この記事のポイント
社内文書の横断検索・要約が課題なら、無料から始められるNotebookLMが第一候補
Gemini 3.1 Pro搭載で80言語対応のため、多言語ドキュメントを扱うグローバルチームに最適
Deep Research機能は調査レポート作成の工数を大幅に削減でき、リサーチ業務が多い部門ほど導入効果が高い
まず無料版で検証し、容量やセキュリティ要件に応じてNotebookLM in Proへ段階的に移行すべき
Google Workspace導入済み企業は、コアサービス統合によりエンタープライズセキュリティが追加コストなしで適用される
研究・学習・ビジネスのいずれでも活用できるが、特にPDF・動画・音声を横断的に分析する用途で真価を発揮する

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。
NotebookLMは、文書やデータをAIが効率的に整理・分析し、迅速な情報アクセスを実現するGoogleの強力なAIリサーチアシスタントです。 最新のGemini 3.1 Proの高度な処理能力により、PDF、ウェブサイト、YouTube動画、音声ファイル、Word文書、Google Sheetsなど多様なファイル形式に対応し、80言語以上で音声概要を生成できます。
文書のアップロードから自動要約、質問応答、ノートブック管理に加え、Deep Research機能(オンライン調査の自動化)、マインドマップ機能、Data Tables、Cinematic Video Overviewsが、より深い理解とアイデア創出をサポートします。
個人向けの無料プランに加え、容量増加や高度な機能、強化されたデータ保護を提供するNotebookLM in Proも利用可能です。Google Workspaceのコアサービスとして統合され、エンタープライズ向けセキュリティも強化されています。
本記事では、NotebookLMの基本機能から最新の高度な機能、具体的な使用方法、料金プラン、Deep Researchなどの新機能詳細、そして研究、学習、ビジネスなど、様々な場面での活用事例まで詳しく解説します。導入手順やよくある質問、データプライバシーについても説明いたします。
情報整理と知識発見を革新する、ビジネスから教育まで活躍するツールとして注目を集めていますので、ぜひご覧ください。
Nano Banana 2とは?特徴・料金・使い方を徹底解説
目次
無料版 vs NotebookLM in Pro の機能比較
NotebookLM in Pro(Workspace/Education/Cloud経由)のデータ保護
無料版およびGoogle AI Pro経由のNotebookLM in Pro
NotebookLMとは
NotebookLM(ノートブックLM)は、Googleが提供するAIを活用した情報整理・リサーチアシスタントツールです。アップロードされたドキュメントをもとに、AIが情報を整理・分類するため、効率的な検索や管理が可能となります。
また、回答の生成にはインターネット上のデータや外部の情報が含まれないため、ハルシネーションの発生を大幅に抑えることができます(Deep Research機能やDiscover Sources機能を除く)。
2026年2月時点で最新の**Gemini 3.1 Proを搭載しており、複雑な推論や問題解決に対するコア性能が大幅に向上しています。また、基盤モデルとしてGemini 2.5 Flash**も引き続き活用されています。PDF、ウェブサイト、Googleドキュメント、Googleスライド、YouTube動画のURL、テキストファイル、Word文書(.docx)、Google Sheets、Drive URL、さらには音声ファイルもアップロード可能で、マルチモーダルな情報活用を実現します。

NotebookLMの主要機能
NotebookLMは多岐にわたる機能を備えており、文書管理からチーム協働、アイデア創出まで幅広いニーズに対応します。
以下では、主要な機能について詳しく解説していきます。

文書のアップロードと解析
NotebookLMでは、PDF、ウェブサイトのURL、Googleドキュメント、Googleスライド、テキストファイル、マークダウンファイル、公開されているYouTubeの字幕付き動画のURL、コピー&ペーストしたテキスト、音声ファイル(MP3、WAVなど)、Word文書(.docx)、Google Sheets、Google Drive内のファイルURLといった、非常に多様な形式のドキュメントやデータをアップロードできます。
これにより、様々な場所に散らばっている情報ソースをNotebookLM内に一元的に集約・管理することが可能です。
アップロードされたソースはGeminiのマルチモーダル解析機能によって処理され、要約やトピック間の関連性抽出が行われます。

文書のアップロードと解析
サポートされるソース
NotebookLMでは、以下の種類のソースをサポートしています。
- Google ドキュメント
- Google スライド
- PDF、テキスト、マークダウンファイル
- Word 文書(.docx)
- Google Sheets
- ウェブの URL
- Google Drive内のファイルURL
- コピーして貼り付けたテキスト
- 公開されているYouTubeのURL(字幕付き)
- 音声ファイル(MP3、WAVなど)
各ソースには最大500,000語を含めることができ、ファイルのサイズは200 MBまでサポートされています。また、1つのノートブックには最大50個のソース(無料版)、最大300個のソース(in Pro版)を含めることが可能です。
AIによる自動要約と補足説明
アップロードされた文書の内容を、AIが自動的に解析し、その要点を短時間で抽出して要約を生成できます。
さらに、AIは必要に応じて関連する補足情報や、文脈を理解するための説明を提示してくれるため、情報整理にかかる時間を大幅に削減し、深い理解をサポートします。

AIによる自動要約と補足説明
質問応答機能とインライン引用
NotebookLMに取り込んだドキュメントの内容について、AIに対して自然言語で質問することができます。AIは文書の背景や文脈を理解した上で、的確な回答を生成します。
特に便利なのがインライン引用機能です。この機能は、AIの回答がどのソースのどの部分に基づいているのかを明確に示し、クリック一つで参照元の該当箇所に直接アクセスできます。
これにより、情報のファクトチェックが非常に簡単になり、回答の信頼性を高めつつ、迅速な情報確認を実現します。

質問応答機能
ノートブックの作成と管理
NotebookLMは、単にドキュメントを読み込むだけでなく、それらの情報やAIとの対話から得られた知見を整理・管理するためのノートブック機能を提供します。
重要な引用箇所を保存したり、自分自身の考えをメモとして書き加えたりすることが可能です。
複数の関連ドキュメントを一つのノートブックにまとめ、階層的に情報をグループ化することもできるため、プロジェクトや研究に関する情報を効率的に構造化し、管理していく上で役立ちます。
Persistent Chat Historyにより、過去のチャット履歴が自動保持され、前回の会話を参照しながら新たな質問を続けることができます。これにより、長期的な調査や複雑なテーマの段階的な探索が可能になります。

ノートブックの作成と管理
チームでの共有と共同編集
作成したノートブックや個別のメモは、チームメンバーと簡単に共有し、リアルタイムで共同編集を行うことができます。
共有する際には、メンバーごとに編集権限や閲覧権限を細かく設定することも可能です(NotebookLM in Proでは「チャットのみ」共有も可能)。
これにより、チーム内でのスムーズな情報共有とコラボレーションが促進され、特に複数人で進めるプロジェクト管理や共同研究、組織内ナレッジベースの構築などにおいて強力なツールとなります。

チームでの共有と共同編集
音声概要(Audio Overviews)
アップロードしたソース(資料)を、AIホスト2名によるポッドキャストのような魅力的な会話形式で要約してくれる機能です。
80言語以上に対応しており、Googleアカウントの言語設定に応じて音声概要が生成されます。NotebookLMの設定で「出力言語」を自由に変更することも可能です。
多言語コンテンツの作成や外国語教材の学習にも活用できます。
インタラクティブモード(ベータ版、英語のみ)
音声概要の再生中に「参加」ボタンをクリックすると、ホストに質問を投げかけることができます。ホストはアップロード済みのソースに基づいてパーソナライズされた回答を返します。
ただし、ユーザーの声や文字起こしは保存されず、共有・ダウンロードされるのは元の音声概要です。
【関連記事】
NotebookLM ポッドキャストとは?音声概要機能の使い方と活用シーンを解説
マインドマップ機能
アップロードしたソースの主要なトピックとそれらに関連するアイデアを、視覚的に分岐図として表示する機能です。
複雑な情報の全体像を把握したり、新しいトピックの主要概念を理解したり、アイデア間の隠れたつながりを発見したりするのに役立ちます。
Discover Sources機能
ウェブから関連するソースを簡単に見つけて、ノートブックに直接インポートできる機能です。
新しいノートブックを作成する際や、既存の資料コレクションを拡充する際に便利です。
Deep Research機能

Deep Researchは、NotebookLMのオンライン調査自動化機能です。ウェブを深く調査し、複雑な質問に対する詳細なレポートを自動生成します。これまでのNotebookLMはアップロードされたドキュメント中心でしたが、Deep Researchにより外部のウェブソースも活用した本格的な調査が可能になりました。Gemini Deep Researchとは異なり、NotebookLM内のソースを起点とした調査に特化しています。
Fast ResearchとDeep Researchの2モード
-
Fast Research
高速スキャンモードです。質問に対して、既存ノートブック内の情報をもとに迅速に回答を提供します。
-
Deep Research
詳細分析モードです。ウェブから関連するソースを自動検索・キュレーションし、複数の情報源を統合した包括的なレポートを生成します。
Deep Researchは、新しいテーマや複雑な質問に対して、従来のインターネット検索では得られない深い洞察を提供するため、研究者、ビジネスアナリスト、ジャーナリストにとって特に価値があります。
ただしDeep Research利用時は、外部ウェブソースから情報を取得するため、ハルシネーションのリスクがゼロではない点に注意が必要です。重要な事実確認は、参照元の信頼性も併せて確認することをお勧めします。
スライド作成機能(Slide Decks)
ノートブック内のソースをもとに、プレゼンテーション用のスライドを自動生成する機能です。2026年2月のアップデートにより、プロンプトベースの編集が可能になりました。フルスクリーンのインターフェースでテキスト、色、ビジュアルを個別に修正でき、PPTX形式でのエクスポートにも対応しています。
今後Google Slidesへの直接エクスポートも予定されています。詳しくはNotebookLMのスライド作成機能の記事もご覧ください。
Data Tables機能
ファイル、ウェブサイト、YouTube動画、ドライブ上のデータを構造化されたテーブルに変換する機能です。非構造化データから整理された表形式のデータを抽出でき、分析やレポート作成の効率が大幅に向上します。
Cinematic Video Overviews
2026年3月に追加された最新機能で、ノートブックのソースからシネマティックな映像付き動画を自動生成します。Gemini 3、Nano Banana Pro、Veo 3の3モデルを組み合わせ、Geminiがクリエイティブディレクターとして最適なナレーション、ビジュアルスタイル、構成を自動決定します。
現在は英語のみ、Google AI Ultraサブスクライバー向けに提供されており、1日最大20本まで生成可能です。従来のVideo Overviewsがスライド形式の要約動画であったのに対し、Cinematic版はより没入感のある映像体験を提供します。
Geminiアプリとの統合
2026年1月より、NotebookLMで作成したノートブックをGeminiアプリのソースとして追加できるようになりました。Geminiアプリ側でノートブック内のソースに基づいた、より深く関連性の高い回答を得ることが可能です。Google Workspaceユーザーにとって、日常のワークフローにNotebookLMのリサーチ成果を統合する重要な連携機能です。
NotebookLMの料金プラン
NotebookLMには、個人向けの無料プランと、より高度な機能や高い利用上限、強化されたデータ保護を提供する有料プラン「NotebookLM in Pro」(旧NotebookLM Plus)があります。
2025年2月よりGoogle Workspaceのコアサービスとして統合されており、利用形態によって複数の入手方法が用意されています。

無料版 vs NotebookLM in Pro の機能比較
以下の表で、無料版とin Pro版の主な違いを整理しました。
| 比較項目 | 無料版 NotebookLM | NotebookLM in Pro |
|---|---|---|
| 主な対象 | 個人ユーザー | 個人(Google AI Pro)、Workspace/Educationユーザー、企業/組織(Google Cloud) |
| ノートブック数 | 最大 100個 | 最大 500個 |
| ソース数/ノートブック | 最大 50個 | 最大 300個 |
| チャットクエリ/日 | 最大 50件 | 最大 500件 |
| Audio Overviews/日 | 最大 3件 | 最大 20件 |
| Deep Research利用 | 不可 | 可能(制限あり) |
| Video生成/日 | 最大 3本 | 最大 20本 |
| プレミアム機能 | なし | あり(回答カスタマイズ、チャットのみ共有、分析機能) |
| データ保護 | 標準 | 強化(契約形態により異なる) |
ここで注目すべきは、使用上限が無料版の5倍以上に拡大される点です。in Pro版では、大規模な研究プロジェクトやチーム利用に対応できる容量が提供されます。
無料版 NotebookLM
Googleアカウントがあれば誰でもすぐに利用開始できる、個人ユーザー向けのプランです。
-
対象ユーザー
主に個人
-
料金
無料
-
利用可能な基本機能
本記事で紹介した主要機能(多様なソースのアップロード、AI要約、質問応答、ノートブック作成、音声概要生成、マインドマップ、Discover Sources、基本的な共有など)を利用できます。Deep Research機能は無料版では利用できません。
-
使用上限
以下の範囲内で利用可能です。
| 項目 | 上限値 |
|---|---|
| ノートブック数 | 最大 100個 |
| ソース数/NB | 最大 50個 |
| クエリ数/日 | 最大 50件 |
| Audio Overviews生成/日 | 最大 3件 |
| Video生成/日 | 最大 3本 |
| 1ソース単語数 | 最大 500,000語 |
| 1ソースファイルサイズ | 最大 200MB |
- データ保護
フィードバックを提供した場合などに、Googleの担当者がクエリや回答内容を確認し、サービス改善に利用することがあります。ただし、データはAIモデルのトレーニングには使用されません。
有料版 NotebookLM in Pro(旧Plus)
個人、企業、教育機関など、より高度な利用やデータ保護を求めるユーザー向けの有料プランです。無料版の全機能に加え、Deep Research機能へのアクセス、利用上限の大幅な引き上げ、専用のプレミアム機能、強化されたデータ保護が提供されます。
入手方法と料金
NotebookLM in Proの入手方法は、利用形態によって異なります。
1. Google AI Pro(個人向け)
-
対象ユーザー
個人ユーザー
-
料金
月額 $19.99 USD(日本円の場合、約2,900円〜3,000円程度が目安)。年額契約の場合は$200(約16%割引)。2026年の期間限定プロモーションとして、新規加入者は初年度$99.99(50%割引)で利用可能です。
-
含まれるもの
NotebookLM in Pro、Google One 2TBストレージ、Gemini Advancedアクセス、Gmail/Google WorkspaceサイドパネルのGemini、その他Google Oneの各特典
-
学生向け割引
米国の18歳以上の学生向けに $9.99/月(50%割引)
入手方法はGoogle AI公式サイトから申し込めます。
2. Google Workspace(企業・団体向け)
2025年2月5日以降、NotebookLMはGoogle Workspaceのコアサービスとして統合されました。
-
対象プラン
Business Standard以上、Enterprise Standard/Plus
-
料金
Workspaceサブスクリプション料金に含まれます(追加料金なし)。より高度なGemini機能を利用する場合は、別途Gemini Business/Enterpriseアドオン(約$20-$30 USD/ユーザー/月)が必要です。
-
管理者向け機能
組織内でのアクセス管理、共有ノートブックの一元管理、Privacy Hubでの管理制御確認が可能です。
-
データ保護
アップロードファイル、チャット、モデル出力は人間のレビュアーによる確認なし。AIモデルの改善に利用されず、組織外への公開もありません。
3. Google Workspace for Education(教育機関向け)
2025年4月以降、教育向けGoogle WorkspaceでもNotebookLMがコアサービス化されました。
-
対象
学生・教職員
-
料金
プランに含まれます(形態により異なる)。より高度な機能にはGemini Educationアドオン契約が必要です(詳細は管理者に確認)。
4. Google Cloud(Enterprise版)
大規模組織向けの「NotebookLM in Pro for Enterprise」は、Google Cloud経由で利用可能です。
-
対象
企業・大規模組織
-
料金
$9/ライセンス/月(年間契約で割引の可能性あり)
-
特徴
データは顧客のGCPプロジェクト内に保持されます。VPC-SC、IAMアクセス制御などエンタープライズセキュリティに完全対応し、API統合やカスタムワークフロー対応、専用技術サポートが含まれます。取得はGoogle Cloud営業チームへの直接見積もりとなります。
NotebookLM in Proの主なメリット
無料版の5倍以上の利用が可能です。以下の表でその差を確認できます。
| 項目 | 無料版上限 | in Pro版上限 |
|---|---|---|
| ノートブック数 | 100個 | 500個 |
| ソース数/NB | 50個 | 300個 |
| クエリ数/日 | 50件 | 500件 |
| Audio Overviews生成/日 | 3件 | 20件 |
| Video生成/日 | 3本 | 20本 |
これらの拡大により、複数の大規模プロジェクトの並行管理や頻繁なリサーチ利用が可能になります。
さらに、in Pro版ではDeep Research機能によるウェブ調査の自動化、「チャットのみ」共有によるきめ細かい権限設定、回答スタイルのカスタマイズ(「ガイド」「アナリスト」など)、ノートブック分析(アクセス数やクエリ実行数の利用状況分析)といったプレミアム機能が利用可能です。
どちらのプランを選ぶべきか
-
無料版がおすすめな方
個人での利用がメインの方、まずはNotebookLMの基本機能を試してみたい方、扱うドキュメント量や利用頻度が上限内に収まる方に適しています。
-
NotebookLM in Proがおすすめな方/組織
Deep Research機能を活用したい方、チームや組織で本格的に利用したい場合、大量のドキュメントを扱う方、高度なチャットカスタマイズや利用状況分析機能が必要な場合、Workspace/Education/Cloud環境での厳格なデータ保護が求められる場合に適しています。
ご自身の利用シーンや必要な機能、データ保護の要件などを考慮して、最適なプランを選択してください。Geminiの料金プランとの関係も確認しておくとよいでしょう。
NotebookLMの使い方
NotebookLMを実際に使用する際の具体的な手順を、初期設定から実践的な活用方法まで詳しく解説します。
初めての方でも簡単に始められるよう、ステップバイステップで説明していきます。

STEP1: 公式サイトにアクセス
まずは以下のURLからNotebookLMの公式サイトにアクセスします。
NotebookLM
STEP2: 「Try NotebookLM」をクリック
公式サイトのトップページの真ん中/右上にある「Try NotebookLM」をクリックします。

「Try NotebookLM」をクリック
STEP3: Googleアカウントでログイン
次に、Googleアカウントでログインします。Googleアカウントを利用して簡単にアカウントが作成され、すぐにホーム画面に移動します。
ノートブックの作成と基本操作
STEP1: 新しいノートブックを作成
ホーム画面で「新しいノートブック」をクリックします。
STEP2: アップロード元を選択
新規ノートブック作成画面で、ノートブックの情報源を「アップロード元」の中から選択します(Googleドライブ、PDF、テキストファイル、URL貼り付け、音声ファイル、Word文書、Google Sheets、Drive URLなど)。
または、「ソースを検出」(Discover Sources)機能を使ってウェブから関連情報を検索しインポートすることも可能です。

アップロード元を選択
STEP3: ソースの挿入
選択したソースをアップロードするか、URLを貼り付けて「挿入」をクリックします。

ウェブサイトリンクの挿入
NotebookLMが挿入したソースの情報をもとに概要を自動生成します(ソースガイド)。画面下の入力欄に質問を入力するか、提案される質問候補を選択します。
また、音声概要やマインドマップ、Deep Researchの生成もここから指示できます。
今回は「コロナ禍がDX推進に与えた影響と今後の展望」について聞いてみましょう。

AIに質問
STEP5: ピン留め
AIからの回答やソース内の重要な情報があれば、その情報の横にある「ピンのマーク」をクリックしてメモとして保存します。

メモとして保存
STEP6: メモの追加
ピン留めした情報が右側のStudioパネルにメモとして記録されます。「すべてのメモをソースに変換」機能で、メモ自体を新たな分析対象ソースにすることも可能です。

メモの追加
STEP7: ノートブックの名前を変更
ノートブックのタイトルは上部の「Untitled notebook」をクリックして変更可能です。
NotebookLMを実際に使ってみた
実際のビジネスシーンを想定した具体的な活用例を紹介します。契約書の分析から社内ナレッジベースの構築まで、実践的な使用方法を詳しく解説していきます。

契約書の自動解析と要約
ここでは、フランス産香水を日本国内で販売するための販売契約書の例を作成し、NotebookLMで解析してみましょう。

契約書の自動解析と要約1
書類をアップロードした時点で概要が作成されるので、一目でどのような文書かが明瞭になります。

契約書の自動解析と要約2
このように、NotebookLMに契約書をアップロードし、重要な条項や期限、リスクなどを瞬時に要約・抽出することは可能です。インライン引用機能で関連法規や規約にリンクしながら、スムーズな契約書の確認をすることができます。
法務部門や営業担当者が多くの契約書を迅速に処理できるため、時間の節約と精度の向上に繋がります。
製品の技術文書レビューと引用機能
社内専用チャットボットの構築/カスタマイズ/デプロイ/スケーリングに関する基本的なガイドとして3つの技術文書をアップロードしました。
これらの主要なポイントを把握するために、要約をクエリとして入力しました。

製品の技術文書レビューと引用機能
インライン引用機能で技術標準も示すため、誤った理解を避ける効果もありそうです。
製造業や技術職の方でも、大量の技術情報を効率的に把握し、製品開発や改善に活用できます。
営業資料作成の効率化
NotebookLMに営業資料をインポートしてみます。今回は製品カタログ・顧客提案書データ・導入事例・市場調査レポートをアップロードしました。
まずは「AI導入を考えている会社にはどのような製品を提案すれば良いか」と投げてみます。

営業資料作成の効率化
自社資料のみを学習しているので、アップロードしている資料に依拠した回答を得ることができます。
営業チームが顧客ニーズに合わせた効果的な提案書を迅速に作成できます。
社内ナレッジベースの自動生成
続けて同じ資料を用いて社内ナレッジベースを作成してみます。
今回は新入社員向けということで、各資料を適切に要約することがタスクになります。

社内ナレッジベースの自動生成
新入社員がスムーズに業務を理解し、必要な知識を習得できるようなナレッジベースを構築することができました。
社内での知識共有や社員教育の効率化にも便利です。
市場調査レポートの要約とトレンド分析
今回は異なる3つの市場調査レポートをアップロードしました。
まずは、複数ドキュメントの一括管理機能を使って、異なるレポートを比較し、要点をまとめます。

市場調査レポートの要約
次に、今後の展望を比較・検討してみましょう。

トレンド分析
このように、NotebookLMはアップロードされた資料の要点を把握・出力することが可能です。効率的に考察をすることができるので、積極的に活用していきたいですね。
経営層やマーケティング担当者にとっても、迅速に市場動向を把握し、戦略立案に活用することができます。
Deep Researchを活用した複雑な市場分析
Deep Research機能を活用することで、従来のドキュメント中心の分析をさらに進化させることができます。例えば、新しい市場参入を検討している場合、既存資料だけでなく、ウェブ上の最新情報も自動収集してレポートが生成されます。
ある企業がAI導入の検討会を開いた際、「2026年のAI市場の動向と競争状況」というテーマでDeep Researchを実行した結果、最新のトレンド、競合企業の戦略、規制動向が統合されたレポートが数分で生成されました。このレポートにより、経営判断の精度が向上し、意思決定の速度も大幅に短縮できました。
Deep Researchにより、ウェブから最新情報を自動収集しながら、既存資料との統合分析が可能になります。ただし、外部ソースの信頼性も並行して確認することをお勧めします。
NotebookLMの活用事例
NotebookLMは様々な場面で活用できる便利なツールです。個人での使用から企業での活用まで、具体的なユースケースを交えて紹介します。

個人ユーザー向け
研究や学習のサポート
研究論文、講義の録音、教科書をアップロードし、NotebookLMに複雑なコンセプトを簡単な言葉で説明させたり、具体例を提示させたり、理解を深めるための質問をすることで、より速く、より深く学習できます。
音声概要機能で移動中や作業中に内容を聴くことも可能です。
話題のGoogleのNotebookLMを活用することで、複数の医学研究論文を効率的にレビューし、構造化データとして整理することが可能に!以下のような表が簡単に手に入ります。
— 限界助教|ChatGPT/Claude/Geminiで論文作成と科研費申請 (@genkAIjokyo) June 9, 2024
これにより、研究者は膨大な時間と労力を節約でき、より効率的に研究を進めていくことが可能になります… pic.twitter.com/cYAEiByyIv
日常的な情報管理
読書記録、ウェブ記事のクリップ、ブレインストーミングのメモなどを一元管理。マインドマップ機能で思考を整理したり、Discover Sources機能で関連情報を深掘りしたりすることで、新たなアイデアの創出を支援します。
海外の英語ポッドキャストで情報収集する時はNotebookLMがおすすめ。
— 矢野 哲平 | 耳で学ぶAI (@robothink_jp) October 11, 2024
YoutubeでRSS配信している番組ならリンクを渡すだけで要約してくれます。
GeminiでもYoutube要約はできますがソースだけを参照するNotebookLMの方が精度が高い。
他のメディアでは聴けない話しが聴けるのでおすすめです。… pic.twitter.com/KwBnIK7CKU
ビジネスシーン
プロジェクト管理
プロジェクト関連のあらゆるドキュメント(議事録、提案書、進捗報告書、関連資料など)を一元管理し、AIによる要約、質疑応答、情報抽出を通じて、プロジェクトの状況把握、課題発見、意思決定を効率化します。
チームでの共有と共同編集機能も活用できます。
ハルシネーションの発生が少ない、自分だけのAIを作れると話題のGoogleのNotebookLMを使って、「生産性向上 FAQボット」を作ってみた。
— 藤田 博之(ヒロロ) / 介護ITコンシェルジュ (@fujiemon0903) June 8, 2024
どこのソースなのか明示してくれることによる安心感が半端ない。
報酬改定の資料とか読み込みに時間がかかる&参考書的に定期的に使う場合に用いると良さそうです pic.twitter.com/NLAnPzUXON
業務効率化
NotebookLMは、特に法律文書や契約書などの長い文書を素早く要約し、必要な箇所をピックアップすることで、業務のスピードアップを実現します。
GoogleのNotebookLMは、
— 戸村涼子@国際税務に強いデジタル税理士 2/21「小さな会社・個人の国際税務頻出ケーススタディ」 (@RtomuraTaxacc) July 25, 2024
ドキュメントを横断して検索・要約できる。
結果は、「この部分だよ」とソースも示してくれる。
法律や役所の文書など
関連するデータを一覧にして
横断検索すると便利かも。
試しにe-Govの所得税法関係を
やってみた。
精度に少し疑義はあるものの
ざっとした確認に便利🙂 pic.twitter.com/rSk1BiaR8t
NotebookLM利用におけるプライバシーとデータ利用
Googleはユーザーのプライバシーを重視しています。

個人データ・組織データのトレーニングへの不使用
NotebookLMは、ユーザーがアップロードしたソース、入力したクエリ、モデルからの回答といった個人データや組織のデータを、AIモデルのトレーニングに使用することはありません。
NotebookLM in Pro(Workspace/Education/Cloud経由)のデータ保護
-
人間によるレビューなし
アップロードされたファイル、チャット内容、モデル出力は、人間のレビュアーによって確認されることも、AIモデルの改善に利用されることもありません。
-
データ管理
Google Cloud経由の「NotebookLM in Pro for Enterprise」の場合、データは顧客自身のGCPプロジェクト内に保持されます。
-
限定的な公開
組織のデータが、ユーザー本人とそのユーザーがノートブックを共有すると決めたユーザー以外に公開されることはありません。
無料版およびGoogle AI Pro経由のNotebookLM in Pro
フィードバックを提供した場合(例:サムズアップ/ダウン機能の利用時)には、Googleの担当者がそのフィードバック内容(クエリ、アップロード、モデルの回答を含む場合がある)を確認し、サービス改善に利用することがあります。
ただし、この場合でも、提供されたデータが直接AIモデルのトレーニングに使用されることはありません。
詳細な情報や最新のポリシーについては、NotebookLMの公式サイトやGoogleのプライバシーポリシーをご確認ください。
NotebookLM でデータを保護する仕組み(NotebookLMヘルプ)
NotebookLMの今後の展望
NotebookLMは急速に進化を続けており、2026年に入ってからもGemini 3.1 Proへのアップグレード、Cinematic Video Overviews、Data Tables、スライド編集機能の強化と、毎月のように大型アップデートが行われています。

今後期待される進化
-
Google Slidesへのエクスポート対応
スライド機能はPPTX出力に対応しましたが、Google Slidesへの直接エクスポートも近日中に提供が予定されています。
-
Cinematic Video Overviewsの多言語対応
現在は英語のみの提供ですが、Audio Overviewsと同様に多言語対応が進む可能性があります。
-
Google Workspaceとの連携深化
Geminiアプリとの統合が始まったことで、Googleドキュメント、スプレッドシート、Meet、カレンダーなどとのシームレスな連携がさらに進み、ワークフロー全体を支援するプラットフォームへの進化が期待されます。
-
エンタープライズ機能の拡充
Google Workspaceコアサービス化により、より大規模な組織向けの管理機能、セキュリティオプション、API連携、他の業務システムとの統合などが進む可能性があります。
留意すべき点
-
AIの精度と限界
Gemini 3.1 Proの搭載により精度は向上していますが、非常に複雑な内容や高度な専門知識、微妙なニュアンスの完全な理解・解釈は依然として挑戦的な領域です。特にDeep Research利用時は、外部ソースからの情報取得のため、ハルシネーションのリスクがゼロではありません。
-
オフライン利用
現状ではオンライン接続が必須であり、オフライン環境での利用はできません。
AIリサーチツールの効率化を業務プロセス全体のAI化に広げるなら
NotebookLMで複数ソースの統合分析やDeep Researchの自動調査を体験したことで、AIが「情報を集めて整理する」作業を大幅に効率化できる実感が得られたはずです。リサーチ効率化は一つの入口であり、データ分析・レポート作成・ワークフロー自動化まで業務全体にAIを適用すれば効果は何倍にも広がります。
AI総合研究所では、AIリサーチツールの活用経験を業務プロセス全体のAI化に展開するためのガイド資料を提供しています。情報収集の効率化にとどまらず、組織全体の業務にAIを段階的に組み込む手順を確認できます。
AIリサーチツールの活用を業務プロセスのAI化に広げる
NotebookLMのDeep Research体験を業務導入に展開
NotebookLMで複数ソースを統合したAIリサーチの効率を体感したなら、業務プロセス全体にAIを適用する次のステップが見えています。段階的なAI導入の進め方をガイド資料で確認できます。
まとめ
NotebookLMは、Gemini 3.1 Proを搭載した強力なAIリサーチアシスタントです。PDF、ウェブサイト、YouTube動画、音声ファイル、Word文書、Google Sheets、Drive URLなど多様なソースをアップロードし、AIによる自動解析、要約、質疑応答を通じて、ビジネス、教育、研究における情報整理と知識発見を劇的に効率化します。
2026年に入り、Cinematic Video Overviews、Data Tables、プロンプトベースのスライド編集といった新機能が次々と追加され、単なるリサーチツールからクリエイティブな成果物を生み出すプラットフォームへと進化しています。Deep Research機能でウェブを含めたオンライン調査が自動化され、Geminiアプリとの統合により日常のワークフローにも組み込みやすくなりました。
個人向けの無料プランに加え、より多くの容量と高度な機能、強化されたデータ保護を提供するNotebookLM in Pro(旧Plus)も用意されており、Google Workspaceのコアサービス化により、個人から大規模組織まで幅広いニーズに対応可能です。
NotebookLMは、ユーザーのデータをAIモデルのトレーニングに使用しないなど、プライバシーにも配慮した設計となっています。今後も機能拡張や他サービスとの連携深化が期待され、情報管理と知的生産の未来を支える重要なツールとして進化を続けるでしょう。













