |
| Businessプラン (旧:Teamプラン) | $25/ユーザー(年額課金の場合) $30/ユーザー(月額課金の場合) |
中小企業、教育機関、チーム利用 |
| Enterpriseプラン | 要問い合わせ | 大企業、官公庁、グローバル組織 |

ChatGPT個人料金プラン

ChatGPTビジネス料金プラン
無料プラン
無料プランでは、基本的な質問応答機能を利用することができます。日常の疑問解決や、簡単な文章作成のアシストなど、ChatGPTの基本機能を体験することが可能です。しかし、利用にはいくつかの制約があります。例えば、アクセスが集中した時には優先的にサービスを利用できない場合があるほか、一部の高度な機能にアクセスできないなどの制限が設けられています。
利用可能モデル:GPT‑4o mini(無制限)、GPT‑4o(制限あり)
無料プランの主な特徴
- GPT-4o miniに無制限アクセス:日常会話、質問、要約など基本機能が十分に使えます。
- 検索機能、ファイルアップロード:リアルタイムの情報取得や情報の追加が可能です。
- GPT-4oのアクセス(制限あり):高性能モデルを試せます。
- 音声モード利用(制限あり):AIと音声で会話が可能です。
- カスタムGPTの利用:他ユーザーが作成したカスタムGPTを使えます(作成は不可)。
- 画像生成(制限あり):GPT-4oで画像生成が可能です。
有料プラン(ChatGPT Plus)
有料プランのChatGPT Plusでは、無料プランの制約なしに、より高度な機能や特典を享受することができます。
料金:月額 20ドル
利用可能モデル:GPT-5(利用上限緩和)、GPT-5 thinking(利用上限緩和)、GPT-4o、GPT-4.1、o3、o4-mini など
Plusプランの主な特徴
- ファイルアップロードの回数が増加
- 画像生成・音声モードも制限緩和
- カスタムGPTの作成・公開が可能に
- Deep Researchのアクセス(制限あり):複雑なオンライン調査やデータ解析を自動化するAIエージェントを利用可能です。
- Sora動画生成:OpenAIが発表した最先端の動画生成AIモデル
- ChatGPTエージェント:ウェブ操作や資料作成などを自律的に実行(月40タスクまで)
最新モデルのGPT-5へのアクセスが大幅に緩和されるだけでなく、趣味や日常業務の効率化まで、幅広く活用できるのが魅力です。コストを抑えながら、無料版よりも高機能なAI体験が可能になります。
【関連記事】
➡️ChatGPTの無料版と有料版の違いは?各モデルの特徴と活用例を解説!
➡️ChatGPT料金プランを比較!無料・有料プランの違いと選び方【2025年最新】
ChatGPTの支払い方法
ここでは、ChatGPTの支払い方法に関する具体的な情報と手順を解説します。
支払いプロセスは以下の4ステップです。
-
ChatGPTまたは提供元のウェブサイトにログインし、「サブスクリプション」または「アカウント設定」セクションを訪れます。

ChatGPTの支払い方法1
-
「プランをアップグレード」または「支払い情報を入力」のオプションを選択します。

ChatGPTの支払い方法2
-
クレジットカードの情報(カード番号、有効期限、セキュリティコード)を入力し、必要に応じて請求先住所を提供します。

ChatGPTの支払い方法3
-
入力情報を確認し、「支払いを確定」することでプロセスを完了します。

ChatGPTの支払い方法4
OpenAIはユーザーの利便性を最優先し、支払いプロセスを可能な限りシンプルに保っています。
請求情報の更新や、支払い方法の変更もウェブサイト上で数ステップの操作で完了するようになっており、利用者が迅速かつ容易に手続きを行えるように配慮されています。
ChatGPT への支払いがうまくいかない場合は、こちらの記事をご覧ください。
➡️ChatGPT Plusにアップグレードできない原因は3つ!対処法を解説
ChatGPT Plusに関するよくある質問
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Q.ChatGPT 有料への登録が完了したが、有料機能が使えないのはなぜですか?
A: 通常、登録完了後すぐに有料機能が利用可能になります。しかし、クレジット情報の確認やシステムの更新に時間がかかる場合があります。数時間以内に解決しない場合は、サポートチームに問い合わせてください。
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Q.プランを途中でキャンセルした場合、返金は可能ですか?
A: ChatGPT Plusは、サブスクリプションベースのサービスであり、通常のポリシーでは途中解約による返金は行われません。しかし、特別なケースではサポートチームが対応可能な場合もありますので、ご状況を教えていただければと思います。
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Q.支払い方法にはどのようなものがありますか?
A: 現在、ChatGPT の支払いはクレジットカードのみを受け付けています。将来的には更なる支払い方法の提供を検討している可能性もありますが、その際は公式ウェブサイトでアナウンスされます。
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Q.支払いに問題が発生した場合、どうすればいいですか?
A: 支払いに問題がある場合は、カード発行会社に連絡するか、ChatGPTのカスタマーサポートに問い合わせてください。エラーメッセージや問題の詳細を準備しておくと、対応がスムーズになります。
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Q.ビジネスでChatGPT Plusを利用したい場合、複数アカウントでの割引はありますか?
A: 複数のライセンスを購入する場合の割引については、公式ウェブサイトやサポートチームに直接お問い合わせください。また現在ビジネス向けにはChatGPTビジネス(旧 Team)やChatGPT Enterpriseといったプランが提供されています。
まとめ
この記事ではChatGPTの有料プランを利用しているユーザー向けに、領収書や請求書の発行方法について分かりやすく解説しました。
ChatGPTは、その高度な機能と柔軟なサポートを通じて、個人ユーザーからビジネス利用者まで幅広いニーズに応えることが可能です。
この記事が領収書や請求書の発行機能を備えたChatGPT Plusより効果的に、かつ安心して利用する手助けになれば幸いです。











