広告業界に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。
広告業界では、自社効率性の向上、デジタル広告への活用事例が報告されています。
AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
この記事を通して 「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」 の参考になれば幸いです。
弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社にご相談ください。
【概要】
日本テレビは、AIを活用したモザイク編集ソフト「BlurOn」を開発し、映像情報メディア学会から技術振興賞を受賞しました。
このソフトは番組制作の効率化に大きく貢献しており、放送業界内外で導入が進んでいます。
【導入の背景】
テレビ番組制作では、個人情報保護のためのモザイク編集が欠かせません。
しかし、従来の手作業による方法は時間がかかり、編集現場の大きな負担となっていました。この状況を改善するため、効率的なモザイク編集技術が求められていました。
【元々の課題】
日本テレビの制作現場では、わずか1分間の映像にモザイクを入れるのに1時間以上を要していました。
この作業の効率化は、制作現場の働き方改革を進める上で喫緊の課題でした。
【解決策】
日本テレビとNTTデータは、この課題に対処するためにAI技術を活用したモザイク編集ソフト「BlurOn」を共同開発しました。
このソフトは、画像認識AIによってモザイク編集を自動化することで、作業時間を大幅に短縮することに成功しました。
【効果】
「BlurOn」の導入により、モザイク編集の作業時間は最大90%削減され、番組制作現場の働き方改革に大きく寄与しました。
さらに、AIによる高精度な検出により、手作業での修正作業も最小限に抑えられています。
この技術は放送業界だけでなく、ドライブレコーダーや監視カメラの映像を扱う業界などでも活用され、個人情報保護に貢献しています。
【出典】
PR TIMES