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DXに必要な技術とは?デジタル時代の必須技術10選と効果的な活用方法

この記事のポイント

  • この記事ではデジタルトランスフォーメーション(DX)に必要な技術を詳しく解説しています。
  • DXの核となる技術にはIoT、ビッグデータ、AIを始めとした多岐にわたる分野が含まれています。
  • DXは企業にテクノロジーを取り入れることでビジネスモデルや組織文化を革新するプロセスであり、さまざまな技術や全員の協力が必要です。
  • IoTはデバイスをインターネットに接続し、リアルタイムデータの収集・分析を可能にする技術で、業務の効率化やコスト削減に貢献します。
  • また、技術の活用事例を紹介することで、DXがどのように企業の生産性や顧客満足度を向上させるかを具体的に説明しています。

監修者プロフィール

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

デジタルトランスフォーメーション(DX)がビジネスのあり方を変革している今、その推進には多様な技術が不可欠です。しかし、どの技術がDXにおいて重要なのか、それを実際のビジネスでどう活用するのかという点で頭を悩ませる方も多いでしょう。

本記事では、IoT、ビッグデータ、AI、クラウドコンピューティングなど、DXを成功させるための基盤となる技術をわかりやすく紹介していきます。 また、これらの技術が企業の業務効率化やサービスの質の向上、新市場の開拓等にどのように貢献しているのかを具体的事例を交えつつ解説し、これらの技術を活用するために必要な人材育成のポイントも探求します。

「そもそもDXについてよく分かっていない」「DXについて包括的に知りたい」という方は、こちらの記事もご覧ください。
➡️DXとは?その定義や必要性、IT化との違いや、実際の事例を徹底解説

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは

デジタルトランスフォーメーション、通称:DXは、企業がテクノロジーを積極的に取り入れることで、ビジネスモデルや組織文化、顧客体験を根底から見直し、革新するプロセスを指します。この変革によって企業は、業務の効率化、顧客満足度の向上、新たな市場の開拓など、多岐にわたる利点を享受できます。

しかし、DXは単に新しい技術を導入するだけでなく、組織全体のマインドセットの変化をも伴うため、経営層からフロントラインの従業員に至るまで、全員の協力が必要不可欠です。


DXを支える技術10選

DXの成功は、先進技術の適切な採用と実装に大きく依存しています。本セクションでは、DXの推進に必須とされる技術と、その具体的なビジネスへの応用方法を紹介します。

IoT(Internet of Things)

IoT(モノのインターネット)は、モノをインターネットに接続して情報を交換できるようにする技術です。センサー、ソフトウェア、およびその他の技術を備えたデバイスがリアルタイムデータを収集し、それを分析して意思決定をするプロセスを自動化します。

例えば、製造業では機械の性能を監視し、メンテナンスのニーズを予測するためにIoTが用いられます。また、スマートホームデバイスを通じて、消費者は家電を遠隔操作し、エネルギー使用を最適化することが可能です。
IoTは、ビジネスのあらゆる側面において革新をもたらし、コスト削減、生産性向上、新しい収益源の創出に貢献しています。

指紋のみで個人認証を可能とする生体認証システム、IoTの一例
IoT例、指紋のみで個人認証を可能とする生体認証システム,経済産業省より

ビッグデータ

ビッグデータとは、伝統的なデータ処理ソフトウェアでは管理や処理が困難なほど膨大な量のデータセットを指します。企業はこのビッグデータを利用して、消費者行動の洞察を得たり、市場動向の予測を行ったりします。
アナリティクスツールと機械学習アルゴリズムを使用して、これらのデータから価値の高い情報を抽出し、より効果的なビジネス戦略を立てることが可能です。

例えば、小売業界では顧客データを分析して個人に合わせた推奨商品を提案することで、売上の向上が見込まれます。また、ビッグデータは、リスク管理、製品開発、顧客サービスの改善など、ビジネスのあらゆる面でDXに利用されています。

AI(Artificial Intelligence)

人工知能(AI)は、機械が人間の知的行動を模倣し、自動的にタスクを実行する能力を意味します。AI技術には、パターン認識、自然言語処理、機械学習などが含まれます。企業はAIを利用して、顧客サービスを改善するチャットボットの開発、市場動向の分析、製品推奨システムの構築など、多種多様な用途で活用しています。

また、AIによる要因分析や意思決定支援は、企業がより精度の高い戦略を立てるのに役立ちます。AIはまた、時間を要する反復作業を自動化することで、企業が効率を高めることにも寄与しています。

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AIとは?その定義や日常・ビジネスでの活用事例をわかりやすく解説!

生成AI(Generative AI)

生成AIは今流行りのChatGPTをはじめ多くの生成AIが出現しています。

マルチモーダルAIと言われるように言語生成のみでなく、音声生成、画像生成、動画生成などが注目されています。
以下に簡単にその種別を説明します。

モード 応用例 DXにおける影響
言語生成 - ChatGPT
- 自動記事作成
- カスタマーサポートの自動化
- コンテンツマーケティングの高度化
画像生成 - DALL·E
- DeepArt
- デザインプロセスの加速
- カスタムイラストの生成
音声生成 - 音声合成システム
- オーディオブックの生成
- バーチャルアシスタントの人間らしさの向上
- アクセシビリティの改善
動画生成 - 深層学習に基づく動画編集
- バーチャルリアリティコンテンツ
- エンターテインメントコンテンツの革新
- トレーニングとシミュレーションの高度化

言語生成

言語生成AIは、ChatGPTのようなツールを通じて、自動的にテキストを生成する能力を持ちます。
これはカスタマーサポートでのFAQ回答の自動化や、マーケティングコンテンツの作成に革命をもたらしています。

画像生成

画像生成AIは、ユーザーが簡単な指示を出すだけでカスタマイズされた画像やアートワークを生成する能力を持っています。これにより、デザインプロセスが加速され、創造性が促進されます。

音声生成

音声生成AIは、テキストから自然な音声を生成することができます。これはバーチャルアシスタントをより人間らしく聞こえさせたり、視覚障害者向けのコンテンツアクセシビリティを向上させるのに役立ちます。

動画生成

動画生成AIは、カスタマイズされた動画コンテンツの自動生成を可能にします。これはエンターテインメント産業や教育トレーニングプログラムに新たな可能性を開きます。

生成AIのこれらの側面は、DXを推進する上で企業が直面する多くの課題に対処するための革新的なソリューションを提供します。それぞれのモードは特定のニーズに対応し、ビジネスプロセスの効率化、顧客エンゲージメントの向上、そして新しいビジネスモデルの創出を可能にします。

クラウドコンピューティング

クラウドコンピューティングは、インターネットを通じて必要に応じてコンピュータリソースにアクセスできる技術です。これにより、企業は物理的なインフラストラクチャへの投資を削減し、スケーラビリティと柔軟性を向上させることができます。クラウド環境では、ソフトウェアやサービスをリモートで利用し、どこからでもデータにアクセスすることが可能になります。

また、クラウドサービスは、ストレージサービス、コンピューティングパワー、データベース管理などの形で提供されており、これらは企業が大規模なITプロジェクトを迅速かつ柔軟に展開するための基盤を提供します。具体的にはAWSAzureなどのクラウドサービスが多く利用されます。
クラウドのイメージ画像

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RPA(Robotic Process Automation)

RPA(Robotic Process Automation)は、ソフトウェアロボットを使用して、人が行う定型的な作業を自動化する技術です。RPAは特に業務プロセスの自動化に焦点を当てており、データ入力、フォーム処理、レポート生成などを自動で実行できます。
業務効率を大幅に向上させる一方で、従業員がより戦略的な業務に注力できるようになるため、全体的な生産性の向上に寄与します。また、RPAは低コストで高効率なため、多くの企業がRPAを導入し、業務の効率化と精度の向上を図っています。

ブロックチェーン

DXにおいて、ブロックチェーン技術は革新的な役割を果たしています。ブロックチェーンは、データの不変性と透明性を提供し、企業がプロセスを効率化し信頼性を高めることを可能にします。

例えば、サプライチェーン管理において、ブロックチェーンを活用することで、製品の原材料から最終消費者に至るまでの全過程を追跡し、偽造や不正を防ぐことが可能になります。また、スマートコントラクトを用いることで、契約の自動実行が可能となり、取引コストの削減やビジネスの迅速化が実現します。

このように、ブロックチェーンはDXの推進において、透明性、セキュリティ、効率性の向上に寄与し、多様な業界でのイノベーションを加速しています。

代表的なブロックチェーンの種類一覧

ブロックチェーン 発表年 主な特徴 主な用途
Bitcoin 2009 最初の暗号通貨、分散型台帳技術 通貨、価値の保存
Ethereum 2015 スマートコントラクト、分散型アプリケーション(DApps)のサポート 分散型ファイナンス(DeFi)、NFT
Ripple (XRP Ledger) 2012 低コストの国際送金、高速なトランザクション処理 金融機関による国際送金
Litecoin 2011 Bitcoinに似ているが、高速なトランザクション処理 通貨、より速いトランザクション
Cardano 2017 科学的アプローチとピアレビュー、高いスケーラビリティ 持続可能なDApps、スマートコントラクト
Polkadot 2020 ヘテロジニアスなブロックチェーン間の相互運用性 ブロックチェーン間の相互運用、DApps
Binance Smart Chain 2020 低手数料、高スループット、Ethereumとの互換性 DeFiアプリケーション、DApps

XR

XR(拡張現実・仮想現実)は、デジタルトランスフォーメーションの中核として急速に注目を集めています。XR技術を活用することで、リアルとバーチャルの境界が曖昧になり、より没入型の体験が可能になります。

教育分野では、XRを用いたトレーニングプログラムが実践的なスキル習得を促進し、学習効果を高めています。また、小売業界では、バーチャルストアを通じて、顧客が商品を3Dで体験し、購入前に詳細な情報を得られるようになりました。
さらに、遠隔医療においても、XRを利用することで、医師が遠隔地の患者を診察し、より効果的な治療を提供できるようになります。XRは、現実世界とデジタル世界の融合を促進し、多様な分野でのDXを加速させています。

XR,AR領域で今注目なのはApple vision proが注目を浴びています。今後もメタバース領域やさまざまな分野での活用が期待されます。


5G

5G技術は、デジタルトランスフォーメーションの基盤として、その高速性、低遅延、大容量接続がビジネスや社会に革命をもたらしています。5Gの展開により、IoTデバイスの普及が加速し、スマートシティやスマートファクトリーの構築が現実のものとなります。

例えば、5Gを活用することで、リアルタイムデータの収集と分析が可能になり、都市の交通システムの最適化やエネルギー管理の効率化が実現します。また、製造業では、5Gの低遅延を利用した遠隔操作により、精密な製造プロセスの実現やメンテナンスの迅速化が可能になります。
さらに、5Gはヘルスケア分野においても、遠隔医療やリアルタイムの健康モニタリングを強化し、より質の高い医療を提供します。

その他のDX技術: サイバーセキュリティなど

サイバーセキュリティ技術の向上は企業がデジタル危機を回避し、データのプライバシーとセキュリティを保つ上で不可欠です。これ以外にも、ブロックチェーン、エッジコンピューティング、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)などが注目されており、それぞれがDXにおいて重要な役割を果たしています。


このように、DXを支える技術領域は広範にわたります。これらの技術が企業のデジタル変革をどう支援し、効率性や市場競争力をどのように高めるかを把握することが重要です。
企業は、これらの技術を戦略的に活用し、最大の利益を得る計画を策定する必要があります。

さらに、これらの技術は単独で機能するだけではなく、互いに補完し合うことでより大きな効果を発揮する点も考慮する必要があります。


DXの推進事例

DXを実現するためには理論だけでなく、実際に成功した事例からの学びが不可欠です。
このセクションでは、国内外のさまざまな業界でDXがどのように推進され、それが企業にどのような変化をもたらしたかを検証します。

  • (株)Liquid
    開発された生体認証システムは、人工知能を活用して指紋での個人認証を可能にし、訪日観光客の本人確認や決済を指紋のみで行う実証をプリンスホテル等と連携して実施。認証速度は0.05秒で、誤認リスクは極めて低いと報告されている。

  • ルートレックネットワークス
    明治大学と共同で点滴栽培の水や液肥を最適に制御する農業システムを開発。ハウス栽培で収穫量25~30%増、作業時間90%削減を達成。露地栽培への拡大とグローバル展開を目指している。
    https://www.routrek.co.jp/news/220426-ai-fertilization/

  • 株式会社aba
    パラマウントベッドと共同で排泄検知システムを開発。におい成分から排泄を検知し、介護者に通知、介護負担の軽減と被介護者のQOL向上を実現。
    株式会社aba


DX人材の育成

DXを推進するためには適切な技術の選定と導入が必要ですが、それを活用し、革新を推進する人材が不可欠です。デジタル化が進む現代において、企業は適切なスキルを持つ人材を育成し、確保することが重要な戦略となります。

本セクションでは、DXを牽引するデジタル人材とは何か、そして企業がどのようにしてそのような人材を育成し、魅力的なキャリアパスを提供していくべきかについて考察します。また、持続的な学習文化の構築や、従業員のデジタルスキル向上への投資の重要性についても議論します。

人材育成のポイント

効果的なデジタル人材育成のためには、従業員が新しい技術を学び、適応するための環境を整備することが必要です。これには、継続的な教育プログラムの提供、メンターシップやコーチングの機会の提供、そして実際のプロジェクトを通じた実践的な経験の提供が含まれます。

また、従業員が自身のキャリアパスに合わせてスキルを選んだ上で学べるように、柔軟かつカスタマイズ可能な学習コンテンツが重要になります。企業がデジタル人材を育成することで、イノベーションを推進し将来的なビジネスの成長を支える要となるでしょう。

【関連記事】
DX人材育成のポイント:企業の成功事例を交えてわかりやすく解説


まとめと今後の展望

この記事では、DXに必要な技術とその活用事例を通じて、企業がデジタルトランスフォーメーションを実現するための多様なアプローチを紹介しました。IoT、ビッグデータ、AI、クラウドコンピューティング、RPAなど、これらの先進技術は企業に新たな可能性をもたらし、業務効率の向上、顧客満足度の向上、新規ビジネス機会の創出を支援しています。
また、DXの成功のためには、これらの技術を理解し、活用することができるデジタル人材の育成が重要であることが明らかになりました。

今後の展望として、技術の進化は止まることなく、企業は更なる自動化、効率化、そして顧客体験の改善を求めて新しい技術を探求し続けるでしょう。5G、エッジコンピューティング、ブロックチェーン、VR/ARなどの技術も、DXの範囲を広げ、企業が未来に向けた戦略を構築する上で重要な役割を果たす可能性があります。

企業はこの急速な変化に対応するため、適切な技術投資と人材育成により、持続可能で競争力のあるビジネスを構築する必要があります。

引用:IT施策の動向について、経済産業省

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監修者

坂本 将磨

Microsoft AIパートナー、LinkX Japan代表。東京工業大学大学院で技術経営修士取得、研究領域:自然言語処理、金融工学。NHK放送技術研究所でAI、ブロックチェーン研究に従事。学会発表、国際ジャーナル投稿、経営情報学会全国研究発表大会にて優秀賞受賞。シンガポールでのIT、Web3事業の創業と経営を経て、LinkX Japan株式会社を創業。

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