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DALL-E3とは?使い方や料金、無料で使う方法を紹介!商用利用も解説

この記事のポイント

  • 【2025年最新】DALL-E3はGPT-5との連携で精度向上、text-to-imageとimage editing両対応
  • ChatGPT無料プランでも1日2枚生成可能、Plus($20/月)・Pro($200/月)で上限拡大
  • 背景透過、サイズ指定(1024x1024等)、スタイル変換(ジブリ風など)に対応
  • ChatGPTで生成した画像は商用利用可能、他サービスは利用規約の確認が必要
  • 具体的なプロンプトと画像編集機能で理想の仕上がりを実現
坂本 将磨

監修者プロフィール

坂本 将磨

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Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。

【結論】DALL-E 3は、ChatGPTやMicrosoft Copilotで利用できる高品質画像生成AIです。2025年現在、GPT-5との連携でより精度の高い画像生成が可能になりました。
テキストから画像を生成するtext-to-imageに加え、画像編集(inpainting/outpainting)にも対応し、背景透過やサイズ指定などの細かな設定も可能です。

この記事では、画像生成AIのDALL-E3の使い方と料金、高品質な画像を作るプロンプトやコツ、著作権や商用利用など、2025年最新情報を含めて解説していきます。

2025年12月12日に発表された最新モデル、「GPT-5.2(ChatGPT 5.2)」については、以下の記事で詳しく解説しています。
▶︎GPT-5.2(ChatGPT 5.2)とは?その性能や使い方、料金体系を徹底解説!

DALL-E3とは

DALL-E3とは、OpenAI社が開発した、入力されたテキストに基づいて高品質な画像を生成するAIモデルです。

【2025年最新】GPT-5との連携により、さらに精度の高い画像生成が可能になりました。

ChatGPTと連携することで、より自然な対話を通じて複雑な指示も理解し、詳細で正確な画像を生成できる点が特徴です。

DALL-E3の主な機能(2025年版)

1. Text-to-Image(テキストから画像生成)

  • プロンプト入力だけで画像を自動生成
  • GPT-5の理解力で複雑な指示にも対応

2. Image Editing(画像編集)

  • Inpainting:画像の一部を指定して修正
  • Outpainting:画像の外側を拡張して生成

3. パラメータ設定

  • サイズ指定(1024x1024など)
  • 背景透過の有無
  • スタイル指定(ジブリ風、アニメ調、写真風など)

これにより、専門知識がない人でも簡単に独創的なアイデアを視覚化できます。

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DALLE-3は日本語で利用可能

DALLE-3は多言語対応で有り、日本語でも利用可能です。

しかし、言語によって生成される画像に微妙な差が生まれる可能性があります。

実際に日本語と英語で同じ画像の作成依頼をしてみました。

日本語で画像生成する場合
【プロンプト例】
山の中でリンゴを食べている熊の画像を生成して。


こちらが実際に日本語のプロンプトを使って生成された画像です。
日本語
日本語での生成例

英語で画像生成する場合
【プロンプト例】
Generate an image of a bear eating an apple in the mountains.


こちらが実際に英語のプロンプトを使って生成された画像です。
英語
英語での生成例


このように、異なる言語で同じプロンプトを入力した場合は、生成される画像に差異が生まれます。

無料ユーザーでもDALL E3の利用が可能に

2024年8月9日、ChatGPTの無料ユーザーでもDALL·E3による画像生成が可能になることが発表されました。

【2025年現在の利用制限】

  • 無料プラン:1日最大2枚まで
  • Plusプラン:80枚/3時間
  • Proプラン:無制限



DALL-E3の使い方と料金

【2025年最新】DALL-E3を利用する方法は、主に以下の4つに分けられます。

  • ChatGPT無料プラン:1日2枚まで無料で利用可能
  • ChatGPT Plus:月額$20で80枚/3時間まで生成可能
  • ChatGPT Pro:月額$200で無制限生成
  • Microsoft Copilot / Bing Image Creator:基本無料(Microsoftアカウント必要)

利用方法別の料金比較(2025年版)

プラン 料金 画像生成制限 主な特徴
ChatGPT無料 $0 1日2枚 GPT-5は1メッセージ/日のみ
ChatGPT Plus $20/月 80枚/3時間 GPT-5利用可能
ChatGPT Pro $200/月 無制限 GPT-5無制限、優先アクセス
Microsoft Copilot/Bing 無料 ブースト制限あり Microsoftアカウント必要

ChatGPTでDALL-E3を利用する場合

【2025年最新】GPT-5との連携で、より高品質な画像生成が可能になりました。

  1. ChatGPTにアクセスします。

  2. モデル選択画面から、GPT-5またはGPT-4oを選択します。

    • GPT-5推奨:より自然で精度の高い画像生成
    • GPT-4o:従来モデルでも十分な品質

  3. 生成したい内容に沿ったプロンプトを入力すると、画像が生成されます。

【プロンプト例】

  • 「山の中でリンゴを食べている熊の画像を生成して」
  • 「1024x1024サイズで、背景透過のロゴを作って」
  • 「この画像をジブリ風にして」(画像アップロード後)

GPT4画像生成
ChatGPTでの画像生成

画像編集機能の使い方(Inpainting/Outpainting)

【2025年新機能】生成した画像の編集も可能です。

  1. 生成された画像をクリック
  2. 編集したい部分を選択
  3. 「お腹の部分を白くして」など、具体的な指示を入力
  4. AIが選択部分を自動修正

これにより、一度の生成で完璧な画像を作る必要がなく、対話的に理想の画像に近づけることができます。


MicrosoftCopilot(旧:Bing Chat)でDALLE3を利用する場合【無料】

ここでは、Copilot(Bing Chat)を利用して画像生成をする方法を解説していきます。

  1. Microsoft Copilotのページにアクセスします。

  2. 生成してもらいたい画像の詳細と共に以下の様なプロンプトを作成する。
    ○○○○の画像を生成して。
    実際のプロンプト例
    Copilotで画像生成を行うプロンプト例
    実際のプロンプト例

3.以下の様に依頼した画像が生成されます。
Copilotでの画像生成の例
Copilotでの画像生成

Bing image CreatorでDALLE3を利用する場合【無料】

最後にBing image Creatorを利用して画像生成をする方法を解説していきます。

  1. Bing image Creatorにアクセスします。

  2. 生成したい画像の詳細を入力します。
    BingImageCreatorの画像生成画面
    実際の画像生成依頼画面

  3. 以下の様に依頼した画像が生成されます。
    BingImageCreatorの生成画像
    Bing Image Creatorで生成された画像


DALL-E3のプロンプトやコツ

【2025年版】GPT-5との連携により、より自然なプロンプトで高品質な画像が生成できるようになりました。

このセクションでは、DALL-E3を活用して高品質な画像を作成するためのプロンプトやコツについて解説していきます。

1. プロンプトに詳細な条件を加える

例えば、携帯電話の画像を作成したい場合、「スマホ」とだけ指示するのではなく、「カメラが2つ搭載された青色のスマホ」といった具体的な情報をプロンプトに加えることで、より正確な画像が生成される可能性が高まります。

【2025年おすすめプロンプト形式】

  • サイズ指定:「1024x1024サイズで」
  • スタイル指定:「ジブリ風で」「写真風で」「アニメ調で」
  • 背景指定:「背景透過で」「白背景で」
  • 構図指定:「中央配置で」「上から見た構図で」

2. 画像編集機能を活用(Inpainting/Outpainting)

【2025年新機能】生成後の編集で理想の画像に近づけられます。

生成された画像が期待と異なる場合:

  1. 画像をクリックして編集モードに入る
  2. 修正したい部分を選択
  3. 具体的な指示を与える(例:「お腹の部分を白くして」)
  4. AIが自動で該当部分を修正

3. 参考画像を活用

画像をアップロードして「この画像を○○風にして」と指示することで、スタイル変換も可能です。

【関連記事】
▶︎【無料】ChatGPTでジブリ風の画像を作るやり方・プロンプトを解説!

4. 一度に生成できる画像の枚数を増やす設定

通常、DALLE-3を利用して画像生成を行う場合、一度に生成できる画像は2枚までとなっています。

【2025年版】効率的な画像生成のコツ

どんなにプロンプトを工夫した場合でも、ユーザーが期待している精度の画像を作成するためには何度か生成を繰り返しながら調整していく必要があります。

効率化の方法:

  1. カスタム指示を活用:一度に4枚の画像を出力できる設定が可能
  2. 画像編集機能を活用:生成後にInpainting/Outpaintingで微調整
  3. GPT-5を使用:より精度の高い初回生成で修正回数を削減

【関連記事】
➡️ChatGPTのカスタム指示とは?設定方法やすぐに使えるプロンプト紹介


DALL-E3の著作権・商用利用について

DALL-E3で生成した画像の著作権の帰属や商用利用の可否は、多くのクリエイターや企業にとって重要な検討事項です。

そこで、このセクションではDALL-E3の著作権や商用利用に関する規定および公式の見解について解説していきます。

ChatGPTの画像生成機能を利用する場合

ChatGPTの提供元であるOpenAI社は、公式ページのヘルプセンター内に投稿された、「DALL・Eで作成した画像を販売することはできるか?」という質問に対して、以下の様な回答を述べています。

コンテンツポリシーと規約に従い、無料または有料のクレジットを使用して作成された画像に関わらず、DALL・Eで作成した画像は転載、販売、商品化する権利を含め、お客様の所有となります。(日本語訳)
引用元:OpenAI ヘルプページ「Can I sell images I create with DALL·E?」

この公式見解に基づくと、DALL-E3によって生成された画像はユーザーに所有権が帰属するため、商用利用を含む自由な利用が可能だと考えられます。

【関連記事】
➡️ChatGPTのChatGPTの商用利用は可能!著作権リスクや規約上の注意点を解説

Microsoft CopilotおよびBing image Creatorを利用する場合

Microsoftのコンテンツポリシーによれば、Bing Image CreatorやCopilotで生成した画像の著作権はユーザーに対して発生するとされています。

以下はBing image Creatorのコンテンツポリシーの中のコンテンツの所有権に関する文面です。

Microsoft は、お客様が Image Creator に提供、投稿、入力、送信した、またはお客様が Image Creator から受信した、プロンプト、作成物、またはその他すべてのコンテンツ (フィードバックや提案を含む) の所有権を主張しません。
ただし、お客様は、Image Creator を使用し、コンテンツを投稿、アップロード、入力、提供、または送信することにより、Microsoft およびその関連会社に対し、その事業 (すべての Microsoft サービスを含むがそれらに限定されない) の運営に関連して、プロンプト、作成物、および関連コンテンツを使用する許可を与えるものとします。
これには、お客様が提供するプロンプト、作成物、およびその他のコンテンツを複写、配布、送信、公に展示、公に上映、複製、編集、翻訳・翻案、フォーマット変更するライセンス権、およびこれらの権利を Image Creator のサプライヤーにサブライセンスする権利が含まれますが、これらに限定されません。
引用元:Image Creator from Designer の使用条件

抜粋した文章はあくまでも一部ですが、利用規約を簡潔にまとめると以下の通りです。

  • Copilot(Bing Chat)やBing image Creatorを利用して生成した画像の著作権はユーザーに発生する
  • コンテンツポリシーに違反する場合等、ユーザーが不適切な利用を繰り返す場合は、サービスの利用を停止する可能性がある。


ただし、ChatGPTと異なり商用利用の可否については明確な記載はされていません。そのため、販売・商品化等の目的でDALLE-3を利用したい場合はChatGPTで利用することをお勧めします。


DALL-E3の回数制限について

【2025年最新】DALLE-3の利用回数の制限および上限については、プランによって異なります。

ChatGPTの場合(2025年版)

プラン 画像生成制限 メッセージ制限
無料 1日2枚まで GPT-5は1メッセージ/日
Plus ($20/月) 80枚/3時間 80メッセージ/3時間
Pro ($200/月) 無制限 無制限

注意点:

  • 画像生成はメッセージ制限にカウントされます
  • Plus以上では、追加料金は発生しません
  • 無料プランでも基本的な画像生成は可能

【関連記事】
➡️ChatGPTの文字制限は?回避する方法やトークン上限について解説!

Microsoft Copilot・Bing image Creatorの場合

Microsoft CopilotおよびBing Image Creatorを使って画像生成する場合も、利用回数の制限は設定されていません。
しかし、ChatGPTと異なるのはブーストと呼ばれる機能が設けられているです。

ブースト機能について

  • ブースト利用で高速画像生成
  • ブーストは週に一度補充される。
  • 基本的にブースト利用で10秒程度で画像生成可能。
  • ブーストがなくなると最大5分程度かかる。


ブーストはプロンプト作成欄の横の雷のマークがついているコインで確認することが出来ます。
ブースト
ブースト機能


DALL-E3利用時の注意点

このセクションでは、DALL-E 3を使う時の注意点を利用規約の確認とAIによる生成物である事の明示の2つに分けて解説していきます。

利用規約を確認する

DALL-E 3を利用して画像生成を行う際には、利用規約を確認することが大切です。

特に商用利用や二次利用を考えている場合は、利用規約を十分理解しておくことが重要です。もし、画像作成時にコンテンツポリシーを違反するとアカウント停止になる可能性もあります。

以下はBing image Creatorのコンテンツポリシーの中の違反行為に関する文面です。

行動規範の重大な違反を犯すか、繰り返し違反すると、(Microsoft サービス規約で定義されているとおり) Image Creator およびその他のサービスの利用が停止される場合があります。お客様は、該当するサービスの利用停止に対して、該当するサービスのユーザー インターフェイスから異議申し立てを行うことができます。Microsoft は、お客様の Image Creator の利用を恒久的に停止する権利を留保します。

引用元:Image Creator from Designer の使用条件

DALLE-3に限らず、画像生成AIの利用時においては、モデルの利用規約だけでなく、提供元の利用規約やコンテンツポリシーも理解することが大切です。

AIによる生成物である事を明示する

OpenAI、ChatGPTやDALL-E3の生成画像を利用する際は必ずAIによる生成の明示をすることが必要。

実際に2024年2月6日にOpenAI社の公式Xアカウントで以下の様な表明をしています。

ChatGPTとOpenAI APIで生成された画像に、C2PA仕様のメタデータが含まれるようになりました。
(日本語訳)

C2PAは、デジタルコンテンツの生成元や変更履歴を証明するためのデータです。これはAIを用いて生成された画像の識別をする為の技術で、ディープフェイクや偽情報の拡散を防ぐことが容易になります。

さらに、海外ではAIで作成された文書や画像に対して、「AIで作成されたものか、オリジナルなのかを明示するよう義務化する動き」が強まっています。

【関連記事】
➡️AIで生成した作品の著作権はどうなる?注意したいポイントを徹底解説

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まとめ

この記事では、DALL-E3の使い方と料金、高品質な画像を作るプロンプトやコツ、著作権や商用利用など、2025年最新情報を含めて解説しました。

【2025年最新】記事のポイントまとめ

項目 内容
基本機能 Text-to-Image + Image Editing (Inpainting/Outpainting)
2025年の進化 GPT-5との連携で精度向上、背景透過・サイズ指定対応
料金プラン 無料(1日2枚) / Plus($20/月・80枚/3時間) / Pro($200/月・無制限)
商用利用 ChatGPT経由なら可能、Microsoft系は要確認
おすすめの使い方 詳細なプロンプト + 画像編集機能で理想の仕上がりへ

DALL-E3を効果的に使うポイント:

  1. GPT-5を活用:より自然な指示で高品質な画像生成
  2. 画像編集機能を活用:Inpainting/Outpaintingで微調整
  3. 具体的なプロンプト:サイズ、スタイル、背景を明確に指定
  4. 商用利用はChatGPT経由:著作権が明確なサービスを選択

是非皆さんも2025年最新のDALL-E3機能を活用し、利用規約を確認しながら画像生成を楽しみましょう。

監修者
坂本 将磨

坂本 将磨

Microsoft MVP・AIパートナー。LinkX Japan株式会社 代表取締役。東京工業大学大学院にて自然言語処理・金融工学を研究。NHK放送技術研究所でAI・ブロックチェーンの研究開発に従事し、国際学会・ジャーナルでの発表多数。経営情報学会 優秀賞受賞。シンガポールでWeb3企業を創業後、現在は企業向けAI導入・DX推進を支援。

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