AI総合研究所

AIで変革する心臓病早期診断

この記事のポイント

  • この記事はカルディオインテリジェンス社が心臓病診療現場での課題解決のために開発したAI技術「SmartRobin」について紹介しています。
  • 「SmartRobin」は心電図データの迅速かつ高精度な解析を可能にし、医師の診断支援及び業務負担の軽減に寄与しています。

監修者プロフィール

坂本将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

医療分野においてAIの先進的活用は急速に進んでいますが、特に心臓病の早期診断にAIを活かした事例が注目されています。本記事では、心電図解析にAI技術を応用し、不整脈の一種である心房細動を早期に検出する「SmartRobin」を開発したカルディオインテリジェンス社の挑戦を紹介します。医療現場での課題、AI技術の導入背景、導入後の効果について詳しく解説し、心房細動の検出を迅速化し、医師の診断支援に寄与するソフトウェアの実例を明らかにします。心臓病診療の現場における医師の業務負荷を軽減すると同時に、診断品質を向上させるAI技術の可能性についてご説明していきます。

ヘルスケアおよび福祉業界分野に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。ヘルスケアおよび福祉業界では、セキュリティとAIが回答を間違わないことは非常に重要です。特に患者さんなどの顧客に触れるサービスでの活用は十分に留意しましょう。
AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。この記事を通して 「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」 の参考になれば幸いです。
弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社にご相談ください

【導入事例概要】

カルディオインテリジェンス社の企業ロゴ
カルディオインテリジェンス社の企業ロゴ

心臓病診療が受けられない患者を減らすことを目指し、カルディオインテリジェンス社はAIを使った心電図解析ソフトウェア「SmartRobin」を開発しました。本ソフトウェアは、心房細動の早期発見に貢献し、医師の業務負荷を軽減します。

【導入の背景】

国際医療福祉大学教授の田村雄一氏とAI専門家の高田智広氏は、医療現場での心臓専門医不足と心電図検査の限界に直面し、「心臓病診療を受けられない患者をなくす」ことを使命にカルディオインテリジェンスを設立しました。

【元々の課題】

心電図検査は不整脈、特に心房細動の検出に不可欠ですが、診断への高い専門性要求や、長時間波形データの解析に伴う膨大な読影作業が医師の業務負荷となっていました。

【解決策】

AI診断サポート医療機器ソフトウェア「SmartRobin」を採用。これにより、心房細動を高精度かつ迅速に検出し、解析結果をシンプルなレポートで提供して医師の診断を支援します。

医療機器ソフトウェア「SmartRobin」のシステム
医療機器ソフトウェア「SmartRobin」のシステム

【効果】

「SmartRobin」導入後、数日間を要していた波形解析をわずか10分程度で完了。解析結果も1枚のレポートでわかりやすくまとめられており、非専門医にも有効活用されています。

「SmartRobin」による診断例
「SmartRobin」による診断例

【出典】

カルディオインテリジェンスの事例、Microsoftより

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編集者

坂本将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

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