AI総合研究所

京セラと東京大学が開発するAIによる骨粗しょう症早期診断システム

ヘルスケアおよび福祉業界分野に活用できるAIおよびDX導入事例をご紹介します。
ヘルスケアおよび福祉業界では、セキュリティとAIが回答を間違わないことは非常に重要です。特に患者さんなどの顧客に触れるサービスでの活用は十分に留意しましょう。

    AIの導入の活用法は、業界ごとに異なり、採用されるシステムも多様です。
    この記事を通して **「導入アイデア・あなたに使えるサービス・導入のポイント」** の参考になれば幸いです。

    弊社ではAI導入の最初の窓口としてAI総合研究所を運営しています。導入のお悩みはご気軽に弊社に[ご相談ください](https://www.ai-souken.com/contact)。

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【概要】

京セラ株式会社は東京大学と協力して「AI骨粗しょう症診断補助システム」の開発に取り組んでいます。

このシステムは、X線写真からの骨密度推定による骨粗しょう症の早期診断を目指し、国内外の高齢化社会で増加する骨粗しょう症患者の早期発見と治療に貢献することを目的としています。

京セラのAI骨粗しょう症診断補助システム

【導入の背景】

背景として、日本では推定約1,280万人が骨粗しょう症に悩まされており、特に高齢者における骨折は重大な健康問題を引き起こしています。
しかし、骨粗しょう症検診の受診率が4.5%と低い現状があります。このため、京セラと東京大学はX線を利用した骨密度推定技術の開発に乗り出しました。

【元々の課題】

骨粗しょう症は無症状が多く、受診動機が乏しいことや、骨密度測定装置が十分普及していない問題があります。

これにより、骨粗しょう症が未診断や治療の遅れに繋がっており、健康寿命への影響が懸念されていました。

【解決策】

京セラと東京大学が提案する解決策は、AI技術を活用して胸部・腰椎X線画像から骨密度を推定し、骨粗しょう症の早期診断を可能にする「AI骨粗しょう症診断補助システム」を開発することです。
これにより、健康診断時や他病気受診時の画像を利用して、効率よくスクリーニングが行えるようになります。

【効果】

このシステムによって、骨粗しょう症の早期発見が可能になり、治療へと繋げることで患者の生活の質の向上が見込まれます。加えて、厚生労働省の健康寿命延伸の目標にも寄与することが期待されています。

【出典】
京セラの事例、京セラ株式会社より

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編集者

坂本将磨

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。

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