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Suno AIとは?無料のAI音楽生成サービスの使い方、料金を徹底解説

この記事のポイント

  • SunoAIはテキストから音楽を生成するサービスであり、誰でも手軽に利用できます。
  • 最新バージョン3には無料ユーザーもアクセス可能で、生成速度の向上や楽曲の多様化など、機能の拡張が行われています。
  • 利用者は基本からプロフェッショナルまで3段階の料金プランから選ぶことができ、商用利用可のオプションもあります。
  • SunoAIの登場によって、音楽創作がよりアクセスしやすくイノベーションが進む可能性がありますが、AIと人間の創造性の共存やクリエイターの権利に関する議論も続いています。
  • 最新アップデートであるSunoAI V3.5についても解説

監修者プロフィール

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

音楽制作に興味はあるものの、作曲のスキルに自信がない方もいるでしょう。そんな人に向けた革新的なサービスが「SunoAI」です。
SunoAIは、シンプルな操作でテキストから音楽を生成できるツールです。最新のバージョン3では、無料ユーザーでも高度な機能を使用可能。生成速度の向上、楽曲のバリエーション拡大など、さまざまなアップデートが行われました。

この記事では、SunoAIの特長や活用法、料金体系などを詳しく解説します。また、ユーザーの反響や、AIが音楽制作にもたらす影響についても考察を深めていきます。

SunoAIが切り拓く音楽制作の新時代。その可能性を探るヒントが、この記事にはあります。ぜひ最後までご一読ください。

Suno AIとは?

SunoAIで生成した画面の画像
SunoAIで生成した画面の画像

SunoAIは、テキストから音楽を生成するAIサービスです。音楽制作の知識がなくても、歌詞や曲のイメージを入力するだけで、オリジナルの楽曲を作ることができます。

試しに、SunoAIで生成した曲を聴いてみてください。
➡️SunoAIで生成した楽曲の一部(登録不要で再生できます!)


AIが作ったとは思えないほどクオリティが高いですよね。この曲は、適当に書いた歌詞を入力し、ジャンルを「HIPHOP」に指定しただけで作られたものです。

最新バージョンのSunoAI v3は、無料ユーザーでも利用可能。以前のバージョンから、生成速度や楽曲の多様性、編集機能などが大幅に向上しています。

音楽制作の経験がない人でも、SunoAIを使えばプロ並みの楽曲を手軽に作れるようになったのです。

【最新アップデート】Suno AI V3.5とは

v3.5は、suno aiの最新アップデートバージョンです。v3の改良版であり、以下のような主要な機能向上が含まれています。

  • 最大クリップ長が4分に増加し、1世代で完全な曲を生成可能
  • 2分を超える最大ソング拡張機能
  • ソング構造とボーカルフローの改善


v3.5へのアーリーアクセスがPro・Premierメンバーに提供されており、v3.5、v3、v2の中から各世代に適したバージョンを選択できるようになっています。
Pro・Premierメンバーは.wav形式でオーディオを生成・ダウンロードすることも可能です。

無料ユーザーにも、v3.5は来週早々に公開される予定です。


SunoAIの使い方

SunoAIを利用するには、まずアカウント登録が必要です。Discord、Google、Microsoftのいずれかのアカウントを使って登録しましょう。

アカウント登録手順

  1. Suno AIの公式サイトにアクセスする。
  2. 画面左下の「Sign Up」を選択し、画面の指示に従って手続きを進める。

SunoAI  Signup

楽曲生成の手順

登録が完了したら、さっそく楽曲を生成してみましょう。

  1. 画面左上の「Create」を選択する。
  2. 「Song Description」に歌詞を入力する。
  3. 「Create ♫」を選択し、楽曲を生成する。

SunoAI musicgenerate


これだけの手順で、あっという間にオリジナルの楽曲が2曲生成されます。生成された楽曲は、ダウンロードして自由に使うことも、SunoAI上でさらに編集を加えることもできます。

SunoAI Music


より詳しい使い方については、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ合わせてご覧下さい。
➡️SunoAIの使い方をわかりやすく解説!実際の使用例も紹介


【SunoAIの料金プラン】各プランの違いを比較

SunoAIには、ユーザーのニーズに合わせた3つの料金プランがあります。

各プラン 料金 生成楽曲数 商用利用
Basic Plan Free 月10曲 ×
Pro Plan 月額8ドル 月500曲
Premier Plan 月額24ドル 月2000曲


  • Basic Plan
    無料で使えるプラン。基本的な機能が利用でき、1日50クレジットが付与される。音楽制作初心者や趣味で使う人に最適。

  • Pro Plan
    より多くの楽曲生成と高度な編集機能が使えるプラン。音楽のプロや商用利用を考えている人向け。

  • Premier Plan
    Pro Planの上位プラン。大量の楽曲生成が可能。


公式サイトでは、随時キャンペーンを実施しているので、お得に利用できるチャンスをこまめにチェックしましょう。


SunoAIの活用シーン

SunoAIは音楽制作だけでなく、ゲームのBGMや映像の音楽など、様々なシーンで活用できます。

XやFacebookには、すでにSunoAIを使った作品が数多く投稿されています。

SunoAIは、音楽制作の経験がない人でも気軽に楽曲を作れるようにするだけでなく、プロのクリエイターの制作をサポートするツールとしても期待されています。

アイデア出しの効率化や、コストの削減など、音楽業界に新しい創作の形をもたらす可能性を秘めているのです。


Suno AIの商用利用について

SunoAIで生成した楽曲を商用利用するには、有料プランへの加入が必要です。

商用利用には、YouTubeでの収益化、Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスへの楽曲のアップロード、広告・映画・テレビ番組・ポッドキャストなどでの楽曲のライセンス使用などが含まれます。

これらの用途で楽曲を使用したい場合は、「Proプラン」か「Premierプラン」への加入が必須です。
無料プランで生成した楽曲は、非商用目的でのみ使用が許可されています。

ただし、無料ユーザーから有料プランに移行しても、それまでに生成した楽曲の商用利用は認められません。あくまで、有料プランに加入後に生成された楽曲のみ、商用利用が可能となります。
音楽制作の幅を広げるSunoAIですが、ビジネスでの活用を考える際は、利用規約をしっかり確認する必要があります。


Suno AIで音楽創作はどう変わる?AI音楽と著作権の課題

SunoAIに代表される音楽生成AIは、音楽制作の在り方を大きく変えるかもしれません。作曲家はAIを活用することで、アイデア出しの効率化や、表現の幅を広げられるようになります。

ただし、AIはクリエイターの創造性を補助するツールであって、完全に代替するものではありません。人間ならではの感性や表現力が、AIとのコラボレーションでさらに磨かれることが期待されます。

一方、AI音楽には著作権の問題もつきまといます。SunoAIで生成した楽曲の権利は、誰に帰属するのでしょうか?クリエイターの権利をどのように保護していくべきか、音楽業界全体で議論が必要なところです。

AIの発展と、著作権のバランスをどう取るか。音楽生成AIを活用する際は、倫理的な側面にも注意を払う必要がありそうです。
SunoAIは、まさにその課題の最前線に立つサービスだといえるでしょう。

【関連記事】
AIで生成した作品の著作権はどうなる?注意点や実際の事例を徹底解説


まとめ

本記事では、テキストから音楽を生成するAIサービス「SunoAI」について詳しく解説してきました。
SunoAIは、音楽制作の経験がない人でも、歌詞やイメージを入力するだけでオリジナル楽曲が作れる画期的なツールです。

無料プランでも高品質な楽曲が生成でき、音楽制作のハードルを大幅に下げてくれます。プロのクリエイターにとっても、アイデア出しや制作コストの削減に役立つでしょう。
ただし、AI音楽には著作権の問題など、倫理的な課題も残されています。音楽業界全体で、AIの活用方法を議論していく必要があります。

SunoAIは、まさに音楽制作の未来を切り拓く存在。ユーザーの声に耳を傾けながら、音楽のイノベーションをリードしていくことが期待されます。音楽の新しい可能性を感じてみたい方は、ぜひSunoAIを体験してみてください。

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監修者

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

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