ITシステム開発分野に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。
ITシステム開発の分野では、自社サービスに生成AIを活用する事例、自社効率性の向上の事例が多く報告されています。
AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
この記事を通して 「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」 の参考になれば幸いです。
弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社にご相談ください。
Netlogic Computer Consultingは、Microsoft Copilot for Salesを活用して売上を増加させ、顧客満足度を上げつつ、従業員のワークライフバランスの向上を実現しています。
【導入の背景】
Netlogic社のCIOデビッド・スウェンソン氏は、顧客のテクノロジーロードマップ作成のために日々、多数のミーティングをこなしていました。
この過程で、正確な顧客の要求を捉え、迅速に対応することが業務の鍵となります。
【元々の課題】
Netlogicでは、異なる社員が持つノートテイキングのスキルやスタイルの差異から、顧客のニーズを正確に捉えにくいという問題がありました。
特に新入社員は、販売方法や契約条件を学ぶ段階であり、顧客の要求を正確に記録することが難しい状況でした。
【解決策】
2022年11月から、NetlogicはMicrosoft Copilot for Salesの機能を導入しました。
これは、Teamsのミーティングの書き起こしを解析し、販売に特化した議論の要点を抽出してOutlookでミーティング要約を作成し、CRMに保存する機能です。
【効果】
Copilot for Salesによるミーティング要約の活用で、デビッド・スウェンソン氏は1つのミーティングにつき少なくとも30分の時間を節約し、取引のクロージング速度が大幅に向上しました。
また、不一致のあったノートテイキングの標準化により、情報のクロスチェックのための時間損失がなくなりました。
これにより一般的な売上が25%増加し、ワークライフバランスの改善につながりました。
【出典】
Microsoft