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NotebookLM完全ガイド | 最新機能・Deep Research・料金・使い方を徹底解説【2025年版】

この記事のポイント

  • GoogleのAIを活用した最新の情報整理・リサーチツール「NotebookLM」を詳細に解説
  • Gemini 2.5 FlashおよびGemini 3 Proを搭載し、80言語以上で対応
  • Deep Research機能でオンライン調査を自動化。複雑な研究タスクも効率的に実行
  • 無料版が充実しており、個人から組織まで段階的にアップグレード可能
  • Google Workspaceコアサービス化により、エンタープライズ向けセキュリティと管理機能が強化
  • 研究、学習、ビジネスでの幅広い活用シーンを提供
坂本 将磨

監修者プロフィール

坂本 将磨

XでフォローフォローするMicrosoftMVP

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。

NotebookLMは、文書やデータをAIが効率的に整理・分析し、迅速な情報アクセスを実現するGoogleの強力なAIリサーチアシスタントです。 最新のGemini 2.5 FlashおよびGemini 3 Proの高度な処理能力により、PDF、ウェブサイト、YouTube動画、音声ファイル、Word文書、Google Sheetsなど多様なファイル形式に対応し、80言語以上で音声概要を生成できるようになりました。

文書のアップロードから自動要約、質問応答、ノートブック管理に加え、Deep Research機能(オンライン調査の自動化)、マインドマップ機能Discover Sources機能Persistent Chat Historyが、より深い理解とアイデア創出をサポートします。

個人向けの無料プランに加え、容量増加や高度な機能、強化されたデータ保護を提供するNotebookLM Plusも利用可能です。Google Workspaceのコアサービスとして統合され、エンタープライズ向けセキュリティも強化されています。

本記事では、NotebookLMの基本機能から最新の高度な機能、具体的な使用方法、料金プラン、Deep Researchなどの新機能詳細、そして研究、学習、ビジネスなど、様々な場面での活用事例まで詳しく解説します。導入手順やよくある質問、データプライバシーについても説明いたします。

情報整理と知識発見を革新する、ビジネスから教育まで活躍するツールとして注目を集めていますので、ぜひご覧ください。

NotebookLMとは

NotebookLM(ノートブックLM)は、Googleが提供するAIを活用した情報整理・リサーチアシスタントツールです。アップロードされたドキュメントをもとに、AIが情報を整理・分類するため、効率的な検索や管理が可能となります。
また、回答の生成にはインターネット上のデータや外部の情報が含まれないため、ハルシネーションの発生を大幅に抑えることができます(Deep Research機能やDiscover Sources機能を除く)。

Gemini 2.5 Flash を基盤に、より高度な分析には Gemini 2.5 Pro および Gemini 3 Pro も活用しており、その高度な回答精度も特徴です。PDF、ウェブサイト、Googleドキュメント、Googleスライド、YouTube動画のURL、テキストファイル、Word文書(.docx)、Google Sheets、Drive URL、さらには音声ファイルもアップロード可能で、マルチモーダルな情報活用を実現します。

Notebook LMとは
Notebook LMとは


NotebookLMの主要機能

NotebookLMは多岐にわたる機能を備えており、文書管理からチーム協働、アイデア創出まで幅広いニーズに対応します。

以下では、主要な機能について詳しく解説していきます。

1.文書のアップロードと解析

NotebookLMでは、PDF、ウェブサイトのURL、Googleドキュメント、Googleスライド、テキストファイル、マークダウンファイル、公開されているYouTubeの字幕付き動画のURL、コピー&ペーストしたテキスト、音声ファイル(MP3、WAVなど)、Word文書(.docx)、Google Sheets、Google Drive内のファイルURLといった、非常に多様な形式のドキュメントやデータをアップロードできます。

これにより、様々な場所に散らばっている情報ソースをNotebookLM内に一元的に集約・管理することが可能です。
アップロードされたソースはGemini 2.5 Flashのマルチモーダル解析機能によって処理され、要約やトピック間の関連性抽出が行われます。

文書のアップロードと解析
文書のアップロードと解析

サポートされるソース

NotebookLMでは、以下の種類のソースをサポートしています。

  • Google ドキュメント
  • Google スライド
  • PDF、テキスト、マークダウンファイル
  • Word 文書(.docx)
  • Google Sheets
  • ウェブの URL
  • Google Drive内のファイルURL
  • コピーして貼り付けたテキスト
  • 公開されているYouTubeのURL(字幕付き)
  • 音声ファイル(MP3、WAVなど)


各ソースには最大500,000語を含めることができ、ファイルのサイズは200 MBまでサポートされています。また、1つのノートブックには最大50個のソース(無料版)、最大300個のソース(Plus版)を含めることが可能です。

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2.AIによる自動要約と補足説明

アップロードされた文書の内容を、AIが自動的に解析し、その要点を短時間で抽出して要約を生成できます。

さらに、AIは必要に応じて関連する補足情報や、文脈を理解するための説明を提示してくれるため、情報整理にかかる時間を大幅に削減し、深い理解をサポートします。

 AIによる自動要約と補足説明
AIによる自動要約と補足説明

3.質問応答機能とインライン引用

NotebookLMに取り込んだドキュメントの内容について、AIに対して自然言語で質問することができます。AIは文書の背景や文脈を理解した上で、的確な回答を生成します。

特に便利なのがインライン引用機能です。この機能は、AIの回答がどのソースのどの部分に基づいているのかを明確に示し、クリック一つで参照元の該当箇所に直接アクセスできます。

これにより、情報のファクトチェックが非常に簡単になり、回答の信頼性を高めつつ、迅速な情報確認を実現します。

質問応答機能
質問応答機能

4.ノートブックの作成と管理

NotebookLMは、単にドキュメントを読み込むだけでなく、それらの情報やAIとの対話から得られた知見を整理・管理するためのノートブック機能を提供します。
重要な引用箇所を保存したり、自分自身の考えをメモとして書き加えたりすることが可能です。

複数の関連ドキュメントを一つのノートブックにまとめ、階層的に情報をグループ化することもできるため、プロジェクトや研究に関する情報を効率的に構造化し、管理していく上で役立ちます。

Persistent Chat Historyにより、過去のチャット履歴が自動保持され、前回の会話を参照しながら新たな質問を続けることができます。これにより、長期的な調査や複雑なテーマの段階的な探索が可能になります。

ノートブックの作成と管理
ノートブックの作成と管理

5.チームでの共有と共同編集

作成したノートブックや個別のメモは、チームメンバーと簡単に共有し、リアルタイムで共同編集を行うことができます。
共有する際には、メンバーごとに編集権限や閲覧権限を細かく設定することも可能です(NotebookLM Plusでは「チャットのみ」共有も可能)。

これにより、チーム内でのスムーズな情報共有とコラボレーションが促進され、特に複数人で進めるプロジェクト管理や共同研究、組織内ナレッジベースの構築などにおいて強力なツールとなります。

チームでの共有と共同編集
チームでの共有と共同編集

6.音声概要(Audio Overviews)

アップロードしたソース(資料)を、AIホスト2名によるポッドキャストのような魅力的な会話形式で要約してくれる機能です。
英語版提供開始時から人気を博していましたが、Gemini 2.5 Proのネイティブ音声処理能力とマルチモーダルAI技術により、80言語以上に対応しました。従来の50言語から大幅に拡大しています。

https://youtu.be/619T7dAkiwU

この機能ではユーザーのGoogleアカウントの言語設定に応じて音声概要が生成され、NotebookLMの設定で「出力言語」を自由に変更することも可能です。
多言語コンテンツの作成や外国語教材の学習にも活用できます。

インタラクティブモード(ベータ版、英語のみ)

音声概要の再生中に「参加」ボタンをクリックすると、ホストに質問を投げかけることができます。ホストはアップロード済みのソースに基づいてパーソナライズされた回答を返します。
ただし、ユーザーの声や文字起こしは保存されず、共有・ダウンロードされるのは元の音声概要です。

【関連記事】
▶︎NotebookLM ポッドキャストとは?音声概要機能の使い方と活用シーンを解説

7. マインドマップ機能

アップロードしたソースの主要なトピックとそれらに関連するアイデアを、視覚的に分岐図として表示する機能です。

複雑な情報の全体像を把握したり、新しいトピックの主要概念を理解したり、アイデア間の隠れたつながりを発見したりするのに役立ちます。

### 8. Discover Sources機能

ウェブから関連するソースを簡単に見つけて、ノートブックに直接インポートできる機能です。
新しいノートブックを作成する際や、既存の資料コレクションを拡充する際に便利です。

9. Deep Research機能

Deep Researchは、NotebookLMで最新追加されたオンライン調査の自動化機能です。ウェブを深く調査し、複雑な質問に対する詳細なレポートを自動生成します。これまでのNotebookLMはアップロードされたドキュメント中心でしたが、Deep Researchにより外部のウェブソースも活用した本格的な調査が可能になりました。

Fast ResearchとDeep Researchの2モード

  • Fast Research: 高速スキャンモード。質問に対して、既存ノートブック内の情報をもとに迅速に回答を提供します。
  • Deep Research: 詳細分析モード。ウェブから関連するソースを自動検索・キュレーションし、複数の情報源を統合した包括的なレポートを生成します。

Deep Researchは、新しいテーマや複雑な質問に対して、従来のインターネット検索では得られない深い洞察を提供するため、研究者、ビジネスアナリスト、ジャーナリストにとって特に価値があります

ただしDeep Research利用時は、外部ウェブソースから情報を取得するため、ハルシネーションのリスクがゼロではない点に注意が必要です。重要な事実確認は、参照元の信頼性も併せて確認することをお勧めします。


NotebookLMの料金プラン

NotebookLMには、個人向けの無料プランと、より高度な機能や高い利用上限、強化されたデータ保護を提供する有料プラン「NotebookLM Plus」があります。

2025年2月よりGoogle Workspaceのコアサービスとして統合されており、利用形態によって複数の入手方法が用意されています。

【統一表】無料版 vs NotebookLM Plus の機能比較

比較項目 無料版 NotebookLM NotebookLM Plus
主な対象 個人ユーザー 個人 (Google One AI Premium)、Workspace/Educationユーザー、企業/組織 (Google Cloud)
ノートブック数 最大 100個 最大 500個
ソース数/ノートブック 最大 50個 最大 300個
チャットクエリ/日 最大 50件 最大 500件
Audio Overviews/日 最大 3件 最大 20件
Deep Research利用 ✓ (制限あり)
Video生成/日 最大 3本 最大 20本
プレミアム機能 なし あり
データ保護 標準 強化 (契約形態により異なる)


ここで注目すべきは、使用上限が無料版の5倍以上に拡大される点です。Plus版では、大規模な研究プロジェクトやチーム利用に対応できる容量が提供されます。

【無料版】NotebookLM

Googleアカウントがあれば誰でもすぐに利用開始できる、個人ユーザー向けのプランです。

  • 対象ユーザー: 主に個人

  • 料金: 無料

  • 利用可能な基本機能:
    本記事で紹介した主要機能(多様なソースのアップロード、AI要約、質問応答、ノートブック作成、音声概要生成、マインドマップ、Discover Sources、基本的な共有など)を利用できます。

Deep Research機能は無料版では利用不可です。

  • 使用上限: 以下の範囲内で利用可能です。
    項目 上限値
    ノートブック数 最大 100個
    ソース数/NB 最大 50個
    クエリ数/日 最大 50件
    Audio Overviews生成/日 最大 3件
    Video生成/日 最大 3本
    1ソース単語数 最大 500,000語
    1ソースファイルサイズ 最大 200MB


  • データ保護:
    フィードバックを提供した場合などに、Googleの担当者がクエリや回答内容を確認し、サービス改善に利用することがあります。
    ただし、データはAIモデルのトレーニングには使用されません。

【有料版】NotebookLM Plus

個人、企業、教育機関など、より高度な利用やデータ保護を求めるユーザー向けの有料プランです。無料版の全機能に加え、Deep Research機能へのアクセス、利用上限の大幅な引き上げ、専用のプレミアム機能、強化されたデータ保護が提供されます。

入手方法と料金

NotebookLM Plusの入手方法は、利用形態によって異なります。

1. Google AI Pro(個人向け)
  • 主な対象: 個人ユーザー

  • 料金: 月額 $19.99 USD(地域により異なる場合があります。日本円の場合、約2,900円~3,000円程度が目安)。年払いの場合は年額$200(約16%割引)

  • 含まれるもの:

    • NotebookLM Plus
    • Google One 2TB ストレージ
    • Gemini Advanced アクセス
    • Gmail/Google Workspace サイドパネル内のGemini
    • その他Google Oneの各特典
  • 学生向け割引: 米国の18歳以上の学生向けに $9.99/月(50%割引)

  • 入手方法: Google One公式サイト

2. Google Workspace(企業・団体向け)

2025年2月5日以降、NotebookLMはGoogle Workspaceのコアサービスとして統合されました。

  • 対象プラン:
    • Business Standard以上
    • Enterprise Standard/Plus
  • 料金: Workspaceサブスクリプション料金に含まれる(追加料金なし)
  • Gemini機能の追加: より高度なGemini機能を利用する場合は、別途Gemini Business/Enterprise アドオン(約$20-$30 USD/ユーザー/月)が必要
  • 管理者向け機能:
    • 組織内でのアクセス管理
    • 共有ノートブックの一元管理
    • Privacy Hub での管理制御確認
  • データ保護:
    • アップロードファイル、チャット、モデル出力は人間のレビュアーによる確認なし
    • AIモデルの改善に利用されない
    • 組織外への公開なし
3. Google Workspace for Education(教育機関向け)

2025年4月以降、教育向けGoogle WorkspaceでもNotebookLMがコアサービス化されました。

  • 対象: 学生・教職員
  • 料金: プランに含まれる(形態により異なる)
  • Gemini Education アドオン: より高度な機能には別途アドオン契約が必要(詳細は管理者に確認)
4. Google Cloud(Enterprise版)

大規模組織向けの「NotebookLM Plus for Enterprise」は、Google Cloud経由で利用可能です。

  • 主な対象: 企業・大規模組織
  • 料金: $9/ライセンス/月(年間契約で割引の可能性あり)
  • 特徴:
    • データは顧客のGCPプロジェクト内に保持
    • VPC-SC、IAM アクセス制御などエンタープライズセキュリティ完全対応
    • API統合、カスタムワークフロー対応
    • 専用技術サポート
  • 取得方法: Google Cloud営業チーム(直接見積もり)

NotebookLM Plusの主なメリット

1. 大幅な利用上限の引き上げ

無料版の5倍以上の利用が可能です。

項目 無料版上限 Plus版上限
ノートブック数 100個 500個
ソース数/NB 50個 300個
クエリ数/日 50件 500件
Audio Overviews生成/日 3件 20件
Video生成/日 3本 20本

これらの拡大により、複数の大規模プロジェクトの並行管理頻繁なリサーチ利用が可能になります。

####2. Deep Research機能へのアクセス

Plus版でのみ利用可能な Deep Research により、ウェブを含めた本格的な調査が自動化されます。複雑な分析や最新の市場情報を必要とする業務に不可欠な機能です。

3. プレミアム機能

  • 「チャットのみ」共有: チャット機能へのアクセスのみを許可する、よりきめ細かい権限設定。
  • 高度なチャット設定: 回答スタイル(「ガイド」「アナリスト」など)や出力の長さ(「長い」「短い」)をカスタマイズ。
  • ノートブック分析: 共有ノートブックのアクセス数、クエリ実行数などの利用状況分析。

4. 強化されたデータ保護(入手経路により異なる)

  • Google AI Pro ユーザー:
    • フィードバック提供時に人間が確認する場合がありますが、個人データはトレーニングに利用されない

  • Workspace / Education ユーザー:
    • アップロードファイル、チャット内容、モデル出力は人間のレビュアーによる確認なし
    • AIモデルの改善にも利用されない

  • Google Cloud (Enterprise) ユーザー:
    • データは顧客自身のGCPプロジェクト内に保持
    • すべてのファイル、チャット、モデル出力は、人間のレビュアーによる確認も、AIモデルの改善にも利用されない
    • 組織内以外への公開なし
    • VPC-SC、IAM などエンタープライズセキュリティ機能に完全対応


どちらのプランを選ぶべきか

  • 無料版がおすすめな方:

    • 個人での利用がメインの方
    • まずはNotebookLMの基本機能を試してみたい方
    • 扱うドキュメント量や利用頻度が上限内に収まる方

  • NotebookLM Plusがおすすめな方/組織:

    • Deep Research機能を活用したい(ウェブ調査の自動化が必要)
    • チームや組織で本格的に利用したい場合
    • 大量のドキュメントを扱う、または利用頻度が高い場合
    • 高度なチャットカスタマイズや利用状況分析機能が必要な場合
    • Workspace/Education/Cloud環境での厳格なデータ保護が求められる場合
    • VPC-SCやIAMコントロールなどのエンタープライズ向けセキュリティ機能が必要な場合 (Google Cloud経由)


ご自身の利用シーンや必要な機能、データ保護の要件などを考慮して、最適なプランを選択してください。


NotebookLMの使い方

NotebookLMを実際に使用する際の具体的な手順を、初期設定から実践的な活用方法まで詳しく解説します。

初めての方でも簡単に始められるよう、ステップバイステップで説明していきます。

STEP1:公式サイトにアクセス

まずは以下のURLからNotebookLMの公式サイトにアクセスします。
▶︎NoteBook LM

STEP2:「Try NotebookLM」をクリック

公式サイトのトップページの真ん中/右上にある「Try NotebookLM」をクリックします。

 「Try NotebookLM」をクリック
「Try NotebookLM」をクリック

STEP3:Googleアカウントでログイン

次に、Googleアカウントでログインします。Googleアカウントを利用して簡単にアカウントが作成され、すぐにホーム画面に移動します。


ノートブックの作成と基本操作

STEP1:新しいノートブックを作成

ホーム画面で「新しいノートブック」をクリックします。

STEP2:アップロード元を選択

新規ノートブック作成画面で、ノートブックの情報源を「アップロード元」の中から選択します(Googleドライブ、PDF、テキストファイル、URL貼り付け、音声ファイル、Word文書、Google Sheets、Drive URLなど)。

または、「ソースを検出」(Discover Sources)機能を使ってウェブから関連情報を検索しインポートすることも可能です。

アップロード元を選択
アップロード元を選択

STEP3:ソースの挿入

選択したソースをアップロードするか、URLを貼り付けて「挿入」をクリックします。

ウェブサイトリンクの挿入
ウェブサイトリンクの挿入

NotebookLMが挿入したソースの情報をもとに概要を自動生成します(ソースガイド)。画面下の入力欄に質問を入力するか、提案される質問候補を選択します。
また、音声概要やマインドマップ、Deep Research の生成もここから指示できます。

今回は「コロナ禍がDX推進に与えた影響と今後の展望」について聞いてみましょう。

AIに質問
AIに質問

STEP5:ピン留め

AIからの回答やソース内の重要な情報があれば、その情報の横にある「ピンのマーク」をクリックしてメモとして保存します。

メモとして保存
メモとして保存

STEP6:メモの追加

ピン留めした情報が右側のStudioパネルにメモとして記録されます。「すべてのメモをソースに変換」機能で、メモ自体を新たな分析対象ソースにすることも可能です。

メモの追加
メモの追加

STEP7:ノートブックの名前を変更

ノートブックのタイトルは上部の「Untitled notebook」をクリックして変更可能です。

https://youtu.be/sHaE5-kLti4


Notebook LMを実際に使ってみた

実際のビジネスシーンを想定した具体的な活用例を紹介します。契約書の分析から社内ナレッジベースの構築まで、実践的な使用方法を詳しく解説していきます。

1.契約書の自動解析と要約

ここでは、フランス産香水を日本国内で販売するための販売契約書の例を作成し、NotebookLMで解析してみましょう。

契約書の自動解析と要約1
契約書の自動解析と要約1

書類をアップロードした時点で概要が作成されるので、一目でどのような文書かが明瞭になります。

契約書の自動解析と要約2
契約書の自動解析と要約2

このように、 Notebook LMに契約書をアップロードし、重要な条項や期限、リスクなどを瞬時に要約・抽出することは可能です。インライン引用機能で関連法規や規約にリンクしながら、スムーズな契約書の確認をすることが出来ます。

ポイント: 法務部門や営業担当者が多くの契約書を迅速に処理できるため、時間の節約と精度の向上に繋がります。

2.製品の技術文書レビューと引用機能

社内専用チャットボットの構築/カスタマイズ/デプロイ/スケーリングに関する基本的なガイドとして3つの技術文書をアップロードしました。

これらの主要なポイントを把握するために、要約をクエリとして入力しました。

製品の技術文書レビューと引用機能
製品の技術文書レビューと引用機能

インライン引用機能で技術標準も示すため、誤った理解を避ける効果もありそうです。

ポイント: 製造業や技術職の方でも、大量の技術情報を効率的に把握し、製品開発や改善に活用できます。

3. 営業資料作成の効率化

Notebook LMに営業資料をインポートしてみます。今回は製品カタログ・顧客提案書データ・導入事例・市場調査レポートをアップロードしました。

まずは「AI導入を考えている会社にはどのような製品を提案すれば良いか」と投げてみます。

営業資料作成の効率化1
営業資料作成の効率化

自社資料のみを学習しているので、アップロードしている資料に依拠した回答を得ることが出来ます。

ポイント: 営業チームが顧客ニーズに合わせた効果的な提案書を迅速に作成できます。

4. 社内ナレッジベースの自動生成

続けて同じ資料を用いて社内ナレッジベースを作成してみます。

今回は新入社員向けということで、各資料を適切に要約する事がタスクになります。

社内ナレッジベースの自動生成
社内ナレッジベースの自動生成

新入社員がスムーズに業務を理解し、必要な知識を習得できるようなナレッジベースを構築することが出来ました。

ポイント: 社内での知識共有や社員教育が効率化にも便利です。

5. 市場調査レポートの要約とトレンド分析

今回は異なる3つの市場調査レポートをアップロードしました。
まずは、複数ドキュメントの一括管理機能を使って、異なるレポートを比較し、要点をまとめます。

市場調査レポートの要約
市場調査レポートの要約

次に、今後の展望を比較・検討してみましょう。

トレンド分析
トレンド分析

このように、NoteBookLMはアップロードされた資料の要点を把握・出力することが可能です。効率的に考察をすることが出来るので、積極的に活用していきたいですね。

ポイント: 経営層やマーケティング担当者にとっても、迅速に市場動向を把握し、戦略立案に活用することが出来ます。

6. Deep Researchを活用した複雑な市場分析

Deep Research機能を活用することで、従来のドキュメント中心の分析をさらに進化させることができます。例えば、新しい市場参入を検討している場合、既存資料だけでなく、ウェブ上の最新情報も自動収集してレポートが生成されます。

ユースケース: ある企業がAI導入の検討会を開いた際、「2025年のAI市場の動向と競争状況」というテーマでDeep Researchを実行した結果、最新のトレンド、競合企業の戦略、規制動向が統合されたレポートが数分で生成されました。このレポートにより、経営判断の精度が向上し、意思決定の速度も大幅に短縮できました。

ポイント: Deep Researchにより、ウェブから最新情報を自動収集しながら、既存資料との統合分析が可能になります。ただし、外部ソースの信頼性も並行して確認することをお勧めします。


NotebookLMの活用事例

NotebookLMは様々な場面で活用できる便利なツールです。個人での使用から企業での活用まで、具体的なユースケースを交えて紹介します。

個人ユーザー向け

研究や学習のサポート

研究論文、講義の録音、教科書をアップロードし、NotebookLMに複雑なコンセプトを簡単な言葉で説明させたり、具体例を提示させたり、理解を深めるための質問をすることで、より速く、より深く学習できます。
音声概要機能で移動中や作業中に内容を聴くことも可能です。

日常的な情報管理

読書記録、ウェブ記事のクリップ、ブレインストーミングのメモなどを一元管理。マインドマップ機能で思考を整理したり、Discover Sources機能で関連情報を深掘りしたりすることで、新たなアイデアの創出を支援します。

ビジネスシーン

プロジェクト管理

プロジェクト関連のあらゆるドキュメント(議事録、提案書、進捗報告書、関連資料など)を一元管理し、AIによる要約、質疑応答、情報抽出を通じて、プロジェクトの状況把握、課題発見、意思決定を効率化します。
チームでの共有と共同編集機能も活用できます。

業務効率化

NotebookLMは、特に法律文書や契約書などの長い文書を素早く要約し、必要な箇所をピックアップすることで、業務のスピードアップを実現します。


NotebookLM利用におけるプライバシーとデータ利用

Googleはユーザーのプライバシーを重視しています。

個人データ・組織データのトレーニングへの不使用:

NotebookLMは、ユーザーがアップロードしたソース、入力したクエリ、モデルからの回答といった個人データや組織のデータを、AIモデルのトレーニングに使用することはありません。

NotebookLM Plus (Workspace/Education/Cloud経由) のデータ保護:

  • 人間によるレビューなし:
    アップロードされたファイル、チャット内容、モデル出力は、人間のレビュアーによって確認されることも、AIモデルの改善に利用されることもありません。

  • データ管理:
    Google Cloud経由の「NotebookLM Plus for Enterprise」の場合、データは顧客自身のGCPプロジェクト内に保持されます。

  • 限定的な公開:
    組織のデータが、ユーザー本人とそのユーザーがノートブックを共有すると決めたユーザー以外に公開されることはありません。

無料版およびGoogle AI Pro経由のNotebookLM Plus:

フィードバックを提供した場合(例:サムズアップ/ダウン機能の利用時)には、Googleの担当者がそのフィードバック内容(クエリ、アップロード、モデルの回答を含む場合がある)を確認し、サービス改善に利用することがあります。
ただし、この場合でも、提供されたデータが直接AIモデルのトレーニングに使用されることはありません。


詳細な情報や最新のポリシーについては、NotebookLMの公式サイトやGoogleのプライバシーポリシーをご確認ください。
▶︎NotebookLM でデータを保護する仕組み(NotebookLMヘルプ)


NotebookLMの今後の展望

NotebookLMの現状の課題と将来的な可能性について考察します。

NotebookLMの今後の展望
NotebookLMの今後の展望

現状の課題

  • 対応ファイル形式・機能の更なる拡充:
    Word文書(.docx)、Google Sheets、Drive URLなど新しいファイル形式に対応しましたが、特定の専門分野で利用される特殊な形式や、インタラクティブな要素を多用するコンテンツの完全な取り込みにはまだ課題があります。

  • AIの精度と限界:
    Gemini 2.5 Flash/Pro、Gemini 3 Proの搭載により精度は向上していますが、非常に複雑な内容や高度な専門知識、微妙なニュアンスの完全な理解・解釈は依然として挑戦的な領域です。特にDeep Research利用時は、外部ソースからの情報取得のため、ハルシネーションのリスクがゼロではありません。

  • オフライン利用:
    現状ではオンライン接続が必須であり、オフライン環境での利用はできません。

将来的な可能性

  • 利用シーンのさらなる拡大:
    80言語以上への対応拡大、Deep Research、新ファイル形式対応により、教育、医療、研究、法務、コンサルティング、クリエイティブ作業など、より多様な専門分野やグローバルな環境での活用が加速するでしょう。

  • NotebookLM Plusの進化とエンタープライズ機能の強化:
    Google WorkspaceコアサービスA化により、エンタープライズ利用の機能がさらに拡充されることが予想されます。より大規模な組織向けの管理機能、セキュリティオプション、API連携、他の業務システムとの統合などが進む可能性があります。

  • AIアシスタント機能の高度化:
    より能動的な情報提案、仮説生成支援、複数ノートブックを横断した分析、ユーザーの作業スタイルに合わせたパーソナライズなどが期待されます。

  • Google Workspace やその他のGoogleサービスとの連携深化:
    Googleドキュメント、スプレッドシート、Meet、カレンダーなどとのシームレスな連携がさらに進み、ワークフロー全体を支援するプラットフォームへと進化する可能性があります。既にWorkspaceコアサービス化により、この統合が大幅に進んでいます。

AI駆動開発


まとめ

NotebookLMは、Gemini 2.5 Flash・Gemini 2.5 Pro・Gemini 3 Proを搭載した強力なAIリサーチアシスタントです。PDF、ウェブサイト、YouTube動画、音声ファイル、Word文書、Google Sheets、Drive URLなど多様なソースをアップロードし、AIによる自動解析、要約、質疑応答を通じて、ビジネス、教育、研究における情報整理と知識発見を劇的に効率化します。

Deep Research機能でウェブを含めたオンライン調査が自動化され、複雑な分析も高速で実現可能になりました。80言語以上に対応した音声概要機能(Audio Overviews)や、マインドマップ、Discover Sources機能は、情報の多角的な理解と新たなインサイトの獲得をサポートします。

個人向けの無料プランに加え、より多くの容量と高度な機能、強化されたデータ保護を提供するNotebookLM Plusも用意されており、Google Workspaceのコアサービス化により、個人から大規模組織まで幅広いニーズに対応可能です。

NotebookLMは、ユーザーのデータをAIモデルのトレーニングに使用しないなど、プライバシーにも配慮した設計となっています。今後も機能拡張や他サービスとの連携深化が期待され、情報管理と知的生産の未来を支える重要なツールとして進化を続けるでしょう。

監修者
坂本 将磨

坂本 将磨

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。

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