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Runway Gen-2(Gen-2)とは?使い方や料金、商用利用を解説

この記事のポイント

  • Runway Gen-2は2025年5月に廃止され、現在はGen-4・Gen-4.5が利用可能
  • Runwayは画像・動画・音声など多様なコンテンツの生成・編集を一つのプラットフォームで提供
  • Gen-2はテキストや画像からの動画生成、Motion Brush、Director Modeなどの機能を搭載していた
  • 料金はFree(125クレジット)、Standard($15/月)、Pro($35/月)、Unlimited($95/月)の4プラン
  • 有料プランでは商用利用が可能。利用規約の確認が必要
坂本 将磨

監修者プロフィール

坂本 将磨

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Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。

動画生成AIプラットフォーム「Runway」のGen-2は、テキストや画像から動画を生成できるモデルとして注目を集めました。しかし、2025年5月にGen-2は正式に廃止され、現在はより高性能なGen-4Gen-4.5が利用可能です。

本記事では、Runwayプラットフォームの概要とGen-2の機能を振り返りつつ、現行モデルとの違いや料金体系、商用利用の条件を解説します。

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Runwayとは

まずはRunwayという企業の活動に注目してみましょう。
Runwayとは、多様な機能が搭載されたAIプラットフォームです。そこでは、画像や動画から3Dテクスチャに至るまでの多様なコンテンツを生成することができ、さらには編集のためのツールまでが高い水準で揃えられています。

Runwayを理解するにあたって重要なポイントの一つは、共同創業者の2名が双方とも芸術制作や研究を出自としているところにあります。
動画生成AIや画像生成AIは、Runway以外にも存在していますが、それらとの大きな違いは、彼らの持つ目標のスケール感です。

「動画や画像を生み出せる」ということに限らず「AIが具体的にどのようにしてコンテンツ作成者をエンパワーメントするのか」といった視点から、AIの活用を普及するような活動をしています。

例えばそれは、RunwayのWebページにおける「About us」の部分からも伝わってきます。

Runway は、AIを使用した次世代のストーリーテリングツールを発明するために2018年に設立されました。私たちの使命は、革新的なテクノロジーを通じてコンテンツ作成を可能にし、創造性の新たな波を解き放つことです。RunwayStudiosはRunwayのエンターテイメントおよび制作部門であり、次世代のストーリーテラーのための制作パートナーおよびプラットフォームとして機能します。


この記述から、Runwayは「あくまでもAIによって作成されるコンテンツそれ自体が面白くなることや、作りやすくなることを主眼において活動していること」がわかります。

画像生成研修


Runway Gen-2以降のモデル進化


Gen-2の廃止後、Runwayは急速にモデルを進化させています。以下は、Gen-2から最新のGen-4.5までの主要な違いを整理したテーブルです。

特徴 Gen-2(廃止) Gen-3 Gen-4 Gen-4.5
提供状況 2025年5月廃止 利用可能 利用可能 利用可能(2025年12月リリース)
動画の長さ 最大16秒 5〜10秒 5〜10秒 5〜10秒
キャラクター一貫性 なし 限定的 1枚の参照画像で一貫性を維持 高精度なキャラクター表現
物理表現 基本的 改善 さらに改善 現実的な重量感・運動量
プロンプト理解力 基本的 向上 向上 大幅に向上


Gen-4.5は、Artificial Analysisのテキスト→動画ベンチマークでElo 1,247ポイントを獲得し、全モデル中トップの評価を受けています。物体の動きや光の表現、布や髪の細部描写がフレーム間で一貫して保たれる点が大きな進化です。

なお、2025年12月にはRunwayとAdobeがパートナーシップを発表し、エンタープライズ向けのAI動画ソリューションの展開も進んでいます。


Runwayの特徴

1.多様なAIツール

Runwayは30以上の多様なAIツールを提供しており、幅広いクリエイティブ作業がサポートされています。

大きく分ければ、4種類の機能から構成されています。そして、その4つの機能ごとで多様なことができるようになっています。
Runway_function
Runwayにおける4種類の機能項目


これらの4つでは、例えば以下で列挙するような機能を使うことができます。

  • 文章の内容を元にして動画を生成する
  • 静止画(画像)の内容を元にして動画を生成する
  • 数クリックで画像の背景を削除する
  • 数クリックで画像の細部を削除する
  • ビデオをスーパースローモーションにする
  • 画像を動かす
  • 人間の顔を判定してモザイクをかける

2.一元化されたプラットフォーム

また、それらの複数の機能が、Runwayという一つのアプリケーション内で使えます。これにより、複数のソフトウェアやプラグインを使い分ける必要がなくなります。

他のサービスは画像生成や特定のタスクに特化していることが多いですが、このような形で全ての工程がアプリ1つで完結しているというのは作業効率が上がります。

3.クリエイティブコミュニティへの貢献

Runwayはアーティストによって設立された会社であり、クリエイティブコミュニティの発展と支援に力を入れています。他のサービスではこのようなコミュニティ機能が限定的であるか、存在しないことが多いです。
他の画像生成AIサービスでは、Midjourneyなども同様にコミュニティの形成に力を入れています。

以上がRunwayの大まかな特徴となります。

それでは、Runwayの大まかな概要が掴めたところで、具体的な使い方を見ていきましょう。

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Runwayの使い方

Runwayを使うにはアカウント登録が必要です。そして、無料でも様々な機能が使えます。下記URLからRunwayのWebページへとアクセスし、ログインしましょう。
Runway公式ページ

ログインが完了すると、このようなページに案内されます。


Runway_top1
Runway_Top page 参考:Runway

左の列を操作することで各種機能を選択できます。


画像/文章から動画を作成する

画面中央にて、表示されているピンク色のアイコン(「Start Generating」)を選択しましょう。


Runway_top2
Runway_Top page 参考:Runway


ここでは、アップロードした画像や入力した文章から、動画を生成することができます。
各ボタンについての説明は以下を参考にしてください。

Runway_1
Runway_Image/text to movie 参考:Runway

以下は、Gen-2の動画生成画面における各ボタンの説明です。なお、Gen-2は2025年5月に廃止されており、現行モデルではUIが異なります。

  1. 画像をアップロードできます。画像の内容をAIが解析し、映像に反映します
  2. 文章を入力できます。文章の内容をAIが解析し、映像に反映します
  3. 画像が出力されます
  4. 出力される動画のアスペクト比を選択できます
  5. 出力される動画のスタイルを変更できます
  6. 出力される動画におけるカメラの動きを選択できます
  7. 選択した部分のアニメーションの方向をx,y,z軸で指定できます
  8. 動画の保存先を選択できます。Runwayでは、生成した動画や使用した画像は同プラットフォーム内での他の機能でも使用できるため、保存先を選択できるようになっています


例えば、①の機能を用いて以下の画像から動画を生成してみます。画面左上の「Drag and drop an image」を選択肢し、手元にある画像をアップロードしましょう。
Runway_2
Runway_text to movie 参考:Runway

画像をアップロードしてから「Generate 4s」を押すと、以下のような4秒のショート動画が作成されます。

https://youtu.be/1Egtx6Y0h0k


雲の動きに合わせて光がこちら側に差し込んできたり、寄せては返す波模様の中にサメのヒレ?のような黒の物体が出てきたりしていますね。

ここまでで操作したことは画像をアップロードしたことのみです。

さらに工夫を施すことでリッチな動画を作っていきましょう。
試しに、6のカメラの動きの値を変更してみます。例えば、真ん中下の「Tilt」とその横にある「zoom」を操作してみます。
Runway_3
Runway_text to movie Runwayより


「Tilt」はカメラを上下に回転させることをさしており、「zoom」と組み合わせることで劇的な効果を作ることができます。以下の動画のようになりました。最初の静止画のテイストを保ちつつ、カメラワークまで行われた動画を簡単に作成することができました。

https://youtu.be/1Egtx6Y0h0k


画像と画像をつなげる(イメージ補完)

次に行うのはフレーム補完ツールです。
異なる複数枚の画像同士が、映像として滑らかに連続するような編集を行ってくれます。

以下の画像のように、ホーム画面上でフレーム補完ツールを選択することで、使用できます。

Runway
Runwayのイメージ補完


お好みの画像をいくつか選択し、あとは 「Generate」ボタンを選択するだけ。このような、画像同士の間を埋め合わせるような形の映像が数秒で作成できてしまいます。

https://youtu.be/6684gYfDzTc


【編集】顔をぼかす

次は、編集機能からの紹介です。

https://www.youtube.com/watch?v=dbpmxE_zXqs

この機能は、アップロードした動画の中から自動で人の顔を検知して、修正(モザイク)を掛けるものです。例えば、商用利用したい映像などで関係者ではない人の顔が写っていた場合、肖像権の侵害にならないようにモザイクをかける必要があります。こういった編集もワンタップで処理されます。


【編集】シーンの自動認識と分割

この機能では、RunwayのAIが動画から映像の変化、オーディオの遷移、ショットの変更などを検出し、それらの異なるシーンや場面を自動的に識別して動画を分割します。動画をアップロードすることで、AIによる自動分割が行われ、それぞれの分割されたシーンを個別の動画ファイルとして書き出すことができます。

https://www.youtube.com/watch?v=d2g6N9n7y-Q


この機能を使うことで、今まで手作業で行っていたカット作業などを効率化できるでしょう。


【編集】オブジェクトの自然な削除

アップロードされた動画から特定のオブジェクトを消去し、その背景を自然に修復する機能を指します。例えば、写り込んでほしくない人物が映っている場合、その人物を選択して削除することができます。

https://www.youtube.com/watch?v=ow939cJ9uYc


Runwayで音を作成/編集する

今までの紹介では、ビジュアルを生成する機能をメインに取り上げていましたが、Runwayは音にもアプローチしています。
そして、ビジュアル同様に、そこでも多様な機能が提供されています。

例えば、以下のような機能です。

  • 不要な背景ノイズを即座に除去するClean Audio機能
  • オーディオやビデオから無音部分をカットできるRemove Silence機能
  • ビデオファイルや音声ファイルを解析してテキストに変換するTranscript機能


テキストから音声への変換や、音声の調子や特徴を変更するツール、さらには音楽トラックを生成するAIモデルなど、多岐にわたる機能が搭載されています。

ユーザーはこれらのツールを使って、映像作品に合わせたサウンドトラックの作成、ポッドキャストの音声編集などを行うことができます。


Runway利用時の注意点

Runwayは幅広いユーザーにとって非常に有益なツールですが、その利用にはいくつか注意点があります。

Gen-2は廃止済み

本記事で解説しているGen-2は、2025年5月11日をもって正式に廃止されました。現在のRunwayではGen-3、Gen-4、Gen-4.5が利用可能です。Gen-2で生成した既存の動画は引き続きダウンロードできますが、新規生成はできません。

日本語には未対応

2026年3月時点でも、Runwayは日本語に対応していません。直感的に操作できるデザインになっているため大きな支障はありませんが、プロンプトは英語で入力する必要があります。

また、Runwayは動画解説なども豊富ですが、その多くが英語での説明となります。

無料版には制限がある

無料プランでは、初回登録時に125クレジットが一度だけ付与されます。この125クレジットは月ごとに補充されるものではなく、使い切ると有料プランへのアップグレードが必要です。エクスポートの解像度、ストレージ容量、利用可能なプロジェクト数にも制限があります。


Runwayの料金体系

Runwayの料金プランは、2026年3月時点で以下の4つが用意されています。Gen-2の廃止後もプラン構成は継続しており、Gen-3・Gen-4・Gen-4.5のすべてが同じクレジットシステムで利用可能です。

プラン 月額料金 年払い(月あたり) クレジット/月 主な特徴
Free 無料 - 125(初回のみ) ウォーターマーク付き、プロジェクト数制限あり
Standard $15 $12 625 ウォーターマークなし、100GBアセット、無制限の編集プロジェクト
Pro $35 $28 2,250 500GBアセット、エディター最大10名
Unlimited $95 $76 無制限(Explore Mode) Proの全機能に加え、クレジット消費なしでの無制限生成が可能


Gen-4の動画生成では、625クレジットで約52秒分の動画を生成できます。Gen-4 Turboを使えばクレジット消費を抑えつつ高速生成が可能ですが、標準版と比べて品質はやや劣ります。

なお、Enterpriseプランも別途用意されており、専用のアカウント管理やカスタムモデルのトレーニングなどが利用できます。詳細はRunway公式料金ページを確認してください。

【関連記事】
動画生成AIとは?無料サービスの紹介、ローカル利用、使い方まで徹底解説


Runwayの商用利用について

Runwayで生成または編集されたコンテンツの商用利用については、プランによって条件が異なります。

  • 無料プラン
    生成されたコンテンツにRunwayのウォーターマークが付与されます。商用利用は制限される場合があります

  • 有料プラン(Standard以上)
    ウォーターマークなしでコンテンツを生成・編集でき、商用利用が可能です。ただし、利用規約に従う必要があります

  • 著作権
    有料プランで生成したコンテンツの権利はユーザーに帰属します。ただし、Runwayが定める利用規約の範囲内に限られます


Runwayで生成・編集したコンテンツを商用利用する際は、利用規約を十分に確認し、適切なプランを選択することが重要です。生成コンテンツにはC2PA(Coalition for Content Provenance and Authenticity)のメタデータが付与されるため、AI生成コンテンツであることが識別可能な点も留意しておきましょう。

Runwayの利用規約は変更される可能性があるため、常に最新の情報を公式サイトで確認してください。
【参考】Runway 利用規約

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まとめ

本記事では、Runwayの概要とGen-2の機能、料金体系、商用利用について解説しました。

Gen-2は2025年5月に廃止されましたが、Runwayプラットフォーム自体は急速に進化を続けています。現在の最新モデルであるGen-4.5は、キャラクターの一貫性、物理表現の精度、プロンプト理解力のいずれにおいてもGen-2を大幅に上回る性能を持っています。

Runwayでの動画生成を検討している方は、最新モデルの記事も合わせてご確認ください。

監修者
坂本 将磨

坂本 将磨

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。

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