この記事のポイント
この記事は北京国際自動車展覧会で披露されたNVIDIA駆動の自動運転車と最新技術について紹介しています。
NVIDIA DRIVEを搭載した新しい電気自動車の展示が注目されており、集中型カーコンピュータや新GPUアーキテクチャが特徴です。
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監修者プロフィール
坂本 将磨
Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。
次世代の交通革命を支えるテクノロジーが、アジア最大級の自動車ショーである北京国際自動車展覧会(Auto China)に登場しました。
この記事では、NVIDIAの高度なAIを駆動力とした自動運転車の最新動向についてご紹介します。NVIDIA DRIVEを搭載した新しい電気自動車(EV)が多数展示され、自動車メーカー各社からは、次世代のカーコンピュータやGPUアーキテクチャ、大規模言語モデルなどの先進的な技術が盛り込まれた注目モデルが発表されています。
この展示会は、交通のAI化やスマート化がどのように進化しているかを示す絶好の機会であり、新たな自動車技術が市場に与える影響を理解するのに役立つ内容となっています。
NVIDIA DRIVEが支える次世代の自動運転車がアジア最大の自動車ショーで登場
2024年4月25日、北京国際自動車展覧会(Auto China)が開幕し、多くの自動車メーカーが「新時代、新車」というテーマのもと、NVIDIA DRIVEを搭載した最新の車両を発表しました。
エレクトリック・ビークル(EV)メーカーのCheryとJIYUEは、NVIDIA DRIVE Thorという最新の集中型カーコンピュータを採用すると発表。これには新しいNVIDIA Blackwell GPUアーキテクチャが組み込まれており、大規模言語モデルや生成AIワークロードに特化しています。
smartやNIO、GWM、XPENGなどのメーカーもNVIDIA DRIVE Orinを活用し、自動都市ナビゲーションやスマートドライビング機能などを実現しています。
NVIDIA DRIVE を搭載した最新車両
オートチャイナで展示されるAI駆動型新車と最新技術
展示会では、BYD、DENZA、YANGWANGなどのパートナーがNVIDIA DRIVE Orinを活用した最新車両を展示。世界最大のEVメーカーであるBYDは、OceanシリーズとDynastyシリーズをNVIDIA DRIVE Orinで構築しています。
また、DeepRoute.aiは新しいインテリジェントドライビングプラットフォームを披露し、Hyperは高速環境でのレベル2+運転能力を備えた最新モデルを展示。
IM Motors、Li Auto、Lotus、Mercedes-Benzなどもそれぞれ独自の最新モデルを展示し、AIとスマートなエコシステムの統合に注目が集まりました。
展示会は5月4日まで開催され、NVIDIAと自動車パートナーが共同で開発している業界をリードするデザインと技術についてさらに学ぶことができます。
出典:NVIDEA