AI総合研究所

Androidでの業務効率を革新するGoogleの新AI機能

この記事のポイント

  • この記事では、Googleによる新しいAI機能とそのAndroidでの利用について解説しています。
  • Geminiアプリの導入によって、従業員は日常業務を効率化し生産性を向上させることができます。
  • 開発者はGemini NanoやGoogle AI Studioを使用し、AIを活用したスマートなアプリやソフトウェアの開発を迅速化できます。
  • Android Enterpriseと連携して企業のセキュリティ機能を強化することができ、データやデバイスの保護に寄与します。

監修者プロフィール

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

Androidを用いたビジネスシーンが変わります。
Googleは、AI機能による業務効率化に向け、Androidで利用可能な新たなAI機能を発表しました。

話題のGeminiアプリを活用すれば、日常的なビジネス業務をスマートに進めることができ、従業員の生産性向上に寄与します。
また、開発者にとっては、AIツールを駆使して、迅速なアプリ開発や新機能の提供が可能となります。

さらに、Android Enterpriseを介して、企業のセキュリティ機能をAIが強化することで、データセキュリティの維持やリスク管理にも大きく貢献する見込みです。
これらの革新的なAI機能が企業に新たな価値をもたらすことでしょう。

thumbnail

Android AIで働き方革新

2024年5月23日、GoogleはAndroidの新しいAI機能を発表し、職場での働き方を一新するための3つの新しい活用方法を提供しました。
従業員の生産性を高め、開発者がより賢いツールを構築するのを助け、ビジネスのセキュリティと運用を改善することが目標です。

Android上でのGeminiアプリを使用することで、ビジネスチームは日々の作業で創造性と生産性を高めることができます。

例えば、GeminiをGmailに組み込むことで、従業員は移動中でも長いメールスレッドを要約したり、文脈に応じたスマートリプライの提案を受けたりすることが可能になります。

また、PixelのRecorderアプリを使用して、会議の録音と自動文字起こしを行うことができ、これによってエグゼクティブアシスタントやプロジェクトマネージャーの作業が迅速化されます。

GoogleのAI機能、業務効率化に貢献

GoogleはAndroid上で開発者がスマートなツールやアプリを構築し、ソフトウェア開発プロセスを簡素化するために、AI機能を活用する方法を提供しています。

Gemini Nanoを使って、開発者はAndroidアプリにAI機能を組み込むことができます。Android Enterpriseでは、より革新的な体験を開発者に提供するための新しいAPIを構築しています。

Google AI Studioによって、複雑なコーディングが不要な状態で画像を分類したり、テキストを分析したり、言語を翻訳するなどの先端AIモデルを構築してテストすることができます。

また、Vertex AI Studioを使用すれば、ML/AIエンジニアは130以上の基礎モデルを含む複雑なエンタープライズAIアプリケーションを、管理が一元化された開発プラットフォームで構築できます。

開発者支援の新AIツール登場

Android StudioでGeminiを活用することにより、開発者はコーディングに関する即時の回答を得ることができ、新しいテクニックを探求し、独自の統合開発環境(IDE)内でテストケースを作成することが可能です。
これにより、開発者はより迅速にアプリを市場に投入することができます。

また、スタートアップで働く開発者は、Google AIスタジオを利用して、Android向けのアプリや新機能を市場により早く出すことが可能になります。

これらのツールは、開発者の生産性を向上させるだけでなく、彼らが創出する製品やサービスの革新にも寄与します。

AIで強化される企業セキュリティ

新しいAI機能とデバイス管理オプションを使って、従業員のビジネスセキュリティを強化することができます。
Android Enterpriseを使用して、Gemini NanoによるAI機能やCircle to Searchを管理し、データセキュリティを維持し、各種許可を設定することができます

。Google WorkspaceのGemini BusinessとGemini Enterpriseでは、クラス最高の保護と管理コントロールを内蔵しており、企業セキュリティ設定やユーザー権限、AI機能を構成することができます。
万が一、デバイスが盗まれた場合には、Theft detection lockが動きを検知し、敏感な情報を保護するためにデバイスを即座にロックダウンします。

これらの機能は、Workspace Labsユーザーに5月から、Gemini for Workspaceの顧客やGoogle One AIプレミアム購読者には2024年6月までに提供される予定です。

出典:Google

AI活用のノウハウ集「AI総合研究所」サービスご紹介資料

「AI総合研究所 サービス紹介資料」は、AI導入のノウハウがないというお客様にも使いやすい最先端のAI導入ノウハウを知れる資料です。

資料ダウンロード
監修者

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

関連記事

AI導入の最初の窓口。

お悩み・課題に合わせて活用方法をご案内いたします。
お気軽にお問合せください。

ご相談
お問い合わせは
こちら!