AI総合研究所

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【AI研修おすすめ15選】費用・事例・助成金活用を紹介

この記事のポイント

  • ハンズオン型研修による実務直結のスキル習得
  • 人材開発支援助成金で研修費用最大75%補助
  • 経営層・管理職・現場の3階層別カリキュラム設計
  • 6か月以上の伴走支援でAI活用を組織に定着
  • 無料AI講座8選を含む研修手段の比較で自社に最適な選択肢を特定
坂本 将磨

監修者プロフィール

坂本 将磨

XでフォローフォローするMicrosoftMVP

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。

AI研修は、機械学習や生成AIの基礎から実務での活用方法までを学ぶ企業向け教育プログラムです。人材開発支援助成金を活用すれば研修費用の最大75%が補助されるため、コストを抑えながらAI人材を育成できます。
本記事では無料AI講座8選、おすすめ研修方法7選、助成金の活用方法、導入企業の成功事例を紹介します。

なぜ今、「AI研修」が必要なのか?

AI研修とは、従業員が生成AIや機械学習、自然言語処理といったAI技術の基礎から、業務への実践的な活用方法までを学ぶ企業向けの教育プログラムです。

現在、AIは企業の競争力を左右する重要な技術となっており、その理解と活用力は一部の専門家だけでなく、営業・企画・人事などあらゆる職種のビジネスパーソンにとって必要不可欠なスキルになっています。

特に、生成AI活用を推進するうえで、業務の効率化や新たな価値の創出にはAIの活用が不可欠です。こうした背景から、企業は社員のAIリテラシーを高め、変化に強い組織をつくるために「AI研修」に注力するようになっています。

実際、ガートナーが2023年に発表したレポートでも、多くの企業がAIを活用した業務の内製化を重要な戦略と位置づけていることが示されており、AI人材の育成は今後の成長に欠かせない投資です。

内製化を企業が望む理由
内製化を企業が望む理由:参考Gartner

半分以上の企業が、開発コストの削減、自社ビジネスへの活用・ノウハウの蓄積のために内製化を望んでいます。
一方で、内製化の阻害要因も調査されています。

内製化の阻害要因
内製化の阻害要因:参考Gartner

内製化の阻害要因としてIT人材の不足が64.7% と圧倒的です。

これらを踏まえた上で、特にAI分野では社内に必要なスキルを備えた人材を育成することが、迅速かつ柔軟な対応の鍵とされています。
こうした状況を踏まえると、AI研修は単なるスキルアップを超え、企業の成長戦略の一環 として注目されています。

AI研修

無料のAI講座8選

以下は、無料で提供されている有名なAI講習のリストです。
これらの講習は基礎から高度な内容までカバーしており、個人や企業のスキルアップに役立ちます。

1. Coursera - Andrew Ngの「Machine Learning」

  • 概要 機械学習分野の第一人者、Andrew Ngが提供する講座。AIの基礎を学ぶのに最適。
  • 対象 初心者から中級者。
  • 特徴
    • 機械学習の理論と実践を体系的に学習。
    • PythonやOctaveを用いた演習を含む。
  • 提供元 Stanford University
  • リンク Coursera - Machine Learning

2. Google - Machine Learning Crash Course (MLCC)

  • 概要 Googleが提供する機械学習の基礎講座。実践重視の内容で、TensorFlowを使用。
  • 対象 初心者から中級者。
  • 特徴
    • ハンズオン形式で学べる。
    • モジュールごとに進められるため柔軟性が高い。
    • TensorFlowを使った実践的な演習が豊富。
  • 提供元 Google
  • リンク Google MLCC

3. Microsoft Learn - AI Fundamentals

  • 概要 Microsoftが提供するAIの基礎講座で、AzureのAIサービスを活用した内容。
  • 対象 非エンジニアも含む初心者。
  • 特徴
    • AIの基本概念やユースケースを学べる。
    • ノーコードツールを活用した簡単な実践ができる。
  • 提供元 Microsoft
  • リンク Microsoft AI Fundamentals

4. fast.ai - Practical Deep Learning for Coders

  • 概要 実践的なディープラーニングの学習に特化した講座。
  • 対象 プログラミング経験がある中級者以上。
  • 特徴
    • PyTorchを用いたハンズオン形式。
    • ディープラーニングモデルの構築から応用まで幅広く学べる。
    • 無料で完全な教材を提供。
  • 提供元 fast.ai
  • リンク fast.ai Courses

5. IBM - AI Education Series

  • 概要 IBMが提供するAIの基礎講座。Watsonやクラウドツールを活用。
  • 対象 非エンジニアやビジネスサイド向け。
  • 特徴
    • AIのユースケースや応用を学習。
    • IBM Watsonを使用した実践演習ができる。
  • 提供元 IBM
  • リンク IBM AI Education

6. Kaggle - Learn Tracks

  • 概要 Kaggleが提供するデータサイエンスや機械学習の学習プログラム。
  • 対象 初心者から中級者。
  • 特徴
    • 実際のデータセットを使った実践的な演習。
    • Pythonを用いた機械学習モデル構築が学べる。
    • 短時間で完結するモジュールが多い。
  • 提供元 Kaggle
  • リンク Kaggle Learn

7. DeepLearning.AI - AI For Everyone

  • 概要 AIの基礎を非エンジニア向けに分かりやすく解説した講座。
  • 対象 AI初心者、非エンジニア、ビジネスサイド。
  • 特徴
    • AIの基本概念、ユースケース、ビジネスでの活用方法を学べる。
    • プログラミング不要。
  • 提供元 DeepLearning.AI
  • リンク AI For Everyone

8. Elements of AI

  • 概要 フィンランド政府とReaktorが共同で提供するAI講座。初心者向けでAIの基本が学べる。
  • 対象 初心者、ビジネスパーソン。
  • 特徴
    • 理論から応用まで幅広くカバー。
    • プログラミング不要。
    • 無料でオンライン受講できる。
  • 提供元 Reaktor & University of Helsinki
  • リンク Elements of AI

AI研修とは:基本概要から最新動向まで

AI研修とは、機械学習や深層学習の仕組みを理解だけでなく、実践ベースでデータ活用やAIモデルの開発方法を学ぶ 研修です。

プログラミングスキルを基礎とするエンジニア向けの内容から、データ活用に重点を置いたビジネスパーソン向けの内容まで幅広く提供されており、非エンジニアでも参加しやすいカリキュラムも提供しています。

大きくは以下のような構成要素で分類されます。
この中から企業ごとに必要な要素をカスタマイズして実際のワークフローに適した形で実施されます。

セクション 学習内容 ポイント
1. AIの基礎知識 - AIの定義と仕組み
- AI活用事例
- 業務適用の考え方
AIの全体像をつかむことで業務への応用をイメージ
2. データの基礎理解 - データの種類(構造化・非構造化)
- データの収集・加工
- データの可視化
データの重要性を理解し、基本的なデータ処理のスキルを習得
3. 機械学習の入門 - 機械学習の基本概念(教師あり・教師なし・強化学習)
- AIモデルの仕組み
- ノーコード体験
非エンジニアでも取り組めるシンプルなAI体験
4. 生成AIと最新トレンド - 生成AI(ChatGPTなど)の仕組み
- 自然言語処理(NLP)
- 大規模言語モデル(LLM)の概要
最新技術のトレンドを学び、業務への応用を検討
5. AI導入と内製化の実践 - AIプロジェクトの進め方
- 内製化のリソース計画
- 専門家による伴走支援
AI活用を実現するための具体的な導入手順や内製化のノウハウを提供
6. 応用事例と演習 - 業務シミュレーション
- AIソリューションの設計
- チームでの取り組み
学んだ知識を活かし、実際の課題に対して解決策を設計・提案

助成金活用で最大75%のコスト削減(人材開発支援助成金について)

人材開発支援助成金(厚生労働省)は、企業が従業員の能力開発やスキルアップを目的として実施する研修に対して支給される助成金です。この助成金は、企業が実施する職業訓練やスキル向上のための研修に対して、研修費用の一部を支援します。特に、IT技術やAI、データ分析など、企業の競争力強化に直結する分野においては、助成対象となることが多いです。

主な要件:

  1. 対象者 中小企業を中心に、従業員の能力開発を目的とした研修を実施する企業。
  2. 助成対象 研修にかかる費用(講師料、教材費、受講料など)や、研修の実施に必要な経費。
  3. 助成額 企業規模に応じて、最大で研修費用の75%(上限あり)が助成されます。

AI研修プログラムでも助成金を活用できます。詳細はお問い合わせページから確認してください。

AI研修プログラムの実際のイメージ

AI研修プログラムの主な特徴は以下のとおりです。

  • 初学者でも安心 非エンジニアが参加しやすい内容設計。
  • 実践重視 業務課題をベースにした応用演習を含む。
  • 継続サポート 6か月間の伴走支援によりスキルの定着を支援。
  • プログラムごとに専門家がサポート 各得意領域の専門家が専門コンサルタントとしてサポートします。

AI研修プログラムの実際の流れをイメージできるよう、6か月間のプログラムを月ごとに分けてまとめたものです。

期間 フェーズ 目的 具体的な内容
1~2ヶ月目 研修フェーズ AIの基礎知識を短期間で学び、実務への応用イメージをつかむ - AIの基本概念(機械学習・生成AI)の学習
- データ活用と簡単なAIモデル作成のハンズオン
- 業務適用アイデアの議論
3~6ヶ月目 実践フェーズ 研修内容を基にKPIを設定し、実務でのAI活用を推進 - KPIの設定 AIモデル精度や業務効率化の目標を設定
- 進捗確認 定期的な進捗レビューとフィードバック
- 伴走支援 専門家による技術サポート
終了後 成果発表と運用開始 研修で学んだ知識を基にしたAIプロジェクトの成果を発表し、運用体制を確立 - プロジェクト成果の発表 チームごとのAIソリューション提案
- 運用体制構築 成果を業務に定着させる仕組み作り

プログラムの特徴

  • 集中型研修 最初の2ヶ月間で基礎知識を学ぶため、効率的にスキルが定着。
  • 実務に直結 KPIを基にプロジェクトを進行し、実践的な成果を目指す。
  • 伴走型支援 専門家がプロジェクト成功を支援するため、チームの負担を軽減しつつ高い成果が期待できる。

この構成により、短期間で知識習得と実務応用を両立する効果的なAI研修を実現します。
※一例であり企業ごとにカスタマイズできます。

プログラム終了後に期待される効果

AI研修を導入することで得られる具体的なメリットが考えられます。

メリット 具体的な内容 期待できる効果
生産性向上・業務効率化 - AIモデルによるデータ分析
- RPA(業務自動化)の活用
- 数日かかっていた分析業務を数時間で完了
- 作業時間削減によるコスト削減
新規事業・サービス創出 - AIを活用した新ビジネスやサービスの構築
- データドリブン型の意思決定
- 新たな収益源の確立
- 顧客体験の向上
社内AI人材の定着と組織の底上げ - 外部ベンダー任せにしない内製化
- 研修で学んだ社員が組織全体にAIを浸透させる
- ノウハウが蓄積し、継続的にAI活用ができる
- 組織全体のスキル底上げと生産性向上

研修後に社内の士気が向上した、モチベーションが上がったという声も多く寄せられています。
新しい知識や技術を取り入れることで企業の組織にも良い影響を与えます。

プログラムの資料イメージ

以下は、実際に使用される資料のイメージです。

難しく伝えることはなるべく少なくし、わかりやすく実際に使える内容をお届けいたします。
研修資料イメージ
研修資料イメージ

ハンズオンでは実際にコードやサービスを使いながら100本ノックのような形で実践形式のプログラムを用意いたします。

ハンズオンイメージ
ハンズオンイメージ

導入事例

法人研修イメージ
法人研修イメージ

AI総合研究所では、AI研修を通じて多くの企業を支援しています。
以下に抜粋して紹介します。

ChatGPT研修

対象:大手人材業界の企業様
目的:業務効率化、部署でのAI活用推進
支援期間:6ヶ月〜継続中

部署内ですでに研修はしたことはあるもののいまいち根付かず困っていた企業様へのご支援。
KPIを設定し、どのような業務にAIを活用するべきか一緒に検討し、業務フローに合わせた活用方法を研修、伴走支援させていただきました。チーム内でどんな活用ができるかディスカッションしながら進めることでチームで一丸となってChatGPT活用方法を模索しました。

東京理科大学様での議事録作成講義

東京理科大学オープンカレッジ
東京理科大学オープンカレッジ

東京理科大学オープンカレッジにて、「AIで作るスマート議事録のススメ」 を開講します。本講座では、ChatGPTなどの無料AIツールを活用し、効率的かつ高精度な議事録作成の方法を学べます。

【野村證券様】話題のDeepSeek-R1について技術解説

講義資料イメージ
講義資料イメージ

本セミナーは、「DeepSeek-R1の技術的特徴、Distillモデルとは、使い方」などの最新技術の解説を目的として開催されました。

DeepSeek-RIの技術的特徴について、MoE(Mixture of Experts)やGPRO(Group Relative Policy Optimization)など最新技術および論文の内容解説を行いました。

おすすめAI研修方法7選

AIの研修はさまざまな方法で提供がされています。
ここでは、おすすめのAI研修方法を紹介します。

方法 特徴 メリット おすすめ対象
1. 社内研修 社内でカスタマイズした研修を実施。自社データや課題に特化できる。 - 自社課題に即した内容
- 他部署との連携で全社的にAIを浸透
- 進捗や成果をリアルタイムで確認できる
AI内製化を目指す企業、AIリテラシー向上を目指す全社
2. オンライン研修 eラーニングやウェビナー形式で、時間や場所に縛られず学習できる。 - コストが抑えられる
- 繰り返し学習できる
- 世界中の専門知識にアクセスできる
時間や場所の制約がある社員、基礎から学びたい個人
3. ハンズオンワークショップ 実機やクラウドを使った実践的なモデル構築やデータ分析を行う。 - 理論と実践を同時に学べる
- 実務感覚を養える
実務でAIを活用するデータサイエンティストやエンジニア
4. 外部研修参加 大学やAIベンダーが提供する研修に参加。 - 最新技術を効率的に学べる
- 他業種との交流でネットワークが広がる
最新技術を学びたい企業、スキルを深めたい社員
5. 伴走型研修 プロジェクト形式で専門家が支援しながら研修を進行。 - 実務に直結したスキル習得
- 成果が残る(PoCやプロトタイプなど)
- AI文化を醸成
短期間で成果を出したい企業、AI活用を本格的に進めたい企業
6. 大学・研究機関連携 大学や研究機関と連携してAIに関する研修や共同研究を実施。 - 最先端の知見を学べる
- 特定分野における高度な課題解決ができる
専門性を高めたい企業、高度な課題解決を目指す企業
7. ノーコード・ローコードツール活用 ノーコードツールを使い、プログラミング不要でAIを活用する研修。 - 非エンジニアでも参加できる
- 導入が簡単で習得しやすい
初心者やビジネスサイドの社員、非エンジニア

企業の状況や目的に合ったAI研修の方法を選択することで、効果的なスキル習得とAI活用ができるようになります。
無料で提供している研修も多くありますので、個人の学習者やまずは無料という方は以下のサービスをチェックすることも有効です。

AI研修を成功させるポイント

AI研修の導入を成功させるための重要なポイントを以下にまとめました。
AIは進化も激しく、業務に根付くには1回の研修を受けて終わりという形にはなりません。日々アップデートし続け本当に使える知識を定着させることが重要です。

ポイント 具体的な内容 効果
明確なゴール設定と対象者選定 - PoC開発まで進めるのか、基礎理解を重視するのかゴールを明確に
- 対象者ごとに最適なカリキュラムを設計
- 研修の効果を最大化
- 必要なスキルを効率的に習得
ハンズオン形式と社内データ活用 - 実機(GPUサーバーやクラウドGPU)を使った実践演習
- 自社データを用いたモデル構築で実務感覚を養成
- 実務に適用できるスキルの習得
- 自社課題に即したAI活用を実現
フォローアップ研修とコミュニティづくり - 定期的な勉強会や社内コミュニティの運営
- 外部専門家との連携による継続サポート
- 知識の定着とスキルのアップデート
- 社内でのAI文化の醸成

AI駆動開発

【無料DL】AI業務自動化ガイド(220P)

AI業務自動化ガイド

Microsoft環境でのAI活用を徹底解説

Microsoft環境でのAI業務自動化・AIエージェント活用の完全ガイドです。Microsoft環境でのAI業務自動化の段階設計を詳しく解説します。

まとめ

AI研修が企業にもたらす価値は、大きく3つあります。

1つ目は、実務直結型のスキル習得による即戦力化です。座学だけでなく自社データを使ったハンズオン演習を組み込むことで、研修直後から業務に適用できるスキルが定着します。

2つ目は、助成金活用によるコスト最適化です。人材開発支援助成金を活用すれば、研修費用の最大75%が補助されます。初期投資を抑えながら、組織全体のAIリテラシーを引き上げられます。

3つ目は、伴走型支援による組織へのAI定着です。単発研修で終わらず、6か月以上の継続サポートを通じてAI活用を業務フローに根付かせることで、外部ベンダーへの依存を減らし内製化を実現します。

まずは無料のオンライン講座で社内のAIリテラシーレベルを把握し、そこから自社の課題に合った研修プログラムを選定してください。階層別(経営層・管理職・現場担当者)にカリキュラムを設計し、KPIを設定したうえで段階的に導入することで、投資対効果を最大化できます。

監修者
坂本 将磨

坂本 将磨

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。

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